インスタのフォロワー56万人!人気の双子★りんあんちゃんを直撃!
インスタグラムで大人気の双子姉妹、りんかちゃんとあんなちゃん。黒縁メガネに合わせたおそろいファッションが話題となり、そのフォロワー数は56万人を超えます。けれど、双子育児の道のりは決して平たんなものではなかったのだとか。りんあんママのmatsukoさんに、双子育児の秘話を教えてもらいました。
双子ママになるのが夢。子どもの名前は「すず」と「らん」!?
「小学生のころからずっと、一卵性の女の子の双子を産むのが夢だったんです。名前は、“すずらん”にちなんで、“すず”と“らん”がいいなぁなんて(笑)。実際は、私が双子の姉に“りんか”という名前を、パパが妹に“あんな”という名前を授けました」
りんかちゃんとあんなちゃんのはじけるような笑い声に包まれながら、出産時のことを振り返るmatsukoさん。実はmatsukoさん、妊娠前に婦人科系のトラブルを複数抱えていて、医師からは妊娠が難しいと診断されていました。
「半年以内に自然妊娠しない場合は不妊治療を」と医師に告げられた5カ月後、奇跡的に自然妊娠。このときおなかに宿った命が、りんかちゃんとあんなちゃんでした。
「無事に出産してほっとしたのもつかの間、今度はりんかの心臓に穴が開いていることがわかったのです。ショックが大きく、しばらくは実家の両親にすら打ち明けられずにいました。けれど、幸いにも穴自体は小さく、自然に閉じる可能性が高いとのこと。もし1年たっても閉じなければ、手術が必要と診断されました」
1年後に心臓の穴は自然にふさがり、手術することなく完治。それがわかるまでは、常に不安を抱えていたと話すmatsukoさん。
「ただ、双子の育児が壮絶で、よくも悪くも、ふさぎ込んだり、思い悩んだりする時間がなかったんです」
ワンオペ育児でめまいを発症したことも
抱っこから下ろしたら泣く“背中スイッチ”、場所見知りに人見知り、後追い、夜泣き…。育児につきものの山場は、2人同時にやってきたそう。そして、matsukoさんは山場のすべてを経験!
「パパは美容師で、仕事が忙しく帰宅も遅かったので、里帰りから自宅に戻ってからは、ほとんど1人で双子のお世話をしていました。おふろに入れるのだけでもひと苦労で、4カ月を過ぎたときに再び里帰りすることにしました。そしたら、ばあばとじいじとに人見知り(笑)! 結局、里帰りしてもずっと抱っこでした」
大変な日々に「もうダメだ…」と人知れず涙したり、疲労でめまいを発症し、通院したことも。少しずつ余裕が出てきたのは、りんかちゃんとあんなちゃんが1才近くになって、歩けるようになってからでした。
遠視の2人がかけたくなる矯正用メガネを探しました
りんあんちゃんの、大きなリュックサックを背負ってお散歩する姿、笑顔いっぱいにじゃれあう姿。matsukoさんがインスタグラムにアップする写真は、双子が成長するにつれて徐々に増えていきます。
「自分1人で双子とお出かけするとき、2人同時に抱っこをねだられたら大変。だから、あんよが始まったときに、2人の足腰を鍛えようと決意(笑)!1才ごろからベビーカーは持たずに、毎日数時間、お散歩や買い物にあんよで行っていました」
matsukoさんの作戦は大成功。すっかり体力がついた2人は、どれだけ歩いてもへっちゃら! お散歩中に抱っこをねだることはなかったそう。
そして、今ではトレードマークとなった黒縁メガネも、ピンチに負けないmatsukoさんならではのエピソードがあります。
「3才のころに、双子の遠視が判明しました。矯正用メガネをかける必要があると言われ、かなり落ち込みました。けれど、娘たちにメガネを好きになってもらいたかったので、2人に似合う理想のメガネを探そうと一念発起。ショップを何軒か回って、フレームが大きく、レンズの薄いメガネをやっと見つけたんです」
りんあんちゃんは、もちろんメガネが大好き! 2人のキュートな姿をインスタにアップすると、一気に話題に。出版イベントなどには、同じようにメガネをかけた子たちが、たくさん駆けつけてくれるそうです。
「あるママから『りんあんちゃんを見て、うちの子もメガネをかけたがるようになった』と言われ、本当にうれしかったですね。まだまだ子どもの矯正用メガネはデザインの種類が少ないんです。だからいつか、だれもがかけたくなるような、子ども用のメガネをプロデュースできたら…と、夢ができました」
常に前向きな、matsukoさんならではの新たな夢。キュートなメガネをかけた子どもたちの写真が、インスタグラムにたくさんアップされる日も遠くないかもしれません。
撮影時、甘納豆のお菓子があるのを発見した、りんあんちゃん。見慣れない様子だったけれど、「食べる?」と聞いてみると、まずはあんなちゃんがパクッと口に入れて「おいしー!!」。それを見たりんかちゃんも、恐る恐るパクッと食べて「おいしー!!」(※注:普通の甘納豆です)。元気印の子どもらしい笑顔に、スタッフ全員が癒やされました。これからもかわいい双子コーデから、目が離せません!(写真/矢作常明 取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部)
Profile
りんあんちゃん●2011年5月生まれの仲よし双子姉妹。姉のりんかちゃんと妹のあんなちゃん。
『りんあんコーデ』matsuko著
洋服選びのコツや着まわしテクなど、りんあんちゃんの着こなしのヒミツが詰まった一冊。赤ちゃん時代の写真もたっぷり!(1296円/KADOKAWA)


※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。