3児のママ・藤本美貴。夫・庄司智春とは結婚16年を迎え、ラブラブ感は減りつつもお互いの理解度は年々アップ。休みの日は夫婦一緒に
12歳・8歳・5歳の3人のママとして忙しい日々を送りながら、ママタレントとしては連日テレビに引っ張りだこの、藤本美貴さん。最近では、夫・庄司智春さんとの夫婦共演も増え、仲むつまじい夫婦の様子が画面越しに伝わってきます。今回は、仲良しでいるために夫婦で大切にしていることや、お子さんたちとの日常、家で作るお料理について聞きました。
家族の関係性は、今が一番いい形。さらに、それが日々更新されている!
――夫婦で普段から、悩みや本音を話すことはあるんですか?
藤本さん(以下敬称略) 私たちは、普段からなんでも話します。でも、何かをきちんと伝えたいときや、改善してもらいたいことがあるときは、タイミングをよく見計らって話すようにしています。
私は常々、夫婦関係においても何かを伝えたいときには、上司にプレゼンを通すのと同じような感覚で話すのがいいんじゃないかと思っているんです。だって、上司の機嫌が悪いときに、わざわざ自分のプレゼンを通しにいっても、それってなかなか難しいじゃないですか。
だからまずは、自分からのアクションのゴールは何かというのを考えます。もし、「言いたい」ことがゴールであれば、いつ伝えてもいいと思うのですが、「このプレゼンを通したい」がゴールだったら、通りやすいタイミングで伝えたほうがいいですよね。
だから、庄司さんがしゃべっているトーンとか、返事をしている顔を見て、「今だったら聞き入れてくれそうだな」とか「あ、今日は元気じゃないな」と、相手の状態を判断して、大丈夫そうなら伝えるようにしています。まあ、庄司さんはだいたいのことは受け入れてくれるんですけどね(笑)
――YouTubeでの夫婦の掛け合いが微笑ましいです。家でもあんな感じですか?
藤本 本当に、家でもあのまんまです(笑)。私にとって庄司さんは友だちであり、恋人であり、夫であり、そして子どもたちのお父さんでもあるんですよ。休みの日は夫婦一緒に出かけることも多いので、友だちがいなくても事足りてしまうんです(笑)
結婚して16年経って、もちろんラブラブ具合は変わりましたけど、庄司家としての“チーム感”は強まっているように思います。それから年月とともに、お互いの理解度も深まっているんじゃないかなと。
チーム感は、子どもの人数が増えていけばいくほど、強まってきました。子どもが多いと、チームで戦っていかないと日々の生活が成り立たないんですよ。たとえば、夕食作りも子どもたちに手伝ってもらったり。それによって、個々の力も強くなっていっていると感じています。
――夫婦げんかをすることはありますか?
藤本 最近はあまりしなくなりましたが、以前は大きなけんかをすると、庄司さんが家出をしちゃうこともありました(笑)。ただ私たちの場合、最終的に何もなかったかのように振る舞うのではなくて、「ここが嫌だったからこうしたい」としっかり話し合いをするようにしているんです。それで、最後はお互いに「ごめんね」と言って仲直りをする感じです。
今は子どもが3人いて、日々バタバタしているので、けんかをする暇もないんです。けんかしている暇があったら、洗濯物をたたみたい!みたいな(笑)
今が、家族の形としては一番いいなと思うし、それが日々更新されていると感じます。
――家ではどんなパパですか?
藤本 庄司さんは、いざというときには、私と子どもたちの間に入って動いてくれます。た
とえば、子どもたちと料理をしているときに、私の指示がうまく子どもに伝わらないことが
あるんです。そういうときに、パイプ役になってくれるのが庄司さんです。
あとは、私が息子に「クソババア」と言われたことがあって。そのとき、私は何も言わなかったんですけど、庄司さんが息子に、「誰に向かって言ってんだよ!」と言って、しっかりと叱ってくれていました。わが家は、こういう構図でうまくいっているかなと思います。
タフが取り柄で何も考えてこなかった30代。これからは少しでも健康に目を向けて。
――今年で40歳という節目を迎えましたが、今後はどんなふうに過ごしていきたいですか?
藤本 これから、更年期がやってくるなど、体の不調もちょこちょこ出てくるだろうな…とおびえつつも、とりあえず今はとくに不調もないので、将来に向けて少しでも健康でいたいと思っているところです。
健康的な食事は心がけていますね。あと、スクワットやウォーキングも適度にやっています。運動をがっつりやって痩せたいというよりは、健康でいるために、やれることをやっていきたいという感じです。
今までの私って、健康のこともあまり考えてこなかったし、とくに何もしなくても元気だったんです。もともと、すごくタフなほうなので。でも40歳という節目を迎えて、年齢的にこれからは考えていかないといけない時期に入ったんだろうなと思います。
――美容については、普段から気を使っていますか?
