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【ママ友宅でのもしものトラブル】子どもが家具を汚したら、または汚されたら?どうする?!

更新

ジュースのグラスがじゅうたんに落ちた。飲み物が床にこぼれた。
Mukhina1/gettyimages

子どもがママ友宅で家具を汚したり、落書きしたり、ものを壊したりするトラブルがあります。うっかりもあれば、ちょっと目に余るケースも。そんな時、どのように対応するのかを口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの声を紹介します。また、ママ友や家族関係に詳しい鳥居りんこさんに、トラブルがあった時の対処法について聞きました。

ママ友宅でのトラブルどう対処する?!まずは、ママたちの声を紹介します。

■された場合は、相手の出方を待つ
「した立場なら弁償一択。された立場なら相手の出方を待ちます。悪意がある場合は、出禁です」

■今もあの時のことが悔やまれます
「10年ほど前に、我が子がお友だちの家のソファーを汚してしまったことが…。その時、『気にしないで!大丈夫だから』という相手のお母さんの言葉を真に受けて、謝るだけで終わらせてしまいました。今だにずっと気になっています。大きな汚れではなかったとはいえ、どうして、その時にちゃんとしたお詫びをしなかったのか…、申し訳なくて、ただただ悔やまれます」

■親にはきちんと報告します
「我が子がしてしまった場合は、謝罪して弁償します。ただ、された立場ならその相手の子にもよるかも。高価なものであれば、親には連絡して保険にはいっているか確認をしてもらうと思います。親に報告は、きちんとすると思います」

■された場合は、相手の出方によって付き合いが変わるかも
「した側なら新しいものを購入します。もし、いらないと言われたら菓子折り渡してお詫び。された側なら弁償すると言われない場合、引きますし少し距離を置くかも。けれども、弁償すると言われたら『いいよ!』と言うつもり。その際、菓子折りなど渡されたら受け取って今まで通り付き合います。何もなければ、そういう人という付き合いをします」

■された場合は、その子に注意
「した側であれば、お詫びをして弁償します。もちろん子どもはしっかり叱ります。された側なら、その子に言います。以前、息子の友だちが車のボンネットに指で落書きしたんです。ちょうど黄砂の頃で…、次に会った時にしっかり言いましたよ。その子はそれが悪いことだとは思っていなかったようで、ちゃんと謝ってくれたので、それで終わりにしました。今でも息子のいい友人です」

■高価なものであれば弁償してほしいかも
「我が子がやった立場なら、子どもをしっかりと叱った上で、子どもと一緒に謝罪して弁償を申し出ます。された立場なら、その子に注意した上で親に報告して相手の反応を待ちます。もしそれなりに値段のするものの場合は、弁償して欲しいかな」

相手の温情を鵜呑みにせず、相手にも子どもにも真摯に向き合って!

子どものやってしまったことだけど、そのままにはしておけないトラブルの対処法について鳥居りんこさんに聞きました。

「子どもは大人から見ると思いがけない行動をとることがあるので、悪気はなくても、結果としてよそのお家に損害を与えちゃうことって誰にでもあると思うんですよね。
『ぎゃー!?やっちゃった!』って場合ですね、これは逆に我が子に対する子育ての大きなチャンスだと思うので、有耶無耶にしないで、きちんと対処、1択です!
子どもにとっても勉強になることだから、ここは事の大小の区別なく、親としての模範を示しましょう!『子どものしたことだから』って言うのは被害を受けた側が温情で言ってくれるセリフなので、鵜呑みにしないように! 加害者側が口にする言葉じゃありません。

まず加害者になったならば、即、謝罪です。もちろん、子どもと一緒に。どうして謝らなければいけないのかを、子どもの年齢に応じて、理解できるように諭すことが大事です。
それが『ワザとではない不可抗力』『面白半分で結果を予想できなかった』あるいは、意地悪をされた『仕返し』というような加害者側の“事情”があったにせよ、それはそれ、これはこれ。やらかした結果には責任が伴うことを教えるいいチャンスだといい方向に捉えるべし!

きちんとママ・パパも一緒に頭を下げて、子どもも謝る。そして、親子で謝罪をした上で『できれば、これからも変わらぬおつき合いを』とお願いして了承されたならば、一番いいこと。なぜなら、人生、トラブルはつきものだからです。トラブルが起こった時に、どう立ち振舞えば、人間関係をよりいい方向に構築できるのかを身を持って体験させる好機だから逃げずに頑張りましょう。もちろん、原状復帰、つまりは、弁償は当たり前ですよ~。

逆に被害を被ってしまった側のママ・パパは加害者側に伝えてください。『言いにくいんだけど、実はね……』って感じでOK! それと同時に『ウチの子も何かしでかしたら遠慮なく教えてね』ってことをつけ加えると、角が立ちにくいです。

そうやって『皆で一緒に子どもたちを育てよう』っていう機運になるといいですよね。もし、スルーされたら、残念だけど、そういう人だと割り切るしかないとみました。
本当は『お互い様』の関係が一番いいんだけど、親しき仲にも礼儀あり!こういうことを乗り越えて、ママ友がいつか本当の友人に進化していくきっかけになること多しなんだけど、不義理をしたなら、一瞬でその仲は壊れることを理解していてくださいね。

私の提案は子どものいるお家は『個人賠償責任保険』に加入しておくこと。
個人賠償責任保険は、傷害保険の特約、自動車保険の特約、火災保険の特約、クレジットカードの付帯などで加入できることがほとんどで、大抵、数百円/月だから保険会社に問い合わせをしてみてくださいね。
人間関係はお金が絡むと『即終了』になりやすいので、保険などでリスクに備えつつ、当たり前の誠意は示すっていうのが鉄則ですよ」(鳥居りんこさん)

ママ友宅でのトラブルは、子どものしたことだからお互い様ですむのが一番いいのですが、対応次第でわだかまりを残すことになるので難しい問題です。トラブルの大小関わらずきちんと対応することが大事ですね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)『女はいつもどっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(小学館)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

ブログ「湘南オバちゃんクラブ」

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2021年8月の情報で、現在と異なる場合があります。

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