お風呂掃除いつするのがベスト?お風呂場に汚れを溜め込まないポイント6
「たまひよ」アプリユーザーに「お風呂掃除のタイミング」についてアンケート調査。効率よくお風呂掃除をする方法について、家事研究家の高橋ゆきさんに聞きました。
いつのタイミングでどんな掃除方法?
お風呂掃除のタイミングと掃除方法について、みんなに聞いてみました。
Q:お風呂はどのタイミングで掃除しますか?
入る直前 39.6%
夜(最後の人が出たあと) 27.7%
日中 22.0%
その他 10.7%
■入浴後すぐ掃除
「洗わず放置する時間が長いほど菌も繁殖するので、自分が最後に入り、出たあとすぐ掃除しています。湿って汚れた状態をいかに短くするかが大事だと思っています。ただ面倒くさい時は60℃以上のシャワーで全体を流し、冷水で温度を下げて水切りで水分を取って終わります。これだけでもカビが抑えられるような気がします」(ズボラママ)
■入浴中に柄付きのスポンジでゴシゴシ
「浴室の床は入浴中に掃除。今までは普通のスポンジでゴシゴシしていましたが、これからおなかが大きくなることを考えて、柄付きものを買いました! でも結局しゃがむんですけどね…」(プギャ)
■入浴後が効率的
「何度も濡れる手間を省くために、お風呂に入った時に掃除しています」(ちろりん)
■気になるところを夫婦で掃除してキレイをキープ!
「最後に入った人が掃除する決まりですが、夫婦で汚れが気になるところが異なり、私の時は浴室の床や壁、夫の時は浴槽とその周りという感じです。そうすると自然と分担できているので、全部を1人で掃除するよりラクだし、常にキレイな状態をキープできます」(mori)
■床と排水口は本気洗い
「床や排水口は、1週間に1度本気洗い。日々のお掃除は、日中にスプレータイプの洗剤に便り、流すだけに!」(まーちゃん)
■入浴後必ず拭き上げ
「お風呂を出る際は、水垢がつきそうな部分を必ずタオルなどで拭きあげています。掃除は日中に」(ペンギン)
■週1回徹底的に掃除
「普段は入る前に掃除。でも何をしようが汚れる時は汚れるので、週1回、みんなが寝静まったら徹底的に掃除をしています」(ゆずパパ)
■朝シャンついでに
「夫が必ず朝シャンプーする人なので、そのタイミングでお風呂掃除をしてもらっています」(とらママ)
■汚れが蓄積しないように掃除
「毎日、日中に掃除。週に1回は、排水口のハイターや鏡の鱗取りをして、汚れが蓄積しないようにしています」(Hiro)
■毎日ちょこちょこ掃除
「毎日、入浴後、お風呂の湯を抜いてすぐ掃除しています。一番汚れがラクに落ちるし、湿気も短時間でおさえられます。毎日ちょこちょこが結局一番ラク」(そうまま)
すぐに掃除できない時は「換気扇を1時間以上使って湿気を抑制してカビ予防を」と専門家
カビや汚れが溜まりやすいお風呂掃除は、なるべく簡単にすませたいものです。そこでお風呂の掃除のタイミングと共に、お風呂場をキレイに保つポイントについて高橋ゆきさんに聞きました。
「みなさん、よく工夫されてお風呂掃除の対策をされているなと感じます。
お風呂掃除は、汚れがよく落ちる『入浴後』がベストタイミングです。
お風呂場が温まっている状態だと汚れも落としやすくなるので、なるべく使用後すぐに掃除するのがいいですね。すぐに掃除することで、汚れが溜まることを防ぎ、カビ予防にもなります。
すぐ掃除ができない時は、入浴後に換気扇を使用することで最低限湿気を防ぐことができます。換気扇は少なくとも1時間以上使用する、もしくは窓を開けておきましょう。
私は、いつも入浴後、壁や床などを軽く温水シャワーで流してから、冷水シャワーで洗い流すことを習慣にしています。浴室の温度を下げることでカビの発生を抑えることができるのと、飛び散った泡や汚れを落とす効果があるからです。
さらに上から下の方向にスポンジで軽く汚れを落とし、乾いたタオルで鏡や壁をサッとひと拭きして、水気をとっておけば完璧です!毎日、ちょこちょこ掃除を習慣にすることで、汚れを防いでいます。
子育て中は日々忙しく、なかなかお風呂掃除をしっかり行う時間をとることができないことも多いかと思いますので、そんな時は入浴中のながら掃除や、ちょこちょこ掃除がオススメです。
毎日少しでも掃除をしておくことで、頑固な汚れは溜まりにくくなり、日々のお掃除はラクになります。
お風呂掃除で見落としがちな場所に、天井の汚れがあります。天井は知らぬ間にカビが生えやすいので、半月に1回程度、天井のカビや汚れをチェック! フローリング用の簡易モップなどにウェットシートをつけて水気を拭き、その後ドライシートで乾拭きしましょう」(高橋ゆきさん)
お風呂のキレイを保つポイント
●シャワーホースが床に接触しないように、シャワーヘッドは高いフックにかける。
●バスルーム使用後は、桶とイスを壁に立てかけておく。
●子ども用のお風呂のおもちゃがある場合は、すべて洗濯ネットなどに入れて、S字フックで吊るしておくのが◎。
●お風呂場から上がるときは、床の水滴を排水口に向かって足で払い、カビやぬめり予防を。
●バスルーム使用後は換気扇をつける、もしくは窓を開けて必ず1時間以上換気を。
●スプレーで流すだけの洗剤だけでは、ぬめりや汚れが目立つ箇所の汚れが落ちていないことがあるので、気になる場所はスポンジを使って。
浴室はカビや汚れがつきやすい場所ですが、毎日しっかり掃除する時間がないことも。汚れを溜め込まないためにも、入浴後の温・冷シャワーと、毎日のちょこちょこ掃除を習慣にしたいですね。
(取材・構成/メディア・ビュー 酒井範子)
高橋ゆきさん
PROFILE)株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、2020年の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」でも家事監修を担当した。著書に『ズボラさんでも暮らしが整う楽ラク家事』などがある。1男1女の母。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年8月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数336人)
※記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。