【月齢別】0才児ベビーの1月の様子&お世話ポイント
お誕生月別に1月の赤ちゃんの様子&お世話ポイントをご紹介!
赤ちゃんと初めてのお正月を迎え、喜びもひとしおですね。1月生まれの赤ちゃんから順にご紹介します。お子さんのお誕生月の情報をチェックしてくださいね。
1月生まれ赤ちゃん(生後0ヶ月 新生児)
新生児ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。まだ昼夜の区別はありません。眠りが浅く2~3時間おきに目を覚まします。しょっちゅう泣いているように感じることもありますが、成長とともに少しずつねんねのリズムができていきます。
また、おっぱいの飲み方が下手でママも母乳の出が少ないため、授乳間隔は不規則になりがちです。赤ちゃんが乳首を吸う刺激が母乳の分泌を促すので、泣いたら飲ませましょう。1ヶ月もたつと次第に上手に飲めるようになります。
赤ちゃんは抱っこされると、そのぬくもりを心地よく感じ、安心します。抱き癖を気にせず、たくさん抱っこしましょう。首がまだぐらぐらしているので、首とおしりを支えて横抱きにするのが基本スタイルです。ママやパパの心臓の鼓動が伝わるように体を密着させるのがポイントです。ゆっくりしたリズムで揺らしながら、やさしく声をかけてあげましょう。
2月生まれ赤ちゃん(生後11ヶ月)
「生後11ヶ月」の赤ちゃんは、予測して結果を楽しむことができるようになります。記憶力が発達してきて、物事の因果関係も理解し始めます。赤ちゃんの目の前で、ママやパパがソファの後ろに隠れたりすると、後ろにいることが予測できるようになるため、見つけたときに大喜びします。身近なものが登場する絵本なども楽しめます。
また、ものを取ってほしいときや、興味のあるものを見つけたときなどに、指をさしながら、「アッ、アッ」と盛んに声を出すようになります。また、「ちょうだい」というとものを差し出したり、「ママはどこ?」というとママのほうを見たりするようになります。
1日3回の離乳食に慣れてきたら、徐々に大人の食事の時間に合わせていきます。食べられる食材も増えるので、大人の料理から取り分けもラクにできます。このころ、食べムラや遊び食べが気になる赤ちゃんがいます。そんなときは、遊ぶ場所と食べる場所を変える、食卓から見えるところにおもちゃを置かない、テレビは消すなど、食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
3月生まれ赤ちゃん(生後10ヶ月)
つかまり立ちが上手になり、伝い歩きを始めます。つかまったまましばらく立っていられたり、片手におもちゃを持って立っていられるようになります。伝い歩きをする子も多くなりますが、はいはいの方が素早く移動できるため、伝い歩きができても、しない子もいます。
また、ママやパパが持ったスプーンや離乳食に手を伸ばすようになり、スムーズに食べさせにくくなるころです。そんなときは手づかみメニューを持たせましょう。またスプーンを持ちたがったら、ベビー用スプーンを持たせ、自分で食べたい気持ちを満足させてあげましょう。スプーンはまだ上手に使えないので、合間にママやパパが離乳食を食べさせます。
また、このころは少しもじっとしていられない時期です。食卓でのやけどに注意しましょう。赤ちゃんが手の届く範囲に熱いものは置かないようにしましょう。万が一やけどをしたら、水道水で10~15分冷やします。
4月生まれ赤ちゃん(生後9ヶ月)
「生後9ヶ月」になると、食べ物が「マンマ」、水や麦茶が「ブゥブ」というように、身近な言葉が特定の意味をもっていることがわかり始めます。また、危ないことをしたときに「いけません」「ダメ」と強い口調で言うと、叱られたことがわかり、やってはいけないと理解し始めます。
このころに、早寝早起きの生活習慣が整っていない場合は、生活リズムを立て直したい時期です。とくに生後9ヶ月ごろになると、離乳食が1日3回になります。起きる時間が遅いと3回目の離乳食をとるのが遅くなり、就寝時間も遅くなって早起きができないという悪循環になるので、気をつけて。19時までには3回目の離乳食が終えられるように1日の過ごし方を見直しましょう。
また、このころは、はいはいやつかまり立ちが上手になり、指先が器用になってくるので、家中の安全対策をしましょう。キッチンや食器棚、洗面台の棚などには、開けられないようにロックをします。市販のセーフティーグッズなどを活用するとよいでしょう。
