置くスペースがない!! 実家&義実家から引き継いだ仏壇どうする?
●毎月27日は、「仏壇の日」。日本書記の天武天皇による詔
西暦685年3月27日、天武天皇が「諸国の家ごとに仏舎(ほとけのみや)をつくりて、すなわち仏像および経を置き、礼拝供養せよ」との詔を出したとの記述が「日本書紀」にあることにちなみ、全日本宗教用具協同組合が毎月27日を「仏壇の日」と制定しました。
実家&義実家の仏壇どうする?
お盆休みの帰省で、お仏壇に手を合わせてきた人も多かったことでしょう。
その仏壇、いずれ自分たちが守ることになるかもしれません。いざ、その時が来ると戸惑うことが多いものです。
口コミサイト『ウィメンズパーク』にも、仏壇に関するコメントが。
お盆休みの帰省で、お仏壇に手を合わせてきた人も多かったことでしょう。その仏壇、いずれ自分たちが守ることになるかもしれません。いざ、その時が来ると戸惑うことが多いものです。
口コミサイト『ウィメンズパーク』にも、仏壇に関するコメントが。
「先日、義父が亡くなりました。今現在、仏壇はありません。わが家に仏壇を置くスペースはなく…。仏壇は必ず必要ですか?」
「母は正月やお盆くらいしか仏壇を開けないし、これなら無くてもいいんじゃないかなと思いました。一方、叔母は仏壇はないけど遺影の前に焼香セット作って毎日ご飯やお水あげています」
仏壇があっても、故人への気持ちがなくほとんど置いてあるだけでは意味がないように思えます。
宗教上の縛りがないなら、本人の気持ち次第なのかもしれません。
いざ、仏壇を引き継ぐ段階になって困るのが、置くスペースがないこと。
「実家にあるとても大きな仏壇を引き継ぐことに。置き場所もなくできれば処分をしたいのだけど、どうすればいい?」
「夫の実家を処分する時、仏壇を買い替えました。古い仏壇はお坊さんに魂を抜いてもらい、新しい仏壇は開眼法要をしてもらいました」
「最近、仏壇を処分しました。その際、お坊さんに相談に行きました。そうしたら、魂があるのはあくまで位牌。仏壇は位牌を入れる部屋みたいな物なので供養は必要ないと言われました。なので、小さな仏壇を購入したかったので、古い大きな物は処分していただき(有料)、新しい物を購入しました」
「仏壇を買い換えました。その際、仏壇屋さんに行ったのですが、最近は買い換えの際、魂抜きをする家は減っているということ。また、宗派によってそもそも魂抜きという考えもないと言われました」
仏壇への思いや価値観は、ひとそれぞれ。
引き継ぐにしろ、処分するにしろ、みなが納得する方法で進めていかないとなりませんね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。