仕事や家事に忙殺されていたワ―ママが無駄を省いて、自分時間を2時間増やした37の方法
仕事を終えて帰宅してから、夕食の準備や子どものお世話、もろもろの後片付けなど……。今回は、仕事や家事に忙殺されていた筆者が試した、自分時間を確保するための無駄の省き方をご紹介します。
※本記事に紹介する内容はあくまでも筆者の実践例であり、その内容に反することを否定するものではありません。
何にどのくらいの時間がかかっているのか把握する
ざっくりでよいので、何にどのくらいの時間がかかっているのか円グラフなどを用いて可視化してみましょう。カテゴリーを料理・食事、掃除、洗濯、育児、名もなき家事などに分類し、何が一番比率を占めているのかを確認することで、より時間を費やしている分野を知ることができます。
そして、時間をより費やしている分野に対して集中的に対策を講じ、無駄を省きましょう。以下に今日から実践できる時短術をご紹介します。
料理・食事に関する時短術
料理や食事に関する家事は、毎日欠かせません。そのため、できるところから無駄を省いて、自分時間を確保しましょう。
1.野菜を冷凍する
使う頻度の高い野菜類は、休日にまとめてカットして冷凍しておきましょう。お味噌汁を作ったり、炒め物を作ったりする際の時短になります。
冷凍は水分の少ない葉物野菜(ねぎ、小松菜、ホウレンソウ、キャベツなど)が向いており、水分の多い根菜類(じゃがいも、にんじん、大根など)は不向きです。
2.出汁は製氷皿で冷凍する
出汁は多めに作って製氷皿に冷凍しましょう。かつお節やニボシを都度出汁パックに詰める時間をカットします。
お味噌汁や煮物を作る際に、沸騰したお湯へ出汁氷を3個程度入れればOKです(お好みで量を調整)。また、薄めた出汁も冷凍しておけば離乳食作りに重宝します。
3.ワンプレート食器を活用する
ワンプレートに主食、主菜、副菜を盛り付けてしまえば、複数の食器類の配膳や洗い物の時短になります。
また、子どもに先に食べさせてしまいたいときや、夫が残業で一緒に食べられないときなど、そろって食事ができない場合に個々に温められるメリットも。ラップをかけ直して冷蔵庫に入れ直すひと手間も省けます。
4.調理家電を活用する
材料を入れてスイッチを押すとカレーや煮物を自動で作れる調理家電を活用すると、その間は別の作業に時間を使えます。
調理家電を持っていない場合は、炊飯器を活用しましょう。炊飯器でも煮物などの調理が可能です。また、レンジ対応の調理器具で蒸し料理や卵焼きなどを作ればコンロの使用頻度が下がり、コンロ周りの掃除にかかる時間もカットできます。
また、食器洗いは食洗器を活用すると乾燥まで行えるため、食器類を拭く時間も短縮可能に。
5.料理を外注する
自炊よりも割高になってしまいますが、管理栄養士が監修するなどバランスを考えて作られているものがあったり、買い物と調理の時間を大幅に短縮できたりするなどメリットは大きいです。お試しプランなどが用意されているサービスもあるので、複数のサービスを試して検討するとよいでしょう。
妊娠中や仕事の繁忙期など、時間的余裕がない期間に限定して活用する方法もおすすめです。
6.使い捨てできるものを活用する
ふきんは洗濯・除菌する手間が発生するため、跳ねた油や食べこぼしは処分予定の繊維類を裁断したウエスで拭き、そのままごみ箱へ。繊維類の裁断には電動ばさみを活用するとスピーディです。
掃除に関する時短術
掃除をしやすくする工夫をしたり、汚れを最小限に抑えたりすることで、掃除の手間と頻度が減り、時間の確保につながります。
7.不要な物を手放す
家中に物が溢れていると、掃除機掛けや拭き掃除をする際に移動させる時間が発生します。日頃から必要なものと不要なものを取捨選択し、整理整頓をしておくと掃除の時短となります。
8.掃除グッズは必要最低限にする
よほど汚れをため込んでいなければ、マルチ対応のクリーナーが1本あればどこでもお掃除が可能です。複数の掃除グッズを置く場所の確保やそれらを移動させる手間、補充にかかる買い物・詰め替え時間などがカットできます。
9.ごみ袋は重ねて設置する
ごみ箱にごみ袋を4〜5枚程度重ねて設置することで、ごみ出しのあとの袋掛けの時間をカットできます。
10.丸めたアルミホイルを排水溝に入れる
丸めたアルミホイルを排水溝に入れておくと細菌が嫌う金属イオンが発生し、菌の増殖を防ぎます。排水溝にヌメリが発生しにくくなるため、掃除の頻度が抑えられたり、掃除にかかる時間を短縮できたりします。
11.三角コーナーは使わない
三角コーナーは網目にごみやヌメリ、カビが発生しやすく掃除に時間がかかるので、時短の観点からはおすすめしません。
シンク内ではなく作業スペースに小さなごみ箱を設置すると生ごみの処分に便利です。
12.レンジフードにはフィルターをつける