5月生まれ赤ちゃん(生後8ヶ月)
「生後8ヶ月」の赤ちゃんは、ママやパパへの愛情が増して、人見知りがピークに。これは、身近な人との信頼関係がしっかり築けている証拠です。見知らぬ人を泣いて怖がる場合、無理に抱かせたり、なじませようとしないで、おおらかに見守ってあげましょう。
離乳食は、上あごと舌で食べ物をつぶして食べられるように練習していきます。一度に口に入れる量が多すぎたり、次から次へと口へ運ぶと、丸飲みしてしまいがち。赤ちゃんがモグモグしているか観察しながら、ちょうどいい量をゆっくり口に運びましょう。食べ方が早いときは、「モグモグね」と、ママやパパがモグモグして見せてあげましょう。赤ちゃんの食が進まないときは、ごく少量の塩やみそ、しょうゆを使って味に変化をつけてみて。
このころの赤ちゃんは、鶏ささみ、鮭、まぐろなどが食べられるようになりますが、肉や魚は十分に加熱して食中毒を予防しましょう。食中毒は梅雨時に発生するイメージですが、実は1年中発生しています。台所や調理器具は常に清潔にして、ママやパパは、調理の前や食事の前、トイレのあとなど石けんで手をよく洗うことを習慣づけましょう
6月生まれ赤ちゃん(生後7ヶ月)
おすわりが上手になると、体全体を使った遊びが楽しめるようになります。ママやパパがひざを立てて座り、赤ちゃんをひざに座らせてすねの上を足の甲に向かって「滑り台」、ママやパパと赤ちゃんが向かい合って座り、手をつないで前後に倒れる「ぎっこんばったん」などもおすすめです。おすわりの姿勢でバランスをとる能力が身につきます。
また、離乳食は1日2回が定着し、生活リズムも規則正しく整ってきます。基本的な生活習慣も身につけるようにしていきましょう。朝起きたら着替えて顔をふく、外から帰ったら手と顔をふく、夜寝る前にパジャマに着替えるなど、毎日繰り返すことで清潔にすると気持ちがいいという感覚が身についていきます。
寒さの厳しい時期ですが、赤ちゃんは大人よりも体温が高く、活動量も多いので、そんなに寒さを感じていないものです。衣類は大人よりも1枚少なくを心がけて。
また、赤ちゃんの手足が冷たいと心配になりますが、暖房のきいた暖かい室内では靴下は必要ありません。外出するときは、厚手のはおりものや帽子でしっかり防寒しましょう。
7月生まれ赤ちゃん(生後6ヶ月)
「生後6ヶ月」になると、両手におもちゃを持ったり、右から左に持ち替えたりする子が増えてきます。ハンカチが顔にかかると自分で取ることもできます。このころの赤ちゃんは「いないいないばー」が大好き。大好きなママやパパの顔がかくれたり、現れたりすることが楽しいのでしょう。
そして、こまやかな感情が芽生え、いろいろな理由で泣くようになります。うれしいときは手足をバタバタさせて笑い声をあげます。反対に、自分の要求が満たされないと怒って大泣きします。赤ちゃんのしぐさや普段の様子から要求を理解して、解決してあげるようにしましょう。
離乳食開始から1ヶ月ほどたち、ポタージュ状の離乳食を、唇を閉じてごっくんと飲み込めるようになったら、1日2回に進めます。2回目の離乳食は、1回目から3~4時間あけて。夜遅くなると就寝時間が遅くなるので、19時より遅くならないほうがよいでしょう。1日にとる栄養の8~9割は母乳やミルクから。離乳食のあとは欲しがるだけ飲ませて。
8月生まれ赤ちゃん(生後5ヶ月)
興味のあるものに自分から手を伸ばし、つかめるようになります。そばにあるおもちゃを取ろうとしているうちに、寝返りができるようになる子もいます。つかんだものは口に持っていってなめて確かめたり、ながめたり、振ったりして遊びます。
また、支えがあれば座れる、よだれが多くなる、食事に興味をもつ、押し出し反射がなくなるなどの様子がみられたら、離乳食の始めどきです。ゆっくり楽しみながら進めていきましょう。押し出し反射が残っているようだと、スプーンで食べさせるのは難しいので、少し様子をみて再度チャレンジを。生後6ヶ月の間には始めましょう。
冷え込みが厳しい季節は、お散歩にもなかなか出かけにくくなりますね。そんなときは、住まいの近くの児童館へ出かけてみるのもよいでしょう。児童館は赤ちゃんから中高生まで安心して利用できる遊び場で、乳幼児専用の部屋がある施設もあります。地域によっては、赤ちゃんとママやパパ向けの子育て講座やサークル活動などの企画もあるので調べてみましょう。