藤本 私、スキンケアに時間をかけない主義なんです(笑)。クレンジングでメイクを落として、化粧水と乳液で最低限のスキンケアをやる感じです。あまりにもやらなさすぎて、先日ご一緒した美容家さんに、「藤本さんの場合は、どんな商品がいいとかは置いておいて、とにかく日焼け止めだけは塗ってください!」と半分呆れられてしまうぐらいです(笑)
シートパックもたくさんいただくので、たま〜に、思い出したときにつける程度ですね。シートマスクも、これ1枚でスキンケアが完了するようなオールインワンタイプや、短時間だけつければいいというものだったら、やってもいいかなというぐらい。スキンケアをプラスするのではなくて、シートマスクをしている間に歯を磨くとか、時短につながるならやってもいいかなと思いますね。
休みの日は夫婦で料理をすることも。程よい手抜きは“彩り”がポイント!
――庄司さんと一緒に料理をすることはありますか?
藤本 休みの日で時間に余裕があるときは、たまに2人で料理をすることもありますが、だいたいはどちらかがやるという感じです。2人でキッチンに立つと、逆に時間がかかったりするじゃないですか(笑)
だいたいは、私が料理を作ることが多くて、その間に庄司さんは宿題を見てくれたりと、子どものことをしてくれることが多いです。ただ、私が仕事でいないときは、庄司さんが料理や洗濯などもしてくれます。
――Instagramでも、料理の写真を投稿していますね。庄司家では、思い出の味ってあるんですか?
藤本 よく作るのは、鶏肉を揚げ焼きのような感じにして、甘酸っぱいソースに絡めた料理。これは子どもたちが大好きなので、よく作っていますね。わが家は、鶏肉を使った料理が多いと思います。
私の料理は、とくにどこかで教えてもらったわけではないんですが、母の味がベースになっているのかもしれないです。毎日作る料理は、そのときに何が食べたいか、何が不足しているかというのを考えて、自分でアレンジして作っています。
――毎日の食事で気をつけていることや、忙しい日々でも料理を楽しむコツはありますか?
藤本 子どもたちには、バランスのいい食事を食べさせたいなと思って、毎日作っています。それと、私たち夫婦の仕事柄、毎日家族一緒に食べられるわけではないんですが、家族がそろう日には、できるだけ一緒に食べるようにしていますね。
料理は、子どもたちにもできることを手伝ってもらうことも。長男は包丁が使えるので、「この野菜をこのぐらいのサイズに切って、ここに入れてね」と伝えると、その通りにやってくれるんですよ。お店ではないので、そんなにきれいに切れていなくてもいいですし。
程よく手抜きもします。食卓にはフライパンのまま、バットのまま、ボウルのままで食卓へ(笑)。でもそのときに、いろいろな野菜を入れるようにすると、自然と彩りよく仕上がるんですよ。
お話・写真提供/藤本美貴さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部
夫婦の時間、家族の時間を大切にしている藤本さん。ご自身は40歳という節目を迎えて、子育てで忙しい日々の中でも、少しずつ健康にも気を遣うようになってきたと言います。そして、夫婦仲良しの秘訣は、伝えるタイミングと、きちんと自分の気持ちを伝えること。藤本さんと庄司さん、3人の子どもたちと“チーム庄司家”も、日々進化しているようです。
藤本美貴さん(ふじもとみき)
PROFILE
タレント。1985年生まれ。北海道滝川市出身。2002年ソロ歌手としてデビュー。現在は3 児のママタレントとして活躍。日々の子育てと芸能のお仕事に加え、YouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」も大人気。子育て動画から仲むつまじい夫婦動画、そしてミキティ人生相談まで、多岐にわたる動画配信を行う。夫でお笑いタレントの庄司智春さんとともに「ミキティダイニング」(フジテレビ)MCを務める。
ミキティ&庄司がMCをつとめる『ミキティダイニング』が3カ月ぶりに復活!
藤本美貴さんと庄司さん夫婦が、ゲストと一緒にプライベートトークを深掘りしながら、料理をしていく料理バラエティ。2024年11月から4回にわたり放送された本番組は、地上波に夫婦2人でMCとして出演するのは初めてということもあり、「2人の掛け合いが面白い」「ほほえましくて和む番組」などと話題に。今回も全4回の放送となり、“一流料理人の考案レシピをベース”にした番組オリジナルのスペシャルなレシピを完成させていきます。
次回放送予定
5月24日(土) AM10時25分~11時 ゲスト・北山宏光さん
●記事の内容は2025年5月の情報で、現在と異なる場合があります。