1歳で新しい体験をすると脳が発達する…? 未来の可能性を広げる6つの体験とは?
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1歳の子どもたちは好奇心に満ちあふれていて、可能性は無限大です。できることがどんどん増えていく今、これまでよりもっと広い世界にふれさせ、たくさんの新しい体験をさせることで、未来の可能性をぐんと広げていきましょう。
新しい体験をさせることが脳の発達をうながす
人間の脳は、脳内にある神経細胞をつなぐ「シナプス」の数が増えていくことで、たくさんの情報をスムーズに伝達できるようになります。より多くのシナプスを作り、強化していくには、子どもが楽しいと思える体験ができる機会を増やし、脳にたくさんのよい刺激を与えることが大切です。
好奇心いっぱいの1歳頃に、さまざまな新しい体験をさせて脳の発達を促すことは、未来の可能性を大きく広げることにつながるといえるでしょう。
1歳の未来の可能性を広げる6つの体験とは?
未来の可能性を広げるには、1歳のうちにやっておきたい体験にバランスよく取り組むことが大切です。日常生活や遊びの中で、次の6つの体験ができるように意識していきましょう。
1.手指をたっぷり使う体験
手指の器用さが増していく1歳の子どもたち。子どもは五感からの刺激を通じて物事を学んでいくので、手指をたっぷり使って、たたく、つかむ、押す、積む、つまむ、回す、型にはめるといった体験をすることは、考える力を育むための基礎になります。
2.言葉にたっぷりふれる体験
1歳は、言語能力が急激に伸びる時期です。さまざまな言葉の表現にたっぷりふれることで、豊かな語彙力や表現力が身についていきます。動物、食べ物、乗り物など、好きなテーマのものの名前にふれると、「その言葉を使ってみたい」と思う気持ちを育むことができます。絵本を読んだり、身近な言葉や表現が含まれている歌を聞いて楽しんだりすることも、語彙力や表現力の向上につながります。
3.リズムに合わせて体を動かす体験
リズムや音楽に合わせて楽しく体を動かすことは、身体能力やリズム感・音感を育むために大切な体験です。「揺れる」「そっと倒れる」といったバランスを取る動きから始め、「手をたたく」「手を握る・開く」といった手を使う動き、「歩く」「走る」といった場所を移動する動き、「伸びる・縮む」「跳ぶ」といったその場でできる動きといった順で取り組むと、無理なく動きのバリエーションを増やしていくことができます。
4.自分のことは自分でする体験
「自分のことは自分でする」ということを習慣化するには、歯みがき・トイレ・手洗い・お片づけ・着替えといった身の回りのことから、遊び感覚で取り組むのがおすすめです。絵本で楽しくイメージを膨らませたり、自分を投影できるキャラクターがその行動にチャレンジする映像を見たりしておくと、「自分もやってみたい」という意欲を引き出しやすくなります。
5.身近な相手とやりとりをする体験
1歳は、自分と他人の区別がつき始める年代です。お気に入りのぬいぐるみなどを使ったごっこ遊びをして、「どうぞ」「ありがとう」といったやりとりを体験すると、相手を思いやる気持ちや共感する気持ち、コミュニケーション力などを育むことができます。
6.四季や行事にふれる体験
1歳になり、わかることが少しずつ増えていくと、おうちの外の世界にも興味を持てるようになります。日本ならではの四季や行事にふれる体験をしたり、季節の風物詩が登場する絵本や映像、歌などを楽しんだりすることは、実生活の中に新たな発見をもたらし、豊かな感性を育みます。
「子どもの未来の可能性を広げてあげたいけれど、6つの体験すべてに取り組むのは大変そう…」と困ってしまうママ・パパは、<こどもちゃれんじ ぷち>を試してみるのもおすすめです。
1歳のおたんじょうび特別号では、さまざまなしかけで手指を動かす遊びがたくさんできる「かたちあそび知育ケーキ」、歯みがきを楽しい親子時間に変える「絵本でいっしょにはみがきミラー」、しまじろうが歌で遊びを盛り上げたり、歯みがきなどに誘ったりする「歌って♪おしゃべりしまじろう」などの教材で、1歳のお子さまの可能性を広げていきます。
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6つの体験にチャレンジするときは、お子さんが楽しめているかをよく観察しながら進めることが大切です。難しすぎるようなら無理なく取り組めるレベルに調整したり、簡単で飽きてしまう場合にはちょっと難しい遊びにステップアップさせたりして、その時点のお子さまにとってぴったりの内容に取り組めるように配慮していきましょう。
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