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美容院でモヤッと。「痒いところはありますか?」「仕上がりがイマイチ問題」どうしてる?ママたちの声

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美容院でヘアドライヤーで女の子の髪を乾燥させるスタイリスト
Prostock-Studio/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーへの美容院についてアンケート結果とともに、美容院でのモヤっと体験談の解決策について鳥居りんこさんに聞いてみました。

まずは、ユーザーのアンケート結果と、美容院での体験談をご紹介します。

妊娠・出産後、美容院に行く頻度に変化はありましたか?

妊娠・出産後、約60%が「美容院に行く頻度が減った」と回答。妊娠中の体調の変化や子育てで忙しい時期はこれまで通り美容院に通うのは難しい様子が伺えます。

長年通った美容院を変えたことある?

「長年通った美容院を変えたことがある」が約65%という結果に。妊娠・出産後、なんとか時間を作って美容院に通っている状況では、通い慣れた美容院を変えるのも大変ですよね。
でも、モヤッとな体験をしたことのある人も多いよう。みんなのモヤッと体験をご紹介します。

言いたいけれどなかなか言えない…美容院でのモヤっと体験談

■タオルがズレた時
「洗髪中の、手の置き場。手をどーしたらいいんだろ…と、毎回、悩みます。あと、顔にかけるタオルがズレた時も、ホントどうすればいいのか…」(ちっち)

■髪がバシバシあたってモヤっ
「一度、口コミが良いサロンに行った時のこと。トップの髪の毛を切る際に、まぁまぁ痛いくらいの勢いで顔に髪の毛がバシバシとあたってきたことにモヤッと。次はもうあたらないよね?と思ってもバシバシきたので、下手なんだろうなと思って行くのやめました(笑)」(はるまま)

■気づいているはずなのに…
「左右でブローの仕上がりに差があり、担当美容師も気づいていたが、スルーされたことが…。伝えるのも面倒だったので、店を出たあとすぐに髪を縛りました」(めぐむ)

■自分のイメージの伝え方
「ハイライトでピンク系を入れたかったのに色見本なしに染められた時、モヤっとしました。仕上がりの色は私に合っていたのでよかったのですが、そもそもカラーのバリエーションが少ないのか、私の相談の仕方が下手だったのか…。次お願いする時は、もう少ししっかり相談しようと思いました」(ユウ)

■適当に返事
「ブローした後に仕上がりを鏡で見せてくれる時、角度が悪くて全然見えなかったけど言えず、適当に返事しました」(パン)

■要望を聞いてくれない!
「前髪をもう少し切って欲しかったのですが、乾かしたら少し短くなるからと言われ、切ってもらえなかったことにちょっとモヤっとしました」(ジャズ)

■言えない…
「カラーやカット、仕上がりに関してイメージと違ったけれど、言えなかった…」(SMR)

■放置にドキドキ
「髪を染める時、落武者みたいな状態で放置されて恥ずかしかった。それ以来、根本の髪染めはドキドキしています」(めーママ)

■勧められたシャンプーなのに…
「ベテラン美容師に勧められ、その美容院でシャンプーを購入。同じ美容院の別の新人美容師に『今のシャンプーあんまりよくないと思います!シャンプーはどんなものを使っていますか?』と聞かれ、いや…前に勧められたものなんだけど…と思っていたら、新人がベテランに呼び出されて端の方でコソコソ話。戻ってきたら『髪質がシャンプーのおかげで良い感じですね!』と言い出し、オイオイ(笑)となりました」(むっ)

■イメージが違う時
「仕上がりに不満がある時に、どう伝えたらいいかいつも悩みます。髪色が職場の規定に合わない時は、勇気を出して言いましたが、それ以外は諦めてそのまま生活しました」(のん)

1度でいいから『ここが痒いです!』『(その商品は)ノーサンキュです!』と言ってみたい!

ここでは、ユーザーの皆さんの美容院でモヤっと体験談へのアドバイスと、鳥居りんこさんにご自身のモヤっと体験談について伺いました。

「この美容院問題!女性の『誰しもが悩んだことがある!』という忌々しき問題であると思う次第です。

まずはお値段!正直、高くないですか?切って、染めて、パーマかけて、なんてやっていたら、諭吉1枚では足りませんからね…。『もう、私、シャンプーはしなくていいですから!(その分、値段下げて!)』と、危うく言いそうになりますもん。

もちろん、分かりますよ、美容院さん側から見れば、技術料や人件費、テナント料、水道代だのの経費もかかる。その上に『良い製品には、それなりのお値段が!』ってことはね。

いや、百歩譲って、コスパが良ければ、それでもいいんです。しかし、大枚払って、仕上がりに納得がいくことの方が少ないっていうのはワタクシだけでございましょうか?(泣)

『なんでかなぁ?』と考えるに、読者の方もおっしゃるように『イメージの伝え方』が
うまくないのかもしれません。
ワタクシの場合、大抵、スマホでカットモデルさんの写真を美容師さんに見せながら、相談するんですが、出来上がりがなんか違う…。これじゃない!という感じなんですよね~。
まあ、あちら側も叫びたいでしょうね~。『髪質が違う、骨格が違う、そもそもルックスがちがーう!』ってね。

『お痒いところはございませんか?』『お首、苦しくないですか?』『お湯加減はいかがですか?』なんていう問いかけも、全部『大丈夫です』って言っちゃうのは、あれ、なんでなんですかね? 
一度でいいから『ここが痒いので、かいてください』と言ってみたいですが、オバサンであるワタクシですら言えないんですから、お若いママ・パパにはミッション高すぎかもしれないです。

そんなこんなで美容院難民の黒歴史を積み重ねておりましたワタクシですが、ここ数年はようやく落ち着きました。
友人から『りんこが絶対に気に入る美容師さんがいる!』と紹介されたんですね。
その彼が、ワタクシの好きな山P激似!この際、仕上がりなど、全部、無視して癒されに行っております(笑)
ただ唯一の誤算は、色々と商品を勧められ、断りにくくなっているという新たな問題発生!?

今後のワタクシの課題は、『ここが痒いです!』『(その商品は)ノーサンキュです!』とハッキリさわやかに言えるようになることです。美容院に行くのも楽ではないってお話でした。あ~、しんど」(鳥居りんこさん)

ユーザーの体験談に共感です。痒いところと聞かれても言えませんし、多少気になるところもあってもなかなか言えないものですよね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)『女はいつもどっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(小学館)、最新刊『消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』』(双葉社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

ブログ「湘南オバちゃんクラブ」

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年2月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数366人)
※記事の内容は2023年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

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