おすすめの赤ちゃんとの遊び方

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赤ちゃんが生まれて数ヵ月もすると、ジーっと人の顔を見るようになったり、よく笑うようになったりと、表情も豊かになってきます。赤ちゃんを楽しませてあげたくて、ママもパパも何かしてあげたくなっちゃいますよね! でも、「まだ言葉も話せない赤ちゃんとどうやって遊んだらいいのかわからない」そんなお悩みをおもちのかたも多いのでは? そこで、ママ&パパのタイプ別に、赤ちゃんとの上手な遊び方についてご紹介します。
赤ちゃんの興味にそった遊びを広げていくことが大切
「まず、赤ちゃんと遊ぶときは、『〇〇させよう』と考えるのではなく、赤ちゃんが何に興味をもっているかよく観察し、赤ちゃんの興味にそった遊びを広げていくことが大切です」と言うのは、臨床発達心理学・乳幼児精神保健などに詳しい日本女子大学人間社会学部心理学科教授の塩崎尚美先生。「そのための環境づくりも大切です。赤ちゃんが興味を示したときにすぐに遊べるように、おもちゃは赤ちゃんが目につくところに置くなどしてしまい込まないようにしましょう。また、はじめはおもちゃに興味を示さなくても、あせらず気長に待ちましょう」
さらに、塩崎先生のお話によると、自分の性格タイプを知っておくと、赤ちゃんとの関わり方がより上手になるとのこと。だいたいのママ&パパのタイプは次の4つに分けられるので、自分に近いタイプを選んで、赤ちゃんとの遊び方の参考にしてみてください。
自分のタイプを知れば、遊び方のコツがわかる!
私はどのタイプ? 自分に合った赤ちゃんとの遊び方は?
◆タイプ1:何事にもやる気マンマン!好奇心旺盛な「即実行タイプ」
このタイプのママ&パパは、すでに赤ちゃんにも積極的に働きかけていることでしょう。ただ、もしかしたら、赤ちゃんがそのペースについていけない可能性も。自分の気持ちを少しおさえて、まずは赤ちゃんの反応をしっかり観察しましょう。赤ちゃんのまわりにおもちゃをならべ、音を鳴らしてみるなどして反応を待ち、赤ちゃん自身が興味を示したら、そこから積極的に声をかけて一緒に遊びを広げていきましょう。絵本は読んで聞かせることよりも、赤ちゃんと一緒に楽しむことを心がけて。途中で止まっても前のページに戻っても、赤ちゃんの興味を優先する気持ちで取り組んでみましょう。
◆タイプ2:集団よりひとりが好き。自分の世界をもっている「シャイタイプ」
世間にあふれる子育て情報に惑わされることなく、自己流のやり方をもっているママ&パパは、もしかしたら声かけなどが少し苦手なかたが多いかもしれません。あまり難しく考えず、赤ちゃんのしていること、興味をもっていることを言葉にして語りかけてあげましょう。たとえば、「上手ににぎれたね」「コロコロ音がするね」など状況をそのまま口にしてあげるだけでOK。絵本も感情たっぷりに読まなければなどと気負わず、書かれている通りに読んであげれば十分です。指差しができるようになってきたら、指差ししたものを言葉にしていくだけで、ぐっと語りかけが広がります。
◆タイプ3:何事もコツコツと計画的にやりとげる「きっちりタイプ」
計画性があってまじめなママ&パパは、赤ちゃんに対しても「できることはぜんぶきちんとやってあげたい」と思うかもしれません。でも、乳児期の赤ちゃんは予定通りにはいかないもの。片づけもほどほどに、おもちゃは赤ちゃんの目につくところに置くなど、赤ちゃんが遊びたいときに自由に遊べる環境を用意してあげましょう。絵本も思ったように読み聞かせができなくても残念に思わず、赤ちゃんがペラペラとページをめくる感覚を楽しむだけでもOK。赤ちゃんのテンポに合わせて「めくるのおもしろいね」「ぞうさん好きなの?」などと話しかけてあげましょう。
◆タイプ4:細かな心遣いができる、几帳面で注意深い「慎重派タイプ」
何事にも慎重に取り組むママ&パパは、赤ちゃんが育児書通りの反応を示さなかったりすると、不安に思ってしまうこともあるかもしれません。ですが、赤ちゃんの成長の度合いや興味の幅には個人差があります。おもちゃの使い方通りに遊ばなくても、今できていることで楽しく遊んでいるならそれでOK。たとえば、絵本に関心を示さず、めくるだけでも、「そのうち興味がわくはず」とゆったり構え、その子なりの遊びと認めてあげましょう。赤ちゃんは自分なりに工夫することを覚え、それが成長へとつながっていくのです。
はじめての育児では、赤ちゃんとの遊び方だけでなく、育児での困り事など知りたい情報がいっぱいでてきます。そんなときに頼りにしたいのは、よくある一般論よりも、ご自身の性格タイプや赤ちゃんの月齢にあった悩み解決のアドバイスですよね。みなさんもご存じの「ベネッセコーポレーションの通信教育<こどもちゃれんじ>」も、知育玩具や絵本よりも、むしろ育児情報誌『おやこですくすく』を読みたくて受講されるかたが多いそうです。「一般的な育児情報誌だとものたりない」「ちゃんと月齢に合った育てかたを知りたい」というかたは選択肢にいれてみるといいのかもしれませんね。
(参考)こどもちゃれんじホームページ
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