トイレブラシはどんなものを使ってる？掃除の頻度は？ みんなのトイレ掃除事情を大調査！

トイレはどんな道具を使ってどれくらいの掃除しているか「たまひよ」アプリユーザーにアンケートするとともに、掃除の頻度の正解とトイレ掃除のポイントについて家事研究家の高橋ゆきさんに聞きました。

トイレ掃除の頻度と使っている掃除道具は？

まず、みんなの掃除の頻度についてのアンケート結果と掃除道具や悩みについて迫ってみました。

Q：トイレ掃除はどれくらいの頻度でしますか？

毎日　5.8％
2〜３日に１回　17．5％
１週間に１回　50.4％
2週間に１回　19.7％
その他　6.6％

◾️洗剤をつけて終わり
「ブラシは使わず、こすらずきれいになる洗剤をつけて終わりです。手洗い部分の汚れは、ウェットシートだときれいに落ちないので、そのまま放置になっています」（ayanapple08）

◾️産前産後の掃除が辛い
「流せるタイプのブラシを使っています。屈む体勢は妊娠中も産後もツライ。立ち上がると立ちくらみしやすいからです」（きゃさりん）

◾️月1回ブラシは買い替え
「置き型のトイレブラシを月1回の頻度で買い替えています。カビが気になります」（ピヨちゃん）

◾️ニオイが気にならない流せるブラシ
「流せるタイプのトイレブラシで掃除しています。ブラシはずっと使っているとニオってくる気がするからです」（ちーくんまま）

◾️洗剤をつけて放置
「スクラビングバブルを使っています。洗剤をつけ放置して流すだけなのでラクです」（ちは）

◾️使い捨てのほうが衛生的
「流せるタイプのトイレブラシを使っているのは、掃除したらそのまま流してしまうほうが、衛生的な気がするからです」（えり）

◾️目に見えない汚れが気になる！
「使い捨てのブラシのほうが清潔なような気がします。子どもがおもらししていた時期もあるので、目には見えない汚れが気になっています」（あい）

◾️サボったリング
「使い捨てのトイレブラシを使っています。サボりすぎてサボったリングができてしまい、どうしようか悩み中」（えみ）

◾️清潔に保つ方法は？
「トイレに置いておくタイプのブラシは、使い終わったあと湿ったままなのが不潔に感じています。清潔に保つ方法を知りたいです」（ちゅうみ）

◾️掃除回数を減らす工夫
「置くタイプのブラシがありますが、抵抗があってあまり使いません。僕は水の流れるところに置くだけのものとか、便器に貼るタイプのジェルとかで汚れないようにして掃除回数を減らしたい派ですが、妻はこまめに掃除する派です」（ヘッジホッグ）

◾️便器裏の掃除が苦痛
「便器裏の汚れを一拭きで、しかも手を汚さずクイックルワイパーのようなもので拭き取れるものが欲しい！便器裏だけはこすらないととれないし、自分の汚れだけではないので磨くのがイヤ！」（ゆい）

◾️みんなどうしてる？
「夫が座って用を足してくれないので壁や床、便座が汚れるのが余計に気になります。みんなどうしているの？」（ほのママ）

トイレの掃除は、清潔を保つためにも週1を目安に

ここでは、トイレ掃除の頻度の目安とともに、トイレをキレイに保つためのポイントについて、高橋ゆきさんにアドバイスしてもらいました。

「アンケートでは、半数以上の人が1週間に1度以上トイレを清掃されていて、本当に素晴らしい習慣だと感じました。

トイレ掃除は、家庭の状況や使用頻度によって異なりますが、一般的には、週に1回の掃除をオススメします。
トイレは細菌やウィルスが特に多い場所。掃除を定期的に行うことで、細菌やウイルスの繁殖を防ぎ、家族の健康をしっかり守ることができます。

さらに、清潔な空間を維持することは、私たちの心にも良い影響を与えてくれます。そして、ピカピカのトイレは気持ちをリセットし、前向きな気持ちで毎日を過ごすサポートにもなります。

反対に掃除の間隔が長くなると、時間がたつほど汚れは頑固になり、取り除くのが難しくなります。サボったリング（水位線にできる黒い輪じみ）や、こびりつきも放置すると頑固な汚れとなり、取り除くのが難しくなるからです。
また、目には見えませんが、便器やその周りの壁には尿が飛び散っているので、放置していると悪臭の原因になります。
一度にまとめて掃除するのではなく、日々少しずつお手入れすることが、清潔さを保つ鍵です。汚れをため込まず、こまめにお手入れをすることで、トイレはいつも心地よい空間となり、自然と美しさを保つことができるのです。

みなさん、流せるタイプのブラシやトイレスタンプ、洗い流すだけの洗剤など、便利な商品を上手に取り入れている方が多いのも印象的です。
私たちが日々過ごす空間は、ちょっとした工夫で驚くほど快適になります。自分らしい方法で掃除を楽しみながら、笑顔が広がる素敵な空間を作り上げていくことは、日々の掃除ではとても大切なことですね。

ただ、これらの便利グッズを使う際には、それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解した上で選ぶことが大切です。例えば、ブラシ部分をトイレに流せるタイプは、とても衛生的で便利ですが、古い配管では詰まりの原因になることがあります。流す前にトイレの配管や水圧の状況を確認してから、使用するほうが安心です。
洗剤を塗布しておくタイプは、時間に気をつけることも大切です。トイレの表面やゴムパーツを傷めること、頑固な汚れまでは落とせない可能性があるからです。

日々の掃除で簡単に汚れを取り除くなら、市販のトイレ用掃除シートを使うのが手軽で楽チン。特に、壁の下から20cm以内のもっとも尿が飛び散りやすいエリアと、便器の手前の床を拭くようにしましょう。

また、こまめに洗濯しないと悪臭の原因になる、トイレのマットや便座カバーなどはあえて使わないのも手。手間も減りますよ。
汚れが気になる箇所は、汚れをゆるませるためにトイレ洗剤を塗布した後、10〜15分ほどそのまま放置します。そのあとトイレブラシで便器内の汚れをこすれば、汚れがゆるんでいるので軽い力ですっきりキレイになります。放置する時間は、洗剤の取扱説明書を必ず参照してください。
掃除後は必ず換気をして、湿気やカビの発生を防ぎ、清潔で快適なトイレ環境を保ちましょう」（高橋ゆきさん）

トイレ掃除は、放置するだけでOKのものや使い捨てブラシなど便利なものがあります。使い方に注意しながら、便利なものを上手に取り入れて、トイレ掃除をラクにしていきましょう！（取材・文／酒井範子）

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2024年7月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。（有効回答数137人）
※記事の内容は2024年9月の情報で、現在と異なる場合があります。

高橋ゆきさん

PROFILE）
株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、2020年の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」でも家事監修を担当した。1男1女の母。