【月齢別】0才児ベビーの9月の様子&お世話ポイント
0才児赤ちゃんの9月お世話ポイントをお誕生月別に解説!
1月生まれちゃんから順にご紹介します。お子さんのお誕生月の情報をチェックしてくださいね。
1月生まれ赤ちゃん(生後8カ月)
ママ・パパへの愛着が増し、人見知りがピークに。これは身近な人との信頼関係がしっかり築けている証拠です。発達の過程なので、おおらかに見守って。慣れない場所を嫌がる「場所見知り」をする子もいますが、1歳を過ぎればおさまってきますよ。
"離乳食はモグモグの様子を見ながら進めます。上あごと舌で食べ物をつぶして食べられるように練習しましょう。一度に口に入れる量が多すぎたり、次から次へと口へ運ぶと、丸飲みしてしまいがち。赤ちゃんがモグモグしているか観察しながら、ちょうどいい量をゆっくり口に運んで。
触ると音が出たり変化したりするものが大好きで、おもちゃだけでなく生活用品も興味の対象に。楽しく安全に遊べるよう、危ないものは「ダメ」としっかり伝えていきましょう。
2月生まれ赤ちゃん(生後7カ月)
おすわりが上手になると、体全体を使った遊びが楽しめるようになります。体を使ってダイナミックに遊びましょう。ママやパパがひざを立てて座り、赤ちゃんをひざに座らせてすねの上を足の甲に向かって「滑り台」、ママやパパと赤ちゃんが向かい合って座り、手をつないで前後に倒れる「ぎっこんばったん」などもおすすめ。おすわりの姿勢でバランスをとる能力も身につきます。
おすわりが上手になると、体全体を使った遊びが楽しめるようになります。体を使ってダイナミックに遊びましょう。ママやパパがひざを立てて座り、赤ちゃんをひざに座らせてすねの上を足の甲に向かって「滑り台」、ママやパパと赤ちゃんが向かい合って座り、手をつないで前後に倒れる「ぎっこんばったん」などもおすすめ。おすわりの姿勢でバランスをとる能力も身につきます。
3月生まれ赤ちゃん(生後6カ月)
ハンカチが顔にかかると自分で取ることもでき「いないいないばー」が大好きです。また、こまやかな感情が芽生え、喜びや怒り、さみしい、悲しいなどの感情表現をするように。うれしいときは手足をバタバタさせて笑い声をあげます。反対に、自分の要求が満たされないと怒って大泣きします。知らない人を怖がって泣いたり、大きな物音を恐れたりもするようになります。
寝返りが上達し、脚で勢いをつけなくても腰をひねってクルリと回転できるようになる時期。昼間はうつぶせにしたり、寝返りをさせたりして、体を使って遊ばせましょう。ほどよい疲れで夜ぐっすり眠れるようになりますよ。
生後6か月ごろになると、胎児のときにママから胎盤を通してもらった免疫がなくなってきます。ウイルス性の感染症にかかりやすくなり、突発性発疹などで突然熱を出す子も多くなります。2才ごろまではよく感染症にかかりますが、元気なときはたくさん遊ばせましょう。
4月生まれ赤ちゃん(生後5カ月)
周囲を認識する能力が発達してくるので、ママやパパと他の人の区別ができるようになります。早い子では、人見知りが始まることも。
生後5カ月になり、支えがあれば座れる、よだれが多くなる、食事に興味をもつ、押し出し反射がなくなるなどの様子がみられたら、離乳食の初めどきです。おっぱいやミルクを飲むだけだった赤ちゃんが、形のあるものをかんで食べられるように、これから約1年かけて練習していきます。ゆっくり楽しみながら進めていきましょう。
昼間の活動不足、初めての場所へのおでかけ、夜更かしなどが刺激なっている場合や、着せすぎの場合などに夜泣きをすることがあります。原因が思い当たらない場合は、背中をトントンする、抱っこする、麦茶を飲ませるなどの工夫をしながらつき合ってあげて。
この時期はおすわりやはいはいの動きを妨げない、上下に分かれたウェアがおすすめです。ズボンは股ぐりが深いものを選びましょう。
5月生まれ赤ちゃん(生後4カ月)
生後3か月ごろまでは、自分の手を見たり、動かしたり、なめたりすることが盛んでしたが、このころになると、身近なものに手を伸ばしてつかもうとします。にぎにぎやガラガラを取ろうとして手を伸ばしたり、プレイジムで一人でも遊べるようになります。また、このころの赤ちゃんは盛んに指しゃぶりをします。指だけでなく、こぶしごと口に入れたり、自分の足を持ってなめる子もいます。これはなめて自分の体を確かめる遊びの一種。「汚いから」とやめさせたりせず、存分にやらせてあげて。
