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離乳食、不足すると発達や骨の成長に影響が出ることも…。特に不足しがちな栄養素とは?【専門家監修】

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離乳食を食べる赤ちゃん
kuppa_rock/gettyimages

離乳食は7~8カ月ごろから栄養バランスを考え始め、3回食になるころには、さらに意識しましょう。とくに鉄・カルシウムは、積極的に取り入れたい栄養素です。鉄が不足した状態が続くと鉄欠乏性貧血になるリスクが高まり、発達に遅れが見られることが。またカルシウムが不足すると、骨の成長に影響が出る可能性があります。

離乳食で鉄やカルシウムをとらせたい、と考えるママやパパは多い一方、鉄がとれるメニューがわからない、マンネリになる、という声もよく聞かれます。そこで離乳後期&離乳完了期に使える食材を使った、手軽に鉄をとるコツをご紹介します。

急速に成長する生後8カ月~2才ごろは、鉄欠乏性貧血の発症リスクが高まります

鉄が欠乏すると赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)が少なくなり、鉄欠乏性貧血になります。この貧血が続くと、心身の発達に影響が出ることも。とくに生後8カ月~2才ごろは、生まれたときにママからもらった鉄分の蓄えが減っていくタイミングと、急速に成長する時期が重なるため、相対的に鉄が不足しがちに。鉄欠乏性貧血の発症リスクが高まります。食べられる食材が増える離乳後期ごろから、積極的に鉄を補給できるようにするといいですね。

鉄欠乏性貧血は、赤ちゃんの顔色が悪くて気づくことが多いですが、症状が出ないことも多いので、注意が必要です。心配なときは小児科で相談しましょう。

鉄を多く含む食材を混ぜたりトッピングしたりするだけ。簡単に鉄の摂取量が増やせます!

離乳食に混ぜたりトッピングするのがおすすめな、鉄が豊富な食材

しらす干し
焼きのり
削り節
きな粉
すりごま
青のり
ひきわり納豆
刻んだえのきだけ、しめじ
刻んだわかめ

鉄は日本人が不足しやすいミネラルの一つで、乳児期には脳などの中枢神経の発達に大切な栄養素です。鉄を多く含む食材は、赤身の肉・魚、小魚、卵黄、豆類、緑の野菜など。これらを意識してメニューに取り入れるだけでなく、手軽に使える鉄を多く含む食材を常備しておき、離乳食に混ぜたり、トッピングすれば、簡単に鉄の摂取量がアップできます。

たとえば、軟飯で作った一口大のおにぎりにきな粉をまぶすだけで、鉄強化のおにぎりが完成。きな粉の代わりに、青のりや削り節、すりごまなどをまぶすのもおすすめです。おにぎりには、しらす干しを混ぜ込むのもいいですね。また、鉄が豊富な数種類の食材を、おかゆに混ぜたりトッピング。ゆでて刻んだえのきだけやしめじをおかゆに混ぜ、ひき割り納豆、しらす干し、のりをプラスすると、簡単に鉄強化のおかゆが出来上がります。鉄は食事からであればとりすぎるということはないので、いろいろ食材を変えて鉄強化メニューを作ってみてください。

監修/中村美穂先生(管理栄養士)

監修/くぼしまこどもクリニック院長 久保嶋慎二先生 撮影/武井メグミ 取材・文/ひよこクラブ編集部

【くぼしまこどもクリニックPROFILE】
くぼしまこどもクリニックでは、診療と連携して、管理栄養士の中村美穂先生が子どもの食に関する悩みにこたえる離乳食教室を開催。解決策がとても具体的かつ実践しやすいと好評。
くぼしまこどもクリニック

8・9カ月ごろからの離乳食で大切なことは、栄養バランスを考えて献立作りをすること。とくに不足しがちな鉄と、成長期に欠かせないカルシウムを意識することが大切。ちょっとしたコツで摂取量を増やせるので、ぜひためしてみてください。

参考/『後期のひよこクラブ』2023年 冬号 別冊付録「9カ月から1才代の離乳食お悩み解決BOOK」

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

『後期のひよこクラブ』2023年冬号には、「9カ月から1才代の離乳食お悩み解決BOOK」別冊付録があります。離乳後期、離乳完了期のそれぞれの1週間の献立カレンダーや、簡単に作れるレシピをたくさん掲載。また、小児科医と管理栄養士によるアドバイスが掲載された「お悩み相談室」のページは必見。離乳後期、離乳完了期のすべてがわかってラクになる、盛りだくさんの1冊です。

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