目指せ睡眠時間短縮…！毎日10時間睡眠【御手洗直子のコマダム日記 ＃186】

一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ＆エッセイでお送りします。

「つっこみが止まらないコマダム日記」#186
今回は睡眠時間短縮を目指すお話です。

集中力は成長するか

次女はちょっとやそっとの事では起きないくらい熟睡するタイプだが、長女はちょっとやそっとの事でわりと起きるタイプの子である。古くは乳児時代から、抱っこした私が座っただけで起きて怒るという繊細具合である。高度計でもついてんの？

さてそんな姉妹がわりと安定した睡眠を獲得した保育園時代から私も彼女らと共に夜９時から７時までの睡眠を得ている。安定の10時間睡眠である。つまり小５と小２はいまだに添い寝をしないと寝られないのである。というか母不在だと夜中までハッスルして寝ないので添い寝して寝かせているのである。

おそらく私はロングスリーパーのため毎日10時間とか余裕で寝られるしなんなら昼寝も2時間とかできるのだが、テレビなどで平均睡眠時間などの話題を見ると不安になる。みんな６時間でどうやって生きているの…？というのと同時に、６時間、７時間で生きている人々と私は毎日３時間以上の活動時間の差があるわけで、週にして21時間、月にして90時間以上の差ができるわけである。そんな…90時間の間に、人々は書物を読んだり、映画を見たり、勉強などして資格を取ったり、私という個を置き去りにし、すさまじく有意義な時間を過ごしているのである…。たぶん。

私もそんな有意義な時間を過ごしたい。毎日の３時間で風呂に入り、見たかった映画を鑑賞し、３Dの勉強しつつクロッキーをして絵がうまくなるのだ。

となると、いかに睡眠時間を削るかということになるわけであるが前述したとおり娘たちの就寝時間に私が不在だと娘たちが寝なくなるため、夜9時就寝は固定なのである。子どもが寝付いたら起きて夜中まで活動というママさんの話も聞くが長女がそんな短時間で寝付くわけもなく、11時とかに動き出そうものなら長女も速攻起きてギンギラギンにさりげなくずっと起きている状態になりかねない。ゆえに選択肢は早起きする。という一点のみとなる。

夜９時に寝て３時に起きるという友人ママさんがいるのだが自分が６時間睡眠で生きていける自信が無いのでまずは５時半起きで８時間半睡眠を目指す。５時半に起きても８時間半寝られるのである。普段どれだけ寝てるんだ。問題は娘を起こさず私だけ起きる方法である。

音にも鋭敏に反応し覚醒する娘を相手にどうやって起きるか。これは私が辿った特殊目覚ましとの出会いの物語なのであった…。（つまりは特殊目覚ましの話を書こうとして前置きがここまで長くなってしまった。）つづく。

御手洗直子
Profile　pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」（共に新書館）、「腐女子になると、人生こうなる！～底～」（一迅社）、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」（ベネッセコーポレーション）など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
　御手洗直子X（旧twitter）：＠mitarainaoko