秋の連休には、赤ちゃん連れでおでかけをしたくなりますね。この時期は、遠くても片道1時間程度、滞在時間は2~3時間を目安に。赤ちゃんの生活リズムをくずさない範囲でおでかけプランを立てましょう。持ち物は余裕をもって多めに用意し、休憩を小まめにとるようにします。授乳やおむつ替えのできるスペースも調べておきましょう。9月の紫外線は真夏と同じくらい強いので、紫外線対策も忘れずに。
6月生まれ赤ちゃん(生後3カ月)
あやすと「キャッキャッ」と声を出して笑うように。さみしいとママやパパを目で追い、甘えるような泣き声を出すことも。ガラガラなどを持たせると、少しの間なら握っていられるようになりました。
おっぱいやミルクの飲み方が上手になり、一度の飲める量が増えてきます。1日の授乳回数は、母乳の赤ちゃんの場合は5~6回程度にまとまってきます。泣いてもすぐに飲ませるのではなく、次の授乳タイムまで、抱っこしたり遊んだりして、間隔をあけていくとよいでしょう。また、夜中は一度もおっぱいやミルクを欲しがらず、朝まで眠る赤ちゃんもいます。おっぱいやミルクは足りているので、起こしてまで飲ませる必要はありません。夜寝かせる時間、朝起こす時間をなるべく一定にして生活リズムを整えていきましょう。
この時期の服装は、日中は、短肌着とウェア1枚で、ねんねのときは、コンビ肌着1枚でもOK。涼しくなってきたら、長袖ウェアやはおりもので調整しましょう。
7月生まれ赤ちゃん(生後2カ月)
たて抱きしやすくなりますが、生後3か月ごろに首がすわるまでは、たて抱きは短時間にとどめましょう。たて抱きするときは、首とおしりをしっかり支えて。また、自分の手に興味をもち、こぶしを握ったり、指を開いたり、体の前で両手を組み合わせたりしながらその様子をジッと見つめます。これを「ハンド・リガード」といいます。自分の手に気づき、動かしてみることで、手指が上手に動かせるようになっていきます。
表情も豊かになってきて赤ちゃんとの触れ合いが楽しくなる時期。「ア~」「ク~」などのかわいい声を聞いたら、ママやパパもまねして、「ア~」「ク~」などと返してあげて。言葉のわからない赤ちゃんに、絵本はまだ早いと思われがちですが、耳や目で楽しめる絵本もたくさんあります。やさしく抱っこしてママやパパの声をたくさん聞かせてあげましょう。このころは、色が鮮やかで、リズミカルな言葉が繰り返し出てくる絵本がおすすめです。赤ちゃんの成長に合わせて、さまざまな絵本を楽しめるといいですね。
8月生まれ赤ちゃん(生後1カ月)
このころの赤ちゃんは、あおむけで顔を左右に動かせるようになり、うつぶせでもあごを少し持ち上げられるようになります。手足をよく動かすようになりますが、まだ意識的に動かすことはできません。顔に布などがかかると取ることができないので、窒息などの注意しましょう。
生後1か月を過ぎても、昼夜の区別なく、赤ちゃんのペースに合わせたお世話の毎日です。おっぱいも「欲しがったら飲ませる」が続きます。ママもつらい時期ですが、授乳のリズムができるまでもう少し。家事もお世話も無理をせず、パパや周囲の協力を得ながら乗りきりましょう。母乳不足が心配なときは、母乳外来や1か月健診で相談してみましょう。1か月健診は育児の不安を相談できるいい機会です。出産した病院で、赤ちゃんの成長の様子、健康状態を確認します。気になることを母子手帳にメモしておいて、いろいろ聞いてみましょう。替えのおむつ、おしりふき、着替え、おくるみかバスタオルなども忘れずに。
9月生まれ赤ちゃん(生後0カ月 新生児ちゃん)
赤ちゃんは新陳代謝が盛んなため、体温は37度前後と高めです。呼吸や脈拍も大人の倍以上の速さ。このころは鼻呼吸が中心で、口で上手に呼吸ができません。鼻が詰まるとフガフガすることがありますが、おっぱいを飲むときに苦しくないようなら心配ありません。