レンジフードにフィルターをつけないと、蒸発した油が換気扇の内外にこびりつき、綺麗に掃除するのは至難の業。手間ではありますが、レンジフードにはフィルターをつけてこまめに交換した方が、結果的に時間のロスを防げます。
13.靴や上履きはコインランドリーの靴用洗濯機で
幼児の靴は、砂遊びや雨が降った後の公園遊びなどでよごれがち。コインランドリーにある靴専用洗濯機であれば、20分程度で数足の靴を同時に洗ってくれるうえ、お値段も200円〜とリーズナブル。1足ずつ手洗いするよりはるかに時短になります。
14.お風呂で使用するアイテムは壁に掛けて浮かせる
シャンプーやお風呂用のスポンジなどは、フックやマグネットで壁に掛けて設置できる商品を活用しましょう。床や台に直接置くとヌメリやカビの温床になって、掃除に手間がかかり時間のロスです。
15.便利家電を活用する
掃除機掛けや拭き掃除は、お掃除ロボットに任せてしまいましょう。タイマー設定できる商品であれば早朝に設定し、起床前には床掃除を完了できます。高額商品のため、レンタルなどで試してから購入を検討すると失敗が少ないでしょう。
洗濯に関する時短術
16.マット類は使用しない
便座カバーや玄関・キッチン・お風呂マットなどは汚れやすいため洗濯頻度が高め。そのうえ、掃除機掛けやお掃除ロボットの障害にもなるため、ご自身の生活に本当に必要かどうかを見定めて取捨選択をするとよいでしょう。
17.洗濯は2日に1回にする
からだは大きなバスタオルではなく、フェイスタオルで拭くと洗濯もののカサを減らすことができます。また、秋冬は汗汚れが夏場に比べれば少ないため、除菌や消臭スプレーなどを併用すれば洗濯頻度を減らすことも可能です。
18.柔軟剤をやめる
柔軟剤をやめると、柔軟剤を入れる・買いに行く・詰め替える時間がカットできます。なお、柔軟剤を入れない場合の洗濯物は、ほぼ無臭(かすかな石鹸の香り)となり、タオル類がやや硬くなります。それらが気にならない場合は、実践してみるとよいでしょう。
19.洗濯物は畳まない
家族ごとのBOXを用意して、乾いた洗濯物は畳まずにBOXにIN。使用時にそのBOXからそれぞれ出して使うようにすれば洗濯ものを畳む時間をカットできます。ただし、綿素材などのシワになりやすい繊維類はすぐに畳むか、ハンガーに掛けることをおすすめします。
20.便利グッズを活用する
毛玉取り機にはダブルヘッドタイプの商品があり、通常の形状よりも3分の1程度時間を短縮して毛玉を処理できます。
21.便利家電を活用する
ドラム式タイプの洗濯機であれば洗濯から乾燥まで一貫して行えるため、洗濯物を干す時間をまるまるカットできます。ただし、商品自体が高額であったり、乾燥に電気代がかかったりするため、自身の生活スタイルや経済状況と照らし合わせて検討するとよいでしょう。
育児に関する時短術
小さな子どもがいる場合、育児にかかる時間は大きいもの。少しでも手間を省いて時間のロスをカットしましょう。
22.粉ミルクをセットした哺乳瓶とお湯を用意しておく
消毒済みの哺乳瓶に、必要量の粉ミルクを入れたものを複数本準備しておきましょう。月齢があがると何杯も粉ミルクを入れる必要があるため、予め用意しておくと調乳がスムーズに。また、ポットがない場合は、水筒を利用すれば都度お湯を沸かす時間もカットできます。
23.離乳食やおかゆは冷凍する
離乳食やおかゆは、休日にまとめて作り置きをして小分けパックや製氷皿に冷凍しておくと、日々の調理時間がカットできます。ブレンダーや手動式のチョッパーを活用すれば、手早く野菜を刻めて◎。時間に余裕がないときは、レトルトタイプを活用するのもよいでしょう。
24.食器は割れないものを使用する
プラスチックやメラミン素材の食器であれば、割れて怪我をするリスクや片づける手間が発生しません。また、陶器類よりもコンパクトに収納できる点や、軽くて洗いやすいなどのメリットも。ただし、電子レンジや食洗器が非対応の商品もあるため表示を十分に確認してください。
25.幼児はおねしょパンツ・ズボンを活用する
夜間のおねしょが心配な月齢の子どもは、おねしょパンツやズボンを履いておくと、布団を汚してしまう可能性を抑えられ、後処理にかかる時間をカットできます。おねしょ用のシーツも併用するとより安心です。
買い物に関する時短術
乳幼児を連れての買い物は、何かと時間がかかりがち。買い物に関する時短術を駆使して時間のロスを防ぎましょう。
26.買い物は事前に買うものをメモする
目的のもの以外に気を取られて見て回るうちに時間をロスし、余計なものを買ってしまう羽目に。事前に買うものをメモし、入店後は目的の商品の陳列棚へ一直線に向かいましょう。時間とお金のロスを予防できます。
27.1週間分まとめ買いをする
買い物頻度を減らすことで時間を大幅に削減できます。1週間分の献立を予め決めて必要な材料をメモしてから買い物に行くことで、食材を見ながら献立を考える時間をカットしたり、余計なものを購入したりするのを防げます。
