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わが子を不運な事故や事件から守るには…?おうちでできる安全教育を3児の保育士パパでんちゃん先生が伝授

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ロックを解除しようとしている少年
●写真はイメージです
yamasan/gettyimages

子どもが巻き込まれてしまった悲しい事故や事件。ニュースで流れるたびに胸が痛み、決して他人事ではないと不安になるママやパパも多いのではないでしょうか。日ごろから十分に気をつけているつもりでも、予期せぬタイミングでヒヤッとするような場面はありますよね。

今回は3児の保育士パパであるでんちゃん先生に、見落としがちな危険ポイントや子どもが事件や事故に巻き込まれないために親ができることを保育士目線から教えてもらいました。

<プロフィール>
でんちゃん先生
3児の保育士パパ&ベビーシッター
大学卒業後、保育職に就き、保育園・幼稚園・障害児支援施設にて10年間勤務。2021年4月より、ベビーシッター業を開始。同時期に始めた育児ノウハウを紹介するインスタグラム(@denchan_family_)では、フォロワー数4万人越えの人気インスタグラマーに。プライベートで7歳の長女、5歳の長男、3歳の二男を育てる。

登園・降園時に注意してほしい安全面の配慮

登園・降園時は車の通りが少ない道を通ったり、安全面に配慮された登園アイテムを選ぶなど、さまざまな安全対策をしているママやパパも多いのではないでしょうか。けれど、それでも見落としがちな事例が過去にあったとでんちゃん先生が教えてくれました。

「例えば、抱っこひもの装着が適切に行われずに子どもが落下したり、ベビーカーのタイヤに空気を入れすぎて破裂し、子どもがケガをしてしまったり。さらに、持ち物が重すぎて子どもの体に負担をかけてしまう事例もあります。登園・降園時の子どもたちの装着物が正しく使われているか、持ち物の重さが適正かどうかをあらためてチェックしましょう」(でんちゃん先生)。

また、保護者の車の送迎で注意したいのが、園帰りに車内に子どもを残してしまうこと。誘拐のリスクや、季節によっては熱中症になってしまうこともあるので、短時間でも子どもだけで車内に残すのは絶対にやめてほしいとでんちゃん先生はいいます。

家庭で見落としがちな事故や事件例

ほかにも、ママやパパが見落としがちな事故や事件をでんちゃん先生にたずねると、年齢別でこんな話をしてくれました。

☆0歳~2歳
「この年齢は親がそばにいることが多いと思うので、赤ちゃんや幼児が口に入れることができる小さな物や危険な物を、子どもの手が届く場所に置かないようにすることが重要です。また、転倒ややけど、溺れるなどの事故に注意し、必要に応じて安全対策を行うことが必要です。外出先でも目を離さないようにしましょう」(でんちゃん先生)。

☆3歳~6歳
「ニュースなどでも話題になることが増えていますが、プライベートゾーンについて子どもに話をしておくことはとても大切なことだと思います。のちほど詳しく話しますが、外出先で、子どもひとりでトイレに入らなくてはいけない場合(ママと男の子で出かけている場合など)、トイレの外から声をかけたり、誰かに嫌なことをされたら大きな声を出すように伝えたり、防犯ブザーを渡しておくなど、被害を事前に防ぐための対策が必要です」(でんちゃん先生)。

いつも一緒にいれば我が子を守ってあげられるのかもしれませんが、そうもいきません。では、子どもがこうした事故や事件に巻き込まれないために、家庭ではどのように安全教育をすればいいのでしょうか。

命とからだの大切さ、子どもにはこんな風に伝えてみよう!

命やからだの大切さを乳幼時期からどのように話すと、子どもにも伝わりやすいのかを年齢別で教えてもらいました。

☆0歳~2歳
「この年齢は、まだ命というものを理解することは難しいので、火や熱いものに触れると痛くなる、道路を横断するときには車に注意しなければいけないなど、身近な例や絵本を通じて、安全な行動や危険な行動について話していくといいと思います」(でんちゃん先生)。

☆3歳~6歳
「幼児期になると、言葉の理解力や認知力が向上してきます。命の大切さを伝える際には、優しさや思いやりの重要性を伝えていきましょう。例えば、植物や動物、昆虫などを実際に飼ったり育てたりすることで、命の大切さを伝えることができますよ。また、この年齢になってくると自己主張が強まり、他の人との関わりも増えます。また、自分のからだにはプライベートゾーンがあり、自分自身と自分のからだを守るためには、他の人に触られることは許されないことを教える必要があります。あわせて、適切なタッチや性的なタッチについても教え、『嫌なことや困ったときは、必ずママに教えてね』とこまめに伝えてあげるといいかと思います」(でんちゃん先生)。

もしも子どもが嫌なことを経験した場合は、「子どもの話を否定せずに話を聞いてあげてほしい」とでんちゃん先生。その際は、リラックスできる部屋など、子どもが安心して話せるような環境で話を聞いてあげることもポイントだといいます。

親にとって、子どもの心とからだの健康は何ものにも代えられない大切な宝物。ママやパパがその大切さや、身を守る方法を繰り返し伝えることで、子ども自身も自分を大切にしたいと思えるようになるのかもしれませんね。

最後に、命やからだの大切さ、プライベートゾーン、そして安全な行動について教えるためのおすすめの絵本をでんちゃん先生が紹介してくれました。ぜひこの機会に、親子で学んでみてはいかがでしょうか。

◆「いのちのおはなし」(日野原重明作)
「命」とは「時間」である。この命の時間をどう使うのかを考えさせられる、命の時間の大切さをあらためて考えさせてくれる一冊。

◆「だいじ だいじ どーこだ?」(遠見才希子作)
プライベートゾーンの話や、成長期の体の変化をわかりやすく、問いかけるように教えてくれるので、話しにくい性教育の話も親子で共有できます。

でんちゃん先生の格言

取材・文/佐藤 文子、たまひよ編集部

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年6月の情報で、現在と異なる場合があります。

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