9月生まれ赤ちゃん(生後4ヶ月)
首すわりがゆっくりだった赤ちゃんも、このころになると、ほぼ完全にすわります。うつぶせにすると、両腕で上半身を支えて、胸を床から離し、頭を上げられるようになるので、うつぶせで遊ぶのが好きな子が増えてきます。反対にうつぶせが苦手で嫌がる子もいます。
昼は起きて夜は眠るという昼夜のリズムが整ってくるので、規則正しい生活を心がけていきましょう。夜は寝る1時間くらい前におふろに入ってパジャマに着替え、部屋を暗くして眠りにつきやすくする、朝は決まった時間に起こして顔をふき、昼間の服に着替える、いつもの時間にお散歩に出るなどを習慣にすると、リズムが整いやすくなります。
また、授乳間隔がほぼ4時間おきくらいに決まってきます。生後3ヶ月ごろから遊び飲みをする赤ちゃんが増えてきますが、飲みたいだけ飲んでいるので、あまり心配することはありません。遊び飲みを始めたら、「そろそろおしまいね」と切り上げましょう。
10月生まれ赤ちゃん(生後3ヶ月)
体重は出生時の2倍くらいになり、体つきがたくましくなってきます。そろそろ首がすわり、うつぶせにすると頭を上げ、まわりを見渡したりします。たて抱きやおんぶでも頭がグラグラしにくくなりますが、まだカクンとなることもあるので首を支えましょう。
おっぱいやミルクの飲み方が上手になり、一度に飲める量が増えてきます。1日の授乳回数は、母乳の赤ちゃんの場合は多くて8回くらい、ミルクの赤ちゃんの場合は5~6回程度にまとまってきます。泣いてもすぐに飲ませるのではなく、次の授乳タイムまで、抱っこしたり遊んだりして、間隔をあけていくとよいでしょう。
そして、このころになると、日中起きている時間が長くなり、授乳の時間も決まってくるので、生活リズムを整えやすい時期です。夜中は一度も欲しがらず、朝まで眠る赤ちゃんもいますが、おっぱいやミルクは足りているので、起こしてまで飲ませる必要はありません。夜寝かせる時間、朝起こす時間をなるべく一定にして生活リズムを整えていきましょう。
11月生まれ赤ちゃん(生後2ヶ月)
「生後2ヶ月」の赤ちゃんは、こぶしを握ったり、指を開いたり、体の前で両手を組み合わせたりしながら、その様子をジッと見つめます。これを「ハンド・リガード」といいます。自分の手に気づき、動かしてみることで手指が上手に動かせるようになっていきます。
また、ママやパパと視線が合うようになったり、動くおもちゃを目で追います。声や音がするほうを見ようとするなど、耳で聞いたことを目で確認するようとします。あやすと笑うようになり、「アー」「ウー」「クー」などといった声を出すようになります。
寒い日が続くので、予防接種などで外出するときは、厚手のはおりものや帽子で調整しましょう。
12月生まれ赤ちゃん(生後1ヶ月)
「生後1ヶ月」の赤ちゃんは、あおむけで顔を左右に動かせるようになり、うつぶせであごを少し持ち上げられるようになります。手足をよく動かすようになりますが、まだ意識的に動かすことはできません。顔に布などがかかると取ることができないので、窒息などに注意が必要です。
そろそろ外気にもなれさせていきましょう。とはいえ、1月は風もとても冷たい時期。天気のいい、風のおだやかな日に窓を開け、赤ちゃんを外の空気に触れさせることから始めましょう。庭先や玄関へ赤ちゃんを抱っこして出るのもいいですね。最初は5分くらいから始め、毎日少しずつ時間をのばしていきましょう。
出産した病院で、赤ちゃんの成長の様子、健康状態を確認する1ヶ月健診があります。気になることを母子健康手帳にメモしておいて、いろいろ聞いてみましょう。予防接種のスケジュールについても相談できます。寒い季節なので、外出の際は、おくるみ(またはバスタオル)、帽子などで防寒対策をしっかりして。車で行く場合は必ずチャイルドシートを使いましょう。
お正月など楽しいイベントが多い季節。赤ちゃんの月齢や体調に合わせて楽しんでください。
(文:たまひよONLINE編集部)
参考:『1月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)他
●赤ちゃんの発達には個人差があり、必ずしも記事どおりでない場合もあります。