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「すぐに手が出る」子どもに響く言葉は?年齢別の対応が大事!3児の保育士パパ&ベビーシッターでんちゃん先生の年齢別アドバイス

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子供の口論競合しています。家族の概念の関係の難しさ。
kdshutterman/gettyimages

自分の気持ちをうまく表現できない子どもは、何か気に入らないことがあると、口よりも先に手が出てしまいがち。「ケンカは成長の証」「子ども同士のことだから」と温かく見守りたい気持ちはあるけれど、とっさに「ダメ!」と叱ってしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか?

1500組以上の親子をサポートしてきたでんちゃん先生は、どんなときも「ママやパパが子どもの味方でいること」が大切だと言います。そこで今回は、「友だちにいたずらをしてしまったとき、叩いてしまったとき」の対処法を教えてもらいました。

<プロフィール>
でんちゃん先生
3児の保育士パパ&ベビーシッター
大学卒業後、保育職に就き、保育園・幼稚園・障害児支援施設にて10年間勤務。2021年4月より、ベビーシッター業を開始。同時期に始めた育児ノウハウを紹介するインスタグラム(インスタグラム(@denchan_family_))で は、フォロワー数3.9万人越えの人気インスタグラマーに。プライベートで7歳の長女、5歳の長男、2歳の二男を育てる。

ママ・パパを悩ませる「子ども同士のトラブル」3選

「気に入らないことがあると、『〇〇くん/ちゃんはすぐに手が出ます』と幼稚園の先生から注意されました。『叩いたらダメ!』と叱っても、まったく響かなくて困っています」

「子ども同士のトラブルがきっかけで、親同士が揉めているのを目の当たりにしました。ケンカをしてお友だちに手を出してしまったとき、相手の親にどんな風に伝えたら角が立たずに解決できますか?」

「ママ友の子どもがルール違反をしていたとき、我が子と同じように注意するべきか悩みます」

子どもの気持ちがぶつかり合うケンカは、友だちの作り方を学ぶ絶好のチャンス。でも、ママやパパは「こんなとき、どうしたらいいの?」と対応に困ることが多いようですね。

トラブル解決!子どもが納得する魔法の声かけとは?

子どもの成長に伴って、ケンカなどのトラブルは増えるもの。でも、子どもが叩く・蹴るなどの問題行動を起こしたときは、「ママやパパが子どもを責めるのは避けてほしい」とでんちゃん先生は言います。

「子どもが問題行動を起こすのには、必ず何らかの理由があります。もしかすると先に手を出されたり、イヤなことを言われたりしていたのかもしれません。それなのに、『そんなことで相手の子を怒っちゃダメだよ』と諭されて納得がいくでしょうか。まずは事の発端に目を向けて『どんなことに困っているの?』と聞いてあげるといいですね」(でんちゃん先生)。

子ども同士のケンカは、病院へ行くほどの大きなケガやいじめを除いて、ママやパパが率先して謝る姿を見せれば、その場の謝罪で収まることがほとんどだとか。大きなトラブルを回避するためにも、日ごろから子ども同士の関わり方に、目と心を向けておきたいですね。

0~3歳は「やりたかった気持ち」を代弁してあげる!

自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない小さな子どもは、どうしても手が出やすく、トラブルに発展しがち。このとき、「〇〇したらダメ!」と大声で注意しても、怒られたイメージだけが残ってしまうと言います。

「友だちとトラブルになってしまうのは、子どもなりに譲れないものがあるからです。まずは『〇〇が欲しかったんだよね』『〇〇したかったんだよね』など、子どもの代わりに気持ちを言葉で表現してあげるといいですね」(でんちゃん先生)。

つい、行為そのものに意識がいきがちになりますが、意思表示の方法がわからない年代にはよくあること。子どもの行動には必ずメッセージが込められているということを忘れずに、まずは共感を示し、心を満たしてあげるといいのだそう。そして、行為そのものを注意することで、子どもも聞く耳を持ち、ルールを覚えていくのでしょう。

4~6歳は「やってしまった理由」に耳を傾ける!

何度も同じトラブルが発生すると、「そんなことをする子はうちの子じゃない!」と、子どもの人格を否定するような言葉を口走ってしまうことも……。子どもにとって影響力のあるママやパパの声かけには十分な注意が必要です。

「やってはいけないことは伝えた方がいいですが、まずは『やってしまった理由』に耳を傾けてあげてください。子どもの行動には必ず理由があります。『どうして〇〇しちゃったのか、ママ/パパに教えてくれる?』と聞くと、子どもは理由を答えやすいです」(でんちゃん先生)。

子どもの話を最後までじっくり聞いてから、「〇〇くん/ちゃんが手を出したら、お友だちがビックリしちゃうよ。今度から言葉で伝えてみようね」と、ママ/パパの気持ちを伝えてみるのがいいのだそう。そうすると、いつもより真剣に耳を傾けてくれるかもしれませんね。

友だちとトラブルを起こしてしまった子どもの心を癒すのは、身近で信頼できる大人からの「共感してもらえた」という実感です。たとえそれがママ友の子どもでも、我が子同様に接しましょうとでんちゃん先生。

もし、子どもをキツく叱りそうになったときは、でんちゃん先生のアドバイスを思い出して、子どもに寄り添った声かけを実践してみてはいかがでしょうか。

でんちゃん先生の格言

取材・文/佐藤 文子

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