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31cmばっさりカット。キャサリン妃も参加した”ヘアドネーション”をやってみた

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©Natsumi Kondo


アメリカ在住のママライター近藤です。突然ですが、「ヘアドネーション」をご存知ですか? 小児がんなどの病気で髪を失ってしまった子ども達に本物の人毛で作ったウィッグを無償提供するための活動です。どうせなら日本の子ども達の役に立ちたいと思い、私も一時帰国中の日本で美容室に行き、ヘアドネーションを体験しました。世界でのこの活動の広がりを紹介するとともに、人気美容師さんから聞いた話を交えて今回の体験をレポートします。

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数十万円もする人毛でできたウィッグ

普段の生活ではなかなか馴染みのないウィッグ。実はとても高価で、見た目にも本物と見えるようなものは数十万円するそうです。また、一度手に入れても一生使えるわけではなく、正しいお手入れをしながらの使用で耐久年数が3年程度。成長中の子どもの場合、ウィッグの寿命よりも早くサイズが合わなくなって新しいものが必要になるケースもあるようです。

病気で髪の毛を失った子どもは、髪がないことに対していじめを受けて、登校拒否になる子も多いそう。自分の子どもが髪の毛を失っていく姿を見るのはとても辛いだろうというのも、親としては想像に難くないですよね。

世界各国で起こるヘアードネーションには本物のプリンセスも参加

例えば、シャンプーでおなじみのパンテーン。「ビューティフルレングス」というキャンペーンをアメリカで立ち上げ、寄付された髪で作ったウィッグをアメリカがん協会に提供しています。これまでの実績、なんと42,000個以上。
イギリスでは「リトルプリンセストラスト」という団体があり、最近ではキャサリン妃が髪の毛を匿名で寄付されたとして話題になっています。こちらもこれまでに約5,500個のウィッグを子ども達に提供しているそう。

日本では 2009年にJHD&Cという団体が設立されたのが最初で、現在ではNPO法人HEROや、つな髪プロジェクトなどいくつかのドネーション先があります。1番歴史の長いJHD&Cで、2017年末までの累計実績は229名へのウィッグ無償提供。

日本でももっと広がって欲しいヘアドネーション運動

©Natsumi Kondo

今回、私のヘアカットを担当してくれた美容師さんと話をしたところ、「これまで11年間の美容師人生の中で、ヘアドネーション用にカットを頼まれたのは初めてだ」とのことでした。超ロングを短く切りたいから、どうせならドネーション用に保存しておこうか、と髪を持ち帰った方が過去に2名程いたそうですが。ちなみに彼は年間新規顧客が1,000名を超える超人気スタイリストでした。

日本では女優の柴崎コウさんやベッキーさんがヘアドネーションを行なったとして一時話題になっていましたが、それでも一般的にはあまり知られていないように感じます。
日本では、毎年2,000〜2,500人ほどの子どもが新たに小児がんを発症しているそうですので、このペースだと需要のみが増える一方ですよね。

日々子育てに追われて時間がない中で、実は1番楽なのは結んでしまえばボサボサヘアも寝癖も気にならないというロングヘアかもしれませんが、ショートヘアになってドライヤーを使う時間が大幅に短縮されました。

©Natsumi Kondo

「髪は女の命」とはよく言ったもので、髪が長いだけでなんとなく女度アップしているような気持ちになり、私はヘアカット前にはいつもどのくらい切るか悩んでしまいます。でも、今回子どもたちの笑顔のため、という理由から31cmばっさりカットして、髪が有効活用できたことでとても満足感を得ることができました。
美容師さん曰く、今の時期、ショートカットにされる方、髪の毛をばっさり切られる方が多いそうです。どうせ切るなら、髪の毛をゴミにしてしまうのではなく、思い切ってばっさり切って、子どもの笑顔の為にドネーションしてみてはいかがでしょう?(文・近藤奈都美)

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profile●近藤奈都美
1児のママ。アメリカ・シリコンバレーで子育て中。常に新しいテクノロジーが生まれる地の利を生かして、母目線での最新テクノロジーや『時短育児』をテーマにしたことをブログ (https://Babyful.jp) で紹介しています。
■Facebook:@babyfuljp

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