むすめ初のスマホゲット!初日からkindleとNetflix!【御手洗直子のコマダム日記 #160】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#160
今回はこどものスマホにまつわるお話です。
時代
とうとうむすめ(小4)がスマホをゲットした。といっても回線がつながっておらず、家でWi-Fiを利用するだけの端末としてのスマホである。しかしむすめ、ちゃんと回線がつながっているキッズケータイも持っているため、まさかの2台持ちなのである。ヒィ~~、私より位が高い~~~!
このスマホ端末、2号(二女)のキッズケータイの契約の時にたぶんお店のノルマ的な何かで『頼むから持っていってくれ(意訳)』的な事を言われて買ってきた(0円)らしく、スマホをタダ配りしなければならないノルマとは一体…と思ったのであった。ねじれ現象がひどい。どういうことだってばよ。
見せてもらうと、どっちかといえばシニア用なのか?というようなでっかいボタンのショートカットアイコンがすでにホームに並んでいる仕様で、小学生が初めて使うスマホとしても便利でありがたいという感じである。むすめはもらったその日から写真を撮ったりベッドでネットフリックスを見たりkindleで漫画を読んでいたのだが、小学生でありながらイマドキの若人の完成形を得すぎである。
ネットでの検索の仕方を教えると、しばらくはアザラシの赤ちゃんの画像などを検索していたようだが、漢字の宿題をしながら自分で漢字辞書を検索していてエッすごい。と思ってしまった。むすめも『こんなに単語がいっぱい出てくる~~!』とその便利さに感動していた。というか私が小学生の頃は学校で漢字辞書とか国語の辞書の使い方を習った気がするのだが、今はやっていないのであろうか…?それどころか今の子は今後紙の辞書を手に取ることもなく検索して語句の意味を調べるんだね…?!と思うと、じ、時代~~~!という感じなのであった。母や祖母が私たちにやたらと『お母さんたちの時代はね…』と言い聞かせてきていた意味がよくわかる。お母さんが小学生の頃は、紙の辞書で引いてたけど、今の子ってもしかして一生紙の辞書を開かない可能性があるの…?学校でやらないの…???!
『ガリ版印刷とか、やったことない…』(私がかつて母に返したセリフ)
ファミコンをやっていた我々は当時『お母さんが子どもの時はこんなのなかったからねえ…』と言われまくっていたのだが、むすめにも『お母さんが子どもの時はこんなのなかったからなあ…』という気持ちでいっぱいである。孫の代ではどうなっているのであろうか。時代を痛感するのであった。(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko