夫に送ったつもりが義母に「今から帰りまっせー!」義母からの返事は……!? 私のLINE誤爆エピソード
今回のテーマは「LINEの誤爆エピソード」についてです。
「たまひよ」アプリユーザーに聞いたリアルなエピソードとともに、ITジャーナリストで成蹊大学客員教授の高橋暁子さんに、誤爆せずにすむ工夫などについてお聞きしました。
送信先間違いや入力ミスは日常茶飯事?
最初にみんなの声から紹介します。
Q:LINEで誤爆してしまったことはありますか?その内容について教えてください。
「誤爆というか、漢字の変換ミスのまま送ったり、フリック入力がちゃんと打ててなくて変な言葉になったまま送ったりはよくします」(ちーたんママ)
「送る相手を間違ってしまった」(みい)
「友だちに夫の愚痴を送ったつもりが、間違えて本人に届いてしまったこと!夫は自分のことだと気づいていませんでしたが(笑)」(みすず)
「元職場の先輩で現ママ友に親バカLINEをしまくったこと」(あや)
「LINEの登録名を、友だち登録の時から特に変えていなかったため、送る予定の相手と同名の別のママに、『今度ランチに行こう』と誘ってしまいました(例えば『ともこ』としか表示されない相手)。向こうからすれば多分『なぜ急に私?』だったはず。それ以来『ともこさん(そら君ママ)』とか表示名を自分で変えるようにしています」(まるまる)
「(夫と)付き合っていた時に、義母に大好きスタンプを間違えて送ってしまった…」(小春)
「夫に『買い出し行く?』と出先からLINEしたつもりだったが、義母に送信していた。既読になっていなかったので、急いで送信取り消しして間違えましたと送った」(きなこんぐ)
「産休に入る前まで仕事から帰る時は夫に『今から帰るよ』とLINEしてました。いつもはある程度したら返信があるんですが、なかなか返信が来なかったので帰りながら確認すると…。まさかのお義母さんに送っていて、『どうぞ帰ってください(笑)』と返信が…。
週1で会うくらい仲良くしていただいてるんですが、この時に限って『帰りまっせー!』とふざけて送っていたので、やってしまったと思いました(笑)」(ふぅ)
「夫が1ヶ月健診で聞きたいことのメモを私に送ろうとして、義両親に誤爆。新生児で聴覚スクリーニングに引っかかったことを話していなかったので、心配させてしまった…」(ゆゆ)
誤爆を避けたい相手はわかりやすくしておくのも手
どのエピソードもありえそうなことばかりで、身につまされます…。もしも機能などを使って“誤爆”が防げれば、助かりますよね。そこで、ITジャーナリストの高橋暁子さんに、LINEで間違った送信を送らせずに済む方法などについて、アドバイスをいただきました。
「誤爆をしてしまう人は多く、特にLINEでは多いんです。ある調査では、4人に1人が誤爆経験があると言われています。
笑えるようなものならいいですが、仕事相手やママ友、義母などへの誤爆は、できれば避けたいですよね。
誤爆を避けるための方法はいくつかあります。
たとえば以下のようなものがあるので、心配な方はあらかじめ設定しておきましょう。
LINEの設定画面を開き、『トーク改行キーで送信』がオンになっていたら、オフにしましょう。送信までに一手間できるので、“うっかり送信”を防げます。
また、特に誤爆してはいけない相手の名前を、【★◎◎社★△△さま★】などと、頭に絵文字を着けるなどして目立つように編集したり、壁紙をがらっと変えるなど、わかりやすくするのも一つの方法です。
壁紙を変更する場合は、まず変えたい相手とのトーク画面を開き、右上の三本線をタップすると『設定』の項目が表れます。その『設定』から『背景デザイン』を選び、好きな背景デザインを選ぶと設定は完了です。
用意された背景のほか、自分の写真なども利用できます。
逆に、普段からよくトークを送る相手やグループを分かりやすくするのもいいですね。そのような相手やグループは、お気に入り登録しておくと間違いづらくなります。
相手が未読のままなら送信取り消しをして、シンプルに謝罪をしましょう。既に読んでしまっていたら、誠実な謝罪がベストです。
『夫に送るつもりで間違ってお送りしてしまいました…失礼なことをしてしまい、本当にごめんなさい!』『メッセージを間違ってお送りしてしまいました…お騒がせしてしまい申し訳ありません』など、丁寧なメッセージを心がけてください。
普段から良い関係が築けていれば、そして悪意がなかったことが伝われば、大きなトラブルにはなりづらいのではないでしょうか」(高橋暁子さん)
なるほど、誤爆を絶対避けたい相手やよくやりとりする相手をわかりやすくしておくことは、トラブル回避の側面もあのですね。設定を変えることは、これまであまりしたことがなかったので、勉強になりました。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
高橋暁子さん
PROFILE)
ITジャーナリスト。SNS、10代のネット利用、情報モラルリテラシーが専門。スマホやインターネット関連の事件やトラブル、ICT教育に詳しいITジャーナリスト。成蹊大学客員教授。東京都で小学校教諭、Webの編集者 などを経て独立、現在に至る。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナー、講義、委員などを手がける。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『できるゼロからはじめるLINE超入門 iPhone&Android対応』(インプレス)など著作は20冊以上。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年9月の情報であり、現在と異なる場合があります。