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「思ってたのと違う…」美容院で残念な仕上がりになってしまうNGな伝え方とは!?

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サロンで美容師によって髪を染めた若い女性。
dragana991/gettyimages

美容院での仕上がりが「思っていたのと違う…」という経験はありませんか? 
美容師にどのように伝えたら、満足のいく仕上がりになるのか、人気ヘアスタイリストの水野香さんに聞いてみました。あわせて、「たまひよ」アプリユーザーに聞いた、みんなの「こんなはずじゃなかった!」エピソードも紹介します。

「イメージ通りになったことがない」「希望の長さにしてもらえない」などの声続々

最初にみんなの声からご紹介します。

「長年担当してくれていた美容師さんが出産のため退職することになり、別の人が担当になった。毎回イメージ写真を見せたり細かく言葉で伝えたりしても、一度もイメージ通りになったことがなく、別のお店を探そうと思っています」(かっち)

「普段行っていない美容院へ行った際、ドライカットをしていただいたんですが、髪の癖が日によって違うので、次の日には全然イメージと違う髪型になってしまい、ショック受けました」(めるちる)

「写真まで見せて髪型を伝えたのに、ただ真っ直ぐに切られただけのような髪型になった…」(さき)

「毛量が多いので減らしてほしい、長さもバッサリいってほしい、と言っていたのに、『いや、でもこれくらいでいいはずです!』と言い張られて、希望の長さにも毛量にもしてもらえなかった。一度行っただけで美容院を変えました」(りょう)

「癖っ毛なのに表面にたくさんレイヤーを入れられてしまい、毎朝のヘアセットが大変になりました。流行りもありますが、自分の髪質に合う髪型が一番だと感じました」(ヤマ)

「距離感が近い美容師さんで、ちょっと引いてしまい、うまくカットイメージを伝えきれなかった結果、思ったものと違う仕上がりになり、後悔した」(かえら)

「こだわりがないので、試しに美容師に『おまかせします』と髪型をフルで任せたところ、セットしにくく、好みと真逆な髪型にされてしまった」(ゆきなり)

「『おまかせで』と言ったら、自分好みとは違うできになった。それ以来、必ず写真を見せてオーダーするようにしている」(むらさき)

写真などのイメージ見本は何パターンかあるといい

美容院で自分の仕上がりイメージを伝えるのってむずかしいですよね。どのように伝えるのがいいのか、美容師歴20年の水野香さんに聞きました。

――なかなか自分のイメージ通りの髪型にならないという方が多いようですが、うまくイメージを伝えるコツはありますか?

水野 「写真などの見本を持ってきていただくのが、一番いいと思います。
『正面から見たときのこの髪型が好き』とおっしゃる方が多いので、多分、皆さんのイメージって正面から見た髪型だと思うんです。
ただ、ご希望のスタイルがあったとしても、後ろの髪の長さが足りないとか、ボリュームによってはできない髪型もあります」

――希望する髪型があっても、できないことがあるということですね。そうならないためには、どうしたらいいのでしょうか。

水野 「ヘアスタイルカタログやヘアスタイルのサイトなどには、正面からのスタイルのほかに、横から見たスタイルや後ろから見たスタイルが載っていますよね。それらもあると、さらにいいと思います。

また、まったく違うスタイルでも、いくつか持ってきていただいて、『この写真の横の感じが好き』とか、『前はこうしたいけど、後ろはこんな感じにしたい』『前からの見た目は好きだけど、この重さは苦手』など複数あると、お客様の好みもわかりやすくなりますし、いくつかの良さをあわせた提案ができると思うんです」

――いろいろと準備をしていっても、プロから見て「どうしても無理だろう」という場合はありますか?

水野 「ありますね。長さが足りないとか、毛先に重さが必要なスタイルなのに、すでにたくさんレイヤーが入っているとかだと難しいです」

――そういったときはどう対処していますか?

水野 「私ははっきりと伝えます。できないことをできると言っても、失敗することが多いので、残念な結果につながってしまいます。

今こういう長さだから…など、お客様の状態を360度一緒に鏡で見ていただきながら説明をしますね。
言葉で説明されても納得しにくいでしょうが、今の自分の状態がこうだからこの髪型は無理と言われると、なるほどと思っていただけることがほとんどです。

そこから、『このスタイルはできないけれども、こういったスタイルならできます』と言うような提案をできるので、まずは今の状態をしっかり見ていただくこと、それが大事だと思っています」

――美容師さんに「おまかせ」と言って失敗したという声も寄せられましたが、「おまかせ」というオーダーはいかがですか?

水野 「正直に言うと、私は『おまかせ』はちょっと苦手です。経験上『おまかせ』と言う方は、割とこだわりがある方が多いんです。

お客様自身、『おまかせ』と言うときは過去にやった嫌な部分を解消したいと思っていると思うので、過去にされて嫌だった部分を私は聞くようにしています。
長さや顔周りの形などで嫌だった部分を踏まえた上で、新しいスタイルをやりたいのか、扱いやすくしたいのかなどをお聞きしますね。
だから『おまかせ』と言われつつも、私の場合は提案して最終的には相談して決めるスタイルです。

今回のアンケートの声を拝見して思ったのが、技術的な面もありますが、言うことを聞いてくれないとか、距離感が近すぎるとか、人間的な相性もあるのだと思いました。ヘアスタイルの仕上がりについては、お客様が満足するかしないかが結果なので、『満足しない=嫌いだった』ということにはなるだけ耳を傾けるようにしています」

「なかなかいい美容師に出会えない」「いい美容師だったのに、いなくなってしまった」などの声は私もよく聞きますし、経験があります。自分好みの仕上がりに近づけるには、美容師さんとの関係性も大事なようです。ぜひ参考にしていただければと思います。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

水野香さん

PROFILE)
ヘアスタイリスト。HOT PEPPER Beauty AWARD 2024 BEST SALON(注目サロン)を2年で連続受賞しているヘアサロン「MAUNA」マネージャー。美容師歴20年。日々、お客様が話しやすく、心地よい時間を過ごせるように心がけて仕事をしている。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

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