【成長日記1才0カ月】立っちができた~! 初回の記録は3秒<山本彩葉ちゃん最終回>
赤ちゃんの成長や生活の様子を毎月リポートする連載企画「たまひよ成長日記」。
1才を迎えて初立っちに成功した山本彩葉(いろは)ちゃん。意思の疎通も進み、急成長の彩葉ちゃんを紹介します。
山本彩葉ちゃん&萌さん&周平さん
同じ職場で出会ったママとパパ。結婚3年目で彩葉ちゃんが生まれました。ママは現在育休中。パパは彩葉ちゃんが2カ月のころに、約1カ月間の育休を取得しました。最近は、パパの仕事がお休みの日に、3人でお散歩や買い物に出かけるのが楽しみなのだとか。
ついに立っちができました!
私と手をつないで立つ練習を少しずつ進めていたところ、ほんの数秒ですが手を離して一人で立っちができました。最近は、まねっこがどんどん上達。私が手をたたいたり、バイバイしたり、積み木を重ねたりするなどのお手本を見せると、上手にまねをするように。まねっこのバリエーションも日に日に増え、スポンジのように見たこと・聞いたことをぐんぐん吸収しているのを感じます。
言葉の理解も進み「ごはん食べる人~?」と、聞くと食いしん坊な娘は元気に手を挙げます。1才になってから、急に意思の疎通が進んだようです。
食べ物のありかを覚えちゃった!
赤ちゃん用のおやつなどの食べ物がどこにしまってあるかを覚えているみたい! おなかがすくと棚やお世話バッグを物色。とはいってもまだ袋や箱を自分で開けられないのですが、そろそろ手の届かないところに隠しておかないとですね。
「ください」「どうぞ」ができるように
食事中、「ください」と私が言うと、どうぞと渡してくれるように。時には私の口に食べ物を持っていき食べさせようとしてくれることも。ちょっとしたやりとりに成長を感じます。
本格的に仕上げ磨きをスタート
前歯の上が2本、下が4本生えそろってきたので仕上げ磨きをよりていねいにするように。嫌がるかと思ったら、意外にもおとなしい! 歯ぐきがむずむずしてブラシが気持ちいいのかも。
ズボンは90cmを愛用する大きめちゃん
山本彩葉ちゃんの発育曲線
山本彩葉ちゃん1才 ある1日の様子(&ママ・パパの様子)
[小児科医・若江先生のアドバイス]発達がさらにめざましい時期。新しい発見を楽しんで
見たこと・聞いたことをスポンジのようにぐんぐん吸収し、発達がさらにめざましい時期。昨日できなかったことが今日はできるようになるので、毎日新しい発見があって楽しいです。数秒立っちができれば、歩き始めるのはもうじきでしょう。
言葉は発語より理解が先に進みます。たくさん話しかけて理解が進んでいくと発語につながっていきます。ただ、この時期は自我もどんどん強くなってくるもの。対応に悩むママ・パパも多くなるので、心の準備をしておくといいでしょう。
[小児科医・若江先生のQ&A]“1才以降の発達&生活で気になること”について教えて!
【Q】 言葉の理解が進む1才。してはいけないことはどう伝える?
ごはんで遊んだり、ティッシュを出したりといたずらをします。「ダメよ」と言っても笑ってまた繰り返します。1才になり、言葉の理解は進んでいるようですが、してはいけないことはどのように注意すればいいのでしょうか?
【A】繰り返し伝えることが大切。内容によっては「いたずらOK」の環境を作るのも手
「ダメよ」と言われても、「どうしてダメなのか」という理由を理解しないとやめるのが難しいもの。理由を理解してやめられるようになるのは、3才くらいからが目安です。ただ、それまでは「やりたい放題でいいのか」というとそうではありません。食べ物を粗末にするようなことがあれば「ごはんで遊んだら、食事は終わりだよ」と伝えて、下げてしまいましょう。繰り返し伝えることで「遊んだら、それ以上食べられなくなる」と少しずつわかってきます。
赤ちゃんが触ると危ないものは手の届かないところにしまうのが原則ですが、いたずらの内容によっては、工夫しながら見守る手もあります。ティッシュは残り少なくなった箱だけ触れるようにしたらどうでしょうか。ママ・パパが見ているそばでティッシュを出すいたずらは、楽しい遊びの一つです。出したティッシュも使えますし、残り少ない枚数であれば片づけの負担もそれほど大きくないでしょう。
【Q】 1才になったら歯医者デビューしたほうがいい?
歯が生えてきたのですが、まだ歯医者に行ったことがありません。むし歯はないのですが、歯科健診やフッ素塗布のために歯医者に行くのは、いつごろからがいいのか気になっています。
【A】歯が生えたら小児歯科の受診を考え始めて。1才6カ月ごろからというのも目安の一つ
いつから歯医者に行くといいか、明確な決まりはないですが、歯が生えたら小児歯科の受診を考え始めるといいと思います。小児科で予防接種や乳児健診を受けるのと同様、小児歯科で健診を受けるのは大切なこと。歯科衛生士に歯の磨き方を習ったり、むし歯予防の食生活などについて教わったりすることもできます。
小児歯科を予約するときに「歯が〇本生えるころから」もしくは「〇才ごろから」など、そのクリニックがおすすめしている歯科健診の時期を教えてくれることも多いです。行政で歯科健診の始まる1才6カ月ごろからというのも目安の一つです。
監修/若江恵利子先生(小児科医・医療法人恵徳会 あさかクリニック 理事長)
撮影/矢部ひとみ まとめ/井上裕紀子、岩﨑 緑、ひよこクラブ編集部
●掲載している情報は2024年4月現在のものです。