28.マイかごを持参する
清算時に店員さんにマイかごに商品を詰めてもらうようにすれば、袋詰めにかかる時間をまるまるカットできます。かごに装着するタイプのマイバッグはお断りしている場合がある店舗もあるため、マイかごが無難です。
29.買い物は宅配を活用するのもOK
ネットスーパーを活用すれば、買い物時間を大幅にカットできます。やや割高な場合もありますが、余計なものを買わずに済むことや、乳幼児を抱えて重い荷物を運ばなくて済む点などメリットは大。そして、買い物に費やしていた時間を仕事や家事、育児などにまるまる活用できるため、忙しいママ・パパの強い味方です。
30.宅配ボックスを活用する
宅配ボックスを活用すれば、宅配時に自宅に待機する必要がなくなり、時間の融通が利かせやすくなることや、再配達依頼をする手間をカットできます。
また、最近では「置き配」や「コンビニ受取り」を選ぶとポイントが付与される仕組みの実証実験などを、政府が検討していることが明らかとなりました(10/6時点:※1)。今後の動向をチェックしましょう。
お金に関する時短術
お金の利用の仕方によって、時短できることもあります。具体的な方法をみてみましょう。
31.キャッシュレス決済を活用する
昨今ではキャッシュレス化が急速に進み、ほとんどの店舗で現金以外の方法で買い物が可能になってきています。キャッシュレス決済を使用すれば、現金を出し入れする手間がなくなることや、履歴が残るため家計簿をつける時間もカットできます。
32.支払い系はクレジットカード経由の引き落とし
光熱費や諸々の支払いについては、振込ではなくクレジットカード経由の自動引き落としにするのが便利です。振込に行く時間をカットするのはもちろん、クレジットカード経由にすれば、ポイントがたまるサービスなどを活用できる場合もあるため一石二鳥です。
その他の時短術
ここでは、上記のカテゴリーからは溢れてしまったけれど、お伝えしたい時短術をご紹介します。
33.スイッチ付きコンセントを使う
生活費における電気代の割合が増えたご家庭も多いのではないでしょうか。スイッチ付きコンセントを活用すれば、待機電力対策のためのコンセントの抜き差しがスイッチのON/OFFだけで済み、手間をカットできます。
34.全身シャンプーを活用する
シャンプーには、頭からつま先までを1本で洗えるタイプの商品もあります。頭とからだを同時に洗って流すことができるので大きな時短となるのはもちろん、水道代の節約にも有効です。
35.シャンプー類の詰め替えは便利グッズを活用する
シャンプー類の詰め替えには、詰め替え用のパックごとボトルに入れられる商品や、詰め替え用のパックに専用のノズルを装着する商品を活用すれば、詰め替えの手間を大幅にカットできます。
36.人間関係を整理する
人間関係の構築は非常に大切なことではありますが、SNSを無駄にチェックしてしまったり、ランチ会などに参加する必要が出てきたりなど、必要以上の人間関係の構築には無駄な時間とお金を浪費します。
37.病院はオンライン診療を活用する
病院は順番が近くなったらメールなどで呼び出してくれるところや、オンライン診療を実施しているところを選択するのが◎。病院までの往復時間や待ち時間を大幅にカットできます。
また、オンライン診療は、処方せんを自宅の最寄り薬局へメールやFAXで送信してくれるサービスを行っているところもあるため、処方薬の待ち時間をカットすることも可能です。
ただし、オンライン診療の場合は、診断のための情報が不足する可能性や、処置や検査ができないなどのデメリットもあることを覚えておきましょう。
時短の積み重ねで大きな時間をゲット!
名もなき家事も積み重なれば大きな時間のロスになります。ちょっとした工夫で手間を省いて、自分時間を確保しましょう。
筆者はこれまで仕事・育児・家事が終わった後は寝るだけの生活でしたが、今ではゆっくり本やテレビを楽しんだり、時にはスキルアップのための勉強をしたりと、自分時間を2時間程度、満喫できるようになりました。
ご自身の生活スタイルに合致するものがあれば、ひとつでも取り入れてみてください。
プロフィール
あんしん漢方
医師や薬剤師などの漢方に精通した医療チームが、個人に合った漢方薬を見立てるサービス。相談から注文までオンラインで完結し、スマホひとつで自宅までお届けします。AIを活用した個別相談サービスでは、今の状態に適した漢方薬を精度高く見極めることが可能です。「不調を根本から改善したい」「お手頃価格で健康になりたい」「自然由来でナチュラルに体質改善したい」と思っている方へ。あなたのつらい心とからだに、しっかり効く漢方薬を。
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