米30kg、卵40個は常にキープの強者も! 日用品や食料品、あなたはストックする派? それともしない派?
日用品や食料品など、日頃どれくらいストックしていますか? 口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともに、ストック品の管理方法について、家事と暮らしの研究家、中山あいこさんに聞いてみました。
ストック派と、ストックしない派、それぞれの理由
まずはストック派と、ストックしない派のママたちの声を紹介します。
■「〇〇がもう無いんだけど」と言われるのがストレスでストック
「私はストック派です。仕事をしていて隙間時間で食事を作るのでアレがない、コレがないがストレス。家族から『〇〇がもう無いんだけど』って言われるのもストレス。仕事と家事を両立で、ただでさえ買い物が億劫なのに私のせいにされるのもストレス。月に1度、特売日に1カ月分の消耗品と必要な調味料なんかも買ってしまっているので、パントリーはパンパンです」
■日用品は必ずストック
「マスクや箱ティッシュなどはストックしています。醤油とかマヨネーズなどの使用頻度の高い調味料類は、やっぱりストックは置いておきたいな…と。毎日必ず使わないものは、あと少しでなくなりそう…というタイミングで買います」
■ストックは米と冷凍食品、非常食のみ
「食料は、米と冷凍食品と非常食です。悪天候になる夏と冬と、インフルエンザがやってくる1月から2月は、生協でガッツリ冷凍食品や米などを注文して買い物へ行かなくてもいいように備えております。日用品は、ストックしていません。無くなる都度買っています」
■お店を開業できるくらいのストック量
「トイレットペーパーは常に5袋くらいあります。他にも、洗剤やコンタクト洗浄液、ゴミ袋、ラップ…。昨年は、コーヒーの値上がり傾向が顕著になったので毎日飲むドリップコーヒーを一気に50袋くらい買いました。紅茶も好きなのでセールの時に特定のブランドを爆買。缶詰、乾麺、パスタソースなど、災害時に備えてローリングストックしている食品が多いです。お店を開けるくらいストックしています」
■米30kg、卵40個の在庫があるようにストック
「いつも使う日用品は、一年分ストックしています。トイレットペーパーが世の中になかった時期に困りませんでした。水や長期保存できる食品も大量ストックしています。食料品は一週間分あります。米は30kg、卵は40個があるように買物しています。ストック場所確保するために整理整頓が進むのでいらないものを保管しておくよりはいいです」
■コンビニとスーパーが、我が家の巨大な食品庫と日用品倉庫
「管理するのが面倒なのでストックは全くしていません。今住んでいる家の土地を決める時は、自宅の隣がコンビニ、その隣に日用品も一通り揃っているスーパーがある場所にしました。なので、そのコンビニとスーパーは半ば我が家です。巨大な食品庫と日用品倉庫扱いしています(笑)」
■トイレットペーパーのみであとはストックしない
「ストックはしない派ですね。置き場が埋まるのがイヤ。調味料と洗剤などは、後1週間もたないかも? くらいの量になったら買います。トイレットペーパーだけは、12ロール1パックは開けてない状態で常に置いておくようにしています。いつぞやのあの騒動があって、『トイレットペーパーで鼻はかめるけど、箱ティッシュでお尻は拭けない』と改めて認識したので」
■ストックは基本どれも1つ
「使いたい時にないのは嫌だけど、大量に置き場所を取るのも嫌なので、ストックしません。ただし、すごく大量に使うものとか、たまにすごく安く売っている時は、数個まとめて買うこともありますが、基本どれも1つと決めています」
■ストック残り1個になったら購入
「ストックする派です。でも使わないものを大量にするわけではなく、ストック2個のうち、残り1個になったら買い物リストに入れるという程度です。買い物もすぐに行けるわけではなく、しかもなるべく安い日に買いたいので余裕を持っておきたい」
■買いに行くのが面倒なので、重いものはネットで購入しストック
「洗濯洗剤とキッチン洗剤、お風呂の洗剤のこの3点はネットのセール時に大きい詰め替え用を2個ずつくらい買っています。必ず使うものだし、買いに行くと重たくて面倒くさいので。無くなるのが不安というより、買いに行くのが面倒なんですよね」
無駄にしないために、管理しやすいストックの適量を見つけることが大事
片づけのプロ、家事と暮らしの研究家として活躍する中山あいこさんにご自身がストックしているものと、管理方法についてアドバイスいただきました。
「私は在庫管理が得意ではないため、大量の在庫が家にあると、整理整頓が億劫になってしまいます。家が広くないので、スペース確保も大変。だから、特売でどんなに安くなっていても、買いすぎないように気をつけています。
また、途中で好みや使いたい商品が変わることもあり、けれども家に大量に在庫があるとそれがノルマになり、今、使いたい商品を使うことができず煩わしく感じてしまいます。それに、食品の在庫を大量に持つと、賞味期限切れになって美味しく食べられない可能性もあるので、管理には注意が必要です」
■食料品
「粉類や調味料は1つずつストックしています。
購入のタイミングは、ストックを使い始める時に、Amazonや生協で注文します。好みが変わった時に違う商品を試しやすいというメリットがあります。
反対に、賞味期限が長い缶詰やレトルト食品等は、災害時の備えにもなるので多めにストックしています。食事をつくる時間のない時や手を抜きたい日に利用し、減ったタイミングで購入しています。1年に1度は賞味期限をチェックし、ローリングストックを意識して偏りのないように使っています。
日配品のお豆腐・納豆・卵は、生協の定期購入で、毎週同じ量が自動で届きます。わが家は3人家族なのですが、お豆腐と納豆は3つずつ、卵は6個がちょうど良い量です」
■日用品
「トイレットペーパーは、無印良品の250m巻きを6〜7個ストックしています。1個で約1か月持つため半年分です。無印良品に行ったついでに、だいたい2か月に1度2個ずつのペースで購入します。(無印良品のトイレットペーパーは単品購入できます)
洗剤類は、大容量を1つずつストックしています。Amazon定期便を設定しているので、2か月に1度自動で届きます。シャンプーや石鹸は3個入りを購入して、最後の1個を使い始めたらAmazonでポチッと注文します。
効率よく安心して暮らしていくためにストックは必要ですが、その適量は人それぞれ。家族の人数や使用頻度、家の広さを考慮して、自身が管理しやすいストックの適量を見つけていけたら良いですね」(お話/中山あいこさん)
最近の値上げラッシュで、ついつい日用品や調味料をストックしがちですが、無駄にしないためにも自分が管理できる適量であることも大事ですね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は2022年7月の情報で、現在と異なる場合があります。
中山あいこさん
PROFILE
家事と暮らしの研究家。家事も子育ても仕事も、「楽しむこと」がモットーとして、シンプルで心地よい日々の暮らしぶりを綴る、ブログ「生活のメモ」が人気。18歳と8歳の2児のママ。著書に『家事が好きになる暮らしの工夫』(エクスナレッジ)『ためこまない暮らし 日々の家しごとを新鮮に』(エムディエヌコーポレーション)などがある。