添い乳・抱っこでゆらゆら...ド定番のその寝かしつけ、実は間違っているかも!?
赤ちゃんの寝かしつけの定番ともいえる、「添い乳」と「抱っこでゆらゆら」。これらの方法で寝かしつけているママも多いと思います。でも、「なかなか寝てくれない!」「夜中に何回も起きて大変!」と悩んでいるママも多いのでは?
もしかしたら、寝かしつけ方法を見直したほうがいいのかもしれません。
なかなか寝ないのは、寝かしつけ方法が間違っているから!?
「なかなか寝てくれない」と感じているママは、寝かしつけ方法が間違っていたり、知らないうちに赤ちゃんが寝つきにくい環境をつくっているのかも!?
まずは今の寝かしつけが間違っていないか、チェックしてみましょう。
□寝かしつけがママの負担になっている
□赤ちゃんがぐっすり眠るまで寝かしつけをしている
□赤ちゃんがなかなか寝ないので、寝かしつけをコロコロ変えている
□泣いたら添い乳をしていて、夜間の授乳が頻回でつらい
□理想的な生活リズムなのに、激しい夜泣きがある
□手のかかる寝かしつけが定着し、その方法でしか寝ない
上記のチェックリストに1つでも当てはまる場合は、今の寝かしつけ方法が間違っている可能性が!
「おっぱいをあげなきゃ寝ない」「抱っこじゃなきゃ寝ない」という思い込みを捨て、「添い乳」「抱っこ」以外の寝かしつけ方法を試してみましょう。
「抱っこ」「おっぱい」以外でOKのラクな寝かしつけとは?
「添い乳」や「抱っこでゆらゆら」は低月齢のころはあまり負担にならなくても、だんだん月齢が上がってくるとママの負担になります。また、いったん寝かしつけの方法が定着すると、それをしなければ入眠できなくなる子も。
赤ちゃんは2~3カ月ごろになると睡眠のリズムが安定してきます。2~3カ月を過ぎたら、下記を参考に、「抱っこでゆらゆら」「添い乳」を見直して、「手のかからない寝かしつけ」を試してみましょう。
「手のかからない寝かしつけ」への切り替え方は?
スムーズに寝かしつけをするためには、寝かしつけ方だけでなく、1日の生活リズムや眠る環境を見直すことも大切です。下記の手順に沿って、「手のかからない寝かしつけ」にトライしてみて。
STEP1:寝るまでのダンドリを毎日一定にする
寝る前のダンドリを、「おふろ→寝室へ移動→授乳→就寝」などと毎日一定にすることで、赤ちゃんが「そろそろ寝る時間」とわかるようになります。
STEP2:眠りにつきやすい環境をつくる
テレビを消す、部屋を暗くする、肌触りのいい衣類・寝具にする、室温・湿度を調節するなど、赤ちゃんが快適に眠れる環境をつくってあげましょう。
STEP3:赤ちゃんがリラックスする寝かしつけ方法を探す
添い寝、おしりトントン、眉間をなでる、ママの寝息を聞かせるなど、抱っこや添い乳をしなくても布団の中で簡単にできて、赤ちゃんがリラックスできる寝かしつけ方法を探してみましょう。
STEP4:赤ちゃんが眠そうにしたら、構いすぎない
赤ちゃんがウトウトしてきて、「そろそろ寝そうだな」と思ったら、寝かしつけをフェードアウト。ぐっすりと深い眠りに入るまで、寝かしつけを続ける必要はありません。
寝かしつけは、ママが赤ちゃんを寝かせる時間ではなく、赤ちゃんが自分で寝方を覚える時間。ママは一生懸命に寝かせようと頑張るのではなく、赤ちゃんがスムーズに寝つけるようにアシストする程度のほうがいいのです。
いかがでしたか?
一生懸命に寝かしつけをしているのになかなか寝なくて悩んでいるママは、赤ちゃんが眠りにつきやすい生活や環境を整えたうえで、思いきって「添い乳」や「抱っこ」に頼らない寝かしつけにチャレンジしてみては? 赤ちゃんがすんなり眠るようになり、ママの生活もグンとラクになるかもしれません。(文・ひよこクラブ編集部)
参考/ひよこクラブ2016年9月号別冊第1付録「脳・心・体がグングン育つ 朝までぐっすり生活BOOK」
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。