過去の自分にメールを送るなら?未来は違った?

●1月23日は「電子メールの日」
「1(いい)」「23(ふみ)」(いい文・E文)の語呂合せから、電子メッセージング協議会(現在のEジャパン協議会)が、1994年に制定しました。
元々毎月23日は「文の日」だったのですが、「eメール」の「e」を「1」とかけて、1月23日が電子メールの日となりました。
過去の自分に1通だけメールを送れるなら?
手紙で気持ちをやり取りしていた時代から、ほんの数十年しかたたずにメールが浸透しました。パソコンやスマートフォンで、世界中のどこにでもメールが送れるなんてSF映画でしか見たことがなかったシーンなのに。このままだと、過去にも、未来にもメールが送れる日がくるかもしれませんね。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、そんなメールの話題が出ています。
「過去の自分に1通だけメールを送れるなら?」
あなたは、どんなメールを送りますか?
「『長男を生んだばかりの10年前の私へ
もうつわりもないし元気なはずだよね? できるだけおじいちゃんに会いに行ってください。赤ちゃんが心配なんて言わずに、実家に預けて病院行けるよね?』
今でも、何でもっともっと亡くなった祖父の病院に会いに行かなかったのかと後悔しています」
「『10日前の私へ
なんとしても病院にいる母親に会いに行って! 渋滞してるから、子どものごはんが遅くなるから、また次の休みに会いに行けばいいやじゃないよ。結局会わないで、その2日後に急に亡くなっちゃうよ』
たった10日ほど前のことですけど大後悔です(泣)」
愛する人の最期に会えなかった後悔。読んでいて胸が痛くなりました。
「『24歳の私へ
この男と結婚するな! 早まるな! ほかにも男は35億人いるぞ!』」
「『新婚旅行前の私へ
結婚式までのダイエット、頑張ったよね。がまんした分、食べまくろうとしているよね。私はどんなに食べても○キロ以上になることはないと信じているよね? よ~く聞いて。○キロなんてかる~く超えるから。食べたら食べただけ太るから!』」
たぶんこのメールを過去の自分がもらっても、食欲に勝つ自信はありません…。
「『10日前の私へ
今日コストコで買ったプルコギビーフを、今すぐ小分け冷凍しなさい! まだ大丈夫、もうちょい使ってからって言ってるうちに、忙しくなって、冷凍し忘れるよ! 賞味期限が切れて廃棄するハメになるよ!』」
耳が痛いです…
「『15年前の私へ
そのチャイムは宅配便じゃない! 悪徳業者だ! 出ちゃイカン!!!』」
怖い…。この人はいったい何に騙されたのでしょう?
「『リーマンショック前の私へ。
株、投資を今すぐやめなさい! 5年後には1000万以上失いますよ』
今、必死に働いています(涙)」
1000万円…っ!ご愁傷さまでした…。
「『不妊治療で焦っていた3年間の自分へ
高齢出産だって大丈夫! 一番いいタイミングで、一番私に合う子がきてくれるよ』
と、教えられたらあんなに辛くなかったのに」
不妊治療中はネガティブな気持ちになることもありますよね。希望が見えていたら、どんなに気持ちが楽になることか。
最後に、
「『下の子が生まれたばかりの私へ
0才児と比べたらすごく大きく見えるよね。こんなことぐらいできるでしょって思っちゃうよね。ダダこねて、ママを独占しようと困らせて…。ただ泣いておっぱい飲んで寝るだけの赤ちゃんといる方がどんなに楽かと思っちゃうよね。
でも、生まれてから3年しか経ってないんだよ。3年前から今まで、あっという間だったでしょう? これから先の3年は、もっとずっと速く過ぎていくんだよ。
だから、今。もっと褒めて、もっと上の子を見て、もっともっと抱っこしてあげてね。毎日毎日べったりでうんざりだし、気が狂いそうなのも知ってる。だけど、でも、それでも、今しかないんだよ』」
子育ての最中は、目の前の大変さしか見えず大切なことを見失ってしまいがちに。
どんなに文明が進化しても、過去の自分にメールは出せないけれど、10年後、5年後、1年後、そして1日後、後悔しないために今何をすべきか考える時間を作るといいかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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