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お年玉、親戚の子に3000円あげたのに我が子には1000円でモヤッ。お年玉、みんなはどうしてる?親子でお金のことを考える機会にしてと専門家

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お金のお祝いギフトを手和バッグ。
Kana Design Image/gettyimages

お正月が近づき、自分の子どもや親戚の子へあげる「お年玉」の金額に悩んでいたりしませんか?「たまひよ」アプリユーザーへのアンケートで「お年玉」の相場やみんなの「お年玉にまつわるエピソード」を調査。
そして、ファイナンシャルプランナー菅原直子さんに、子どもがお年玉を上手に使うために親子で考えたいことについて伺いました。

お年玉の相場は!?

親戚の子へお年玉をあげている人へ、ひとりいくらくらいあげているかを聞いたところ、
1位 ~1000円 34.0%
2位 3000円 32.4%
3位 5000円 20.2%
で、~5000円が80%以上となりました。
ちなみに、10000円以上あげている人は4.2%でした。

子どもの年齢によるかもしれませんが、親戚の子へのお年玉の相場は5000円以内のようです。

びっくり!モヤッ! もらったお年玉の金額とその使い道は?

お年玉にまつわるエピソードを聞いてみました。

■もらったお金は子ども名義で貯金
「お年玉は3000円。我が家では、お年玉は子ども名義の口座で貯金しています。でも、どうしても1人目の方が多くもらってしまうので、こっそり下の子へは補填しています。こればっかりはしょうがないかなーと思いますが…」(玄米茶)

■手紙に萎えた!
「子どもへもらったお年玉は嬉しかったのですが、『育児はこうしろ!』と言う手紙が一緒入っていて萎えました…」(じん)

■奮発したつもりが、少ないと言われて
「夫と一緒にお年玉を渡した時に、目の前でポチ袋からお金を取り出し『すくなーい!』と言われました…笑。7歳の子に3000円はかなり奮発したつもりだったので驚きました(笑)」(わらび)

■渡す金額に悩むことも
「まだ小さいのでひとり1000円。でも、一人っ子に対してきょうだいがいる場合にいくら渡すか悩むことも」(sao)

■親が先に手を出したことにモヤモヤ
「いただくのはおもちゃが多く、うちの子はお金をまだもらったことがありません。ただ、親戚の子どもにお年玉を受け取って欲しくて、子どもに渡そうとしたら親が先に手を出したことが…。せめてその後でいいから持たせてやってもよかったのでは? と思いました」(またたび)

■モヤっとすることも
「お年玉もらいに来たと言われるとモヤッとします(笑)」(ちびママ)

■金額を統一することに
「自分のきょうだいの子どもに渡した金額と、うちの子に渡された金額が一緒じゃなかったときに、んー?と少しモヤっとしますね。同じ子ども3人で1人1000円いただいたときと、こっちは弟の子ども3人に1人3000円渡したことがあったので、それからは統一して1000円になりました(笑)」(まなみん)

■金額が多くてびっくり
「1歳の息子に、お年玉として1万円ももらってしまったこと」(あすたん)

■伝えずに大失敗!
「クリスマスプレゼントとお年玉を一緒に送ったところ、手紙・お年玉に気づかれず捨てられたことがあります。事前に伝えておけばよかったと思いました」(ずんだ)

もらったお金の大切さを親子で考えるきっかけに

お年玉の金額の決め方と、お子さん自身がお年玉を貯めるだけでなく、上手に使うためのアドバイスをファイナンシャルプランナーの菅原直子さんにアドバイスいただきました。

「子どもにとってのお年玉は、普段のおこづかいよりも一桁も二桁も大きな現金をもらえる一大イベントです。もらえる金額に注目してしまいがちで、小学生にもなれば友だちと金額を比べあって、喜んだりがっかりしたりします。

親としては、金額に振り回されることなく、お年玉を誰がどのような理由でくれるのかを伝えてあげましょう。

お年玉をくれるのは、親戚がほとんどでしょう。大人には大人の付き合いがあるので義理でお年玉を渡している可能性もありますが、『かわいい親戚の子』という意味合いもあるはずです。

あなたを大切に思う人が、その人が大切にしているお金をくれるのだから、もらったお金は大切にしようね、と伝えてほしいと思います。

ママの声にもあるように、お金の価値もわからない幼い子に祖父母が1万円札を包んでくれることも珍しくありませんが、その気持ちをいずれ子どもに伝えてあげればいいだけのこと。子ども自身が分かる年齢になるまでは子ども名義の通帳にしまっておきましょう。

お金を大切にするというのは、大人から見た無駄遣いをするなということではありません。子どもなりに大事に使えばいいのです。おこづかいと同様、子どもがいずれ大人になったときに上手にお金と付き合うための練習道具の一つと考えて、くれた相手の気持ちにも思いをはせながら、子どもの欲しいものを買ったり、将来に備えて貯金したりということを一緒に考えてあげてください」(菅原直子さん)

今後、電子マネーでの買い物が多くなり、現金をやり取りする機会はお正月くらいになってしまうかもしれません。お年玉を、お金について親子で考えるいいきっかけにできるといいですね。
(取材・文/酒井範子)

菅原直子さん

PROFILE)
ファイナンシャル・プランナー。外資系生命保険会社の勤務・代理店を経て1997年FP資格取得・独立。わが子の成長にあわせて教育資金関連に注力し、各地の高校で保護者・生徒向けの進学費用に関する講演多数。現在は子育て世帯からの教育費を中心とした家計相談に加え、高齢者や独立しない子どものいる家族のライフプラン相談も。「働けない子どものお金を考える会」「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年8月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数238人)
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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