約400人に聞いた!「やめて正解だった家事」はこれ!
家庭内の仕事は、王道ともいえる掃除や料理、洗濯のほかにも多様な種類があります。暮らしの変化や考え方によっては「これ、やらなくても大丈夫かも」といえる家事もあるのではないでしょうか。
そこで、「たまひよ」アプリユーザーに「やめてよかった家事」について聞いてみました。また時短家事アドバイザーの満月さんに「やらなくてもいい家事」や「やめても困らない方法」についてアドバイスをいただきました。
掃除機がけ、洗濯物干し、食事の片付けでの工夫が多い?
最初に、「やめてよかった」と思う家事についてみんなの声を紹介します。
「掃除機がけ。ロボット掃除機はいらないと思っていたが、ロボット掃除機が掃除している時間を家族で過ごす時間に充てられるのでよかった」(ゆうまま)
「掃除機をかける範囲ではなく『1日10分まで』と時間制限したら、だんだん効率よく掃除機をかけることができるようになりました。凝り性なので一度始めると終わらないため、時間で区切るのはかなりの時短になりました」(330)
「時短のためにルンバを購入したけど、思った以上にルンバの掃除が面倒!これならハンディ掃除機の方が楽だと思い、ルンバとお別れしました」(たかぴー)
「乾燥機を使って、洗濯物干しを少なくした」(Mint)
「洗濯物はハンガーにかけて干し、乾いたらクローゼットにそのままIN!」(mugiko)
「洗濯物を畳むことをやめました。靴下などは靴下ボックスを作ってポイ、下着類も似たような箱を作ってポイと投げ込み、洋服は極力ハンガー掛けにして畳む手間を減らしています。
また夫がひっくり返して脱いだ靴下はそのまま洗って、洗ったあとも戻すことなく、そのまま仕舞うようにしたら、だいぶラクになった気がします」(シバ)
「食器洗いは食洗機一択です! 肌が弱いのですぐに手が荒れてしまうし、食洗機が働いている間、夫婦でお茶したり、おしゃべりできたりと、とても良いです!」(な)
「食器洗いは食洗機に、洗濯物を干すのはドラム式洗濯機に、大掃除は半年に1回ハウスクリーニングを利用するようにした」(ねぎコットン)
「キッチンやトイレ、バスルームのマット類を全部撤去しました。洗う手間が省けた」(キト)
「衣替えはやめて正解だった」(みう)
「アイロンがけをやめた。ノーアイロンシャツを購入した」(マキ)
「毎日献立を考えることをやめました。今は1週間分の野菜をまとめてカットしておき、その野菜から作れるレシピを探して作ることで、野菜を無駄にすることから卒業できた」(マーチ)
「最近、ホットクックを購入しました。もともと料理が苦手なのもありますが、食材を切って入れてボタンを押すだけで料理ができあがって最高です!」(ぴぴ)
お掃除ロボットや食洗機、洗濯機の乾燥機能は、かなり多くの人が使っているようです。最後に、時短家事アドバイザーの満月さんに「やらなくてもいい家事」や「やらなくてすむシステム作り」について、お話を伺いました。
「やらなくても良い方法」を考えてみて
「いつも『家事が面倒』『つらいな』と思ったら、『気合いを入れて頑張る』のではなく、まず『それをやらなくて良い方法』を考えます。
いかに頑張らないかを考えたときに、例えば、布団を干したり、布団乾燥機をかけたり、布団に掃除機をかけたりする手間を省くために、布団はすべて洗えて乾きやすいものに変えました。
お風呂やトイレなどの掃除の手間を減らすために、スポンジでゴシゴシとこすらずにすむ洗剤に変えました。
最近やめて良かったと思ったことは、麦茶を沸かすこと。麦茶は沸かすものだと思い込んでいましたが、沸かしたり冷ましたりするのがとても手間で…。
実は沸かした麦茶よりも水道水の方が、傷みにくいらしいということを知り、水出しに変えました。
また、これは賛否あるかと思うのですが、毎日の宿題や通信教育の丸付けが負担だったので、思い切って文明の利器に任せることにしてみました。算数の宿題の丸付けは「CheckMath」というアプリを使い、通信教育はタブレットタイプに変えました。機械を使うことで負担がかなり減り、もっと早く変えるべきだったと思いました」(満月さん)
我が家も麦茶を水出しにしたら、本当にラクになりました。以前の水を沸騰させてから冷ますという方法は、水道水のカルキ臭を飛ばす意味があったようですが、ミネラルウォーターや浄水器などが広まったことで、水出し麦茶も美味しく飲めるようになりましたよね。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子)
満月さん
PROFILE
時短家事アドバイザー。2017年に家を新築するにあたり、家事や掃除をラクにする仕組みに改革。「ただただラクに暮らしたい」思いから、ずぼらでもラクにきれいにキープできる「予防掃除」を始める。Instagramでは自身が実践する予防掃除や仕組みづくりを発信するほか、仕組みづくりのスタートラインに立つための汚れの落とし方も細やかに指南し人気に。近著に『自分を休ませる家事 膨大な家しごとからしれっと解放される「最短ルート」の見つけかた』がある。Instagram(@mangetsu_kun)のフォロワーは16.5万人。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年4月の情報であり、現在と異なる場合があります。