おっぱいとおむつ替えの繰り返しで1日が過ぎていきますが、お世話のときに赤ちゃんに触れたり声をかけたりするだけで赤ちゃんとのかかわりは十分。泣いたら抱っこして赤ちゃんの目を見て、「おっぱいあげようね」「おむつ替えようね」など、少し高めの声でやさしく声をかけましょう。赤ちゃんも安心して、ママやパパとの絆も深まっていきますよ。
医師からうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけにして寝かせましょう。うつぶせ寝は、SIDS(乳幼児突然死症候群)の危険性を高めると言われています。SIDSの原因はまだ解明されていませんが、睡眠中の呼吸機能低下と関連があると考えられています。SIDSの予防には、周囲の人の禁煙や、なるべく母乳で育てることも大切とされています。また、赤ちゃんがねんねしているときに一人にしないことも大切です。
10月生まれ赤ちゃん(生後11カ月)
伝い歩きが上手になり指先を器用に使えるようにもなります。記憶力が発達してきて、物事の因果関係も理解し始めます。赤ちゃんの目の前でママやパパがソファの後ろに隠れたりすると、後ろにいることが予測できるようになるため、見つけたときに大喜びします。身近なものが登場する絵本なども楽しめます。
お昼寝が1回にまとまり、夜ぐっすり眠るようになってきます。昼寝が長すぎたり、遅い時間まで寝ていたりすると、夜寝る時間が遅くなってしまいます。昼寝は2時間以内と決め、15時までには起こすようにしましょう。就寝時間を決めて、その40分~1時間くらい前までに入浴を済ませるとリズムが整ってきます。
1日3回の離乳食に慣れてきたら、徐々に大人の食事の時間帯に合わせていきましょう。食べられる食材も増えるので、大人の料理からの取り分けもできるようになります。このころの好き嫌いは、食べにくさが原因のひとつ。調理法や切り方を変えるなど、工夫してみて。
11月生まれ赤ちゃん(生後10カ月)
伝い歩きをする子も多くなりますが、はいはいの方が素早く移動できるため、伝い歩きができても、しない子も。また、大人が「バイバイ」「バンザイ」などと言いながら身振りを見せると、まねっこするようになります。くり返すうちに、その言葉を聞いただけで身振りをするようになります。ママやパパが音楽に合わせて体を動かすと、赤ちゃんもまねして体を動かしたり、「ちょうだい」「はいどうぞ」などのやりとり遊びもできるように。親子のコミュニケーションを楽しみながら、たくさん遊びましょう。
残暑が続きますが、涼しい時間帯を選んで公園で外遊びをしましょう。ママやパパに体を支えてもらいながら滑り台で遊んだり、抱っこでブランコに乗ったり。はいはいや伝い歩きで動きまわる赤ちゃんに目が離せない時期で、ママもパパも疲れがたまりがちですが、芝生ではいはい、ベンチで伝い歩きと外で体を動かすと、食欲が出て夜はぐっすりです! 20時ごろには寝かせて、早寝早起きを定着させましょう。公園に行くときは、ベビー用虫よけや虫刺されの薬を忘れずに。
12月生まれ赤ちゃん(生後9カ月)
食べ物が「マンマ」、水や麦茶が「ブゥブ」というように、身近な言葉が特定の意味を持っていることがわかり始めます。また、危ないことをしたときに「いけません」「ダメ」と強い口調で言うと、叱られたことがわかり、やってはいけないと理解し始めます。ママの姿が見えないと、大泣きして追いかけてくる「後追い」が始まる子もいます。赤ちゃんにはわからないからと黙ってそばを離れるのではなく、「ママ、トイレに行くね」などとひと声かけて行きましょう。大泣きすることがあっても、ちゃんと帰ってくることがわかり、待っていられるようになります。
離乳食が1日3回になり、栄養の60~70%を離乳食からとるようになります。バナナくらいのかたさのものを口の中で左右に移動させ、歯ぐきでかんで食べるのが目標です。また、このころから手で持って食べたがる赤ちゃんも。手づかみ食べは、食べ物の大きさや形を目で見、かたさや温度を手で握って確かめながら、ちょうどいい量をかじりとる練習になります。手づかみメニューを加えて、どんどんやらせましょう。
(文:たまひよONLINE編集部)
参考:『1月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)他
●赤ちゃんの発達には個人差があり、必ずしも記事どおりでない場合もあります。