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【小児科医監修】中川翔子さん、つるの剛士さんと語る 新生活がスタートしたママ・パパへ知ってほしい感染症のコト

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赤ちゃんが保育園に入園したばかりというママ・パパは「集団生活が始まると感染症をもらってしまうのでは…」と心配になりますね。特に、年齢が小さいほど重症化しやすいRSウイルス感染症は要注意です。赤ちゃんを感染症から守るために、感染症とその予防策について、小児科専門医の森戸やすみ先生、5人の子どものパパで保育士の資格を持つつるの剛士さん、双子のママの中川翔子さんに参加いただき、座談会を開催しました。

★記事の最後にアンケートご協力のお願いがあります。ぜひ最後までお読みください。

赤ちゃんが感染症にかかりやすくなるのはいつごろ? 対策は?

森戸先生(以下、敬称略):赤ちゃんがママからもらった免疫は生後6カ月ごろにほぼゼロになるので、6カ月以降は感染症にかかりやすくなります。インフルエンザ、手足口病、ヘルパンギーナ、RSウイルスなど、赤ちゃんがかかりやすい感染症はたくさんありますが、中でも特にかかりやすいのは風邪。未就学児は1年7~10回に風邪をひくといわれています。でも、少しずつ免疫ができていき、小学生になると年3~4回に減ります。

感染症予防策の基本は、手洗いとうがい。子どもの手洗いはママ・パパがサポートし、2歳を過ぎたらうがいの練習も始めましょう。
手洗いもうがいもできない赤ちゃんは、帰宅後に手や足をしっかりとふきます。赤ちゃんは何でも触って確かめるので、赤ちゃんの周囲に置いてある物もこまめにふいてください。
また、鼻水を押し出す力が未熟で、ウイルス・細菌を含んだ鼻水をすすってしまいます。鼻水が出ているときは、こまめに鼻水をふいたり吸い取り器で吸い出したりしましょう。
室内を換気して、ウイルス・細菌を追い出すことも大切です。1 〜2時間に1回5分程度空気を入れかえてください。

中川さんのお子さんのような双子ちゃんやきょうだいがいる家庭の場合は、お互いに風邪をうつしあってしまうので余計に大変ですね。一人が感染症にかかったら、その子のよだれ、飛沫(ひまつ)、嘔吐(おうと)物などに、もう一人のお子さんが触らないように注意しましょう。
そして、子どもの様子がおかしいな、元気がないなと心配になったら、すぐに小児科を受診してくださいね。

保育園・幼稚園は子どもの「免疫力を育てる場所」でもあると実感(つるのさん)

つるのさん(以下、敬称略): 昨年まで非常勤で幼稚園の先生をさせてもらっていたのですが、風邪をひいたり、ほかの感染症にかかったりする子をたくさん見てきました。その経験から感じたのは、保育園・幼稚園は子どもにとって免疫力を育てる場所でもあるんだなということです。
でも感染症は悪化させないことが重要だから、子どもが病気に負けない体を作るために、周囲の大人が積極的にかかわっていく必要があると思うんです。例えば、子どもの生活習慣を整えるために、手洗い・うがいのやり方を見せながら一緒にやったり、手洗いの歌を歌いながら日常生活にルーティンとして組み込めるようにするとか、ですかね。実際にうちの子どもたちにも幼稚園の子どもたちにも実践しましたね。

中川さん(以下、敬称略):2人いっぺんの子育てが始まって4カ月。感染症のことはなにもわからなくて、不安ばかり大きくなっていました。「ヘルパンギーナ?RSウイルス?何それ??すごく怖そう」って感じで。
そろそろ外に出る機会も増えてくるので、外に出たとたん感染症をもらうのではないか…と、びくびくしていました。
でもお二人のお話を聞いて、やみくもに怖がるのではなく、きちんと理解して、正しい対策をすることが大切なんですね。
しかも、なんとなく具合が悪そうだなと感じたら、遠慮せず小児科を受診していいんですね。それを知っているだけでもすごく安心できます。

重症化しやすい感染症を予防するために予防接種があることを知っておきましょう(森戸先生)

森戸:感染症の中で、ワクチンや予防薬で防ぐことができる病気のことを「VPD」と呼びます。VPDは『Vaccine(=ワクチン) Preventable(=防げる) Diseases(=病気)』の略です。

VPDは感染すると重症化しやすく、しかも特効薬がない怖い病気ばかり。だから、ワクチンや予防薬があるのはとてもラッキーなことだと考えてほしいんです。ワクチンを接種することで、赤ちゃんにつらい思いをさせることなく、その病気の抗体を作れるからです。
例えば、ヒブ(Hib)髄膜炎は、赤ちゃんがかかると命にかかわることもある感染症で、助かっても重い後遺症が残るリスクがあります。2013年にヒブワクチンが定期接種となったことで、この病気で苦しむ赤ちゃんは激減しました。
同様に、RSウイルス感染症もとても感染力が強く、2歳までにほぼ100%の赤ちゃんが感染するといわれる感染症です。特に1歳未満の赤ちゃんは命にかかわることもあります。
ですが、2026年の4月から妊婦さん向けになりますが、ワクチンの定期接種がスタートする予定です。

予防接種が守れるのは、わが子だけではありません。多くの子どもが予防接種をすることで、その病気が流行するのを防ぐことができ、持病やアレルギーなどの関係で予防接種を受けることができない子どもも守ることができるんです。
それから、保護者がお仕事などをされているために、お子さんが保育園に通っている場合は、予防接種をすることで、感染症にかかりにくくなったり、かかった場合にも軽症で済ませたりすることができます。予防接種は、お子さんの体調不良のために保護者がお仕事などを休んだり調整したりする必要も減らしてくれます。

つるの:予防接種は自分の子どもだけではなく、多くの子どもを守ることにつながるというのは、知りませんでした。子どもたちが保育園・幼稚園で安心して健やかに過ごすために、予防接種が果たす役割は大きいですね。

中川:うちの子どもたちも生後2カ月でワクチンデビューをしました。それまで、予防接種について、世の中にはたくさんの情報があふれているので、実は、ちょっと不安になることもあったんです。でも本当は、予防接種は感染症から子どもたちを守ってくれるヒーローなんですね。もれなく予防接種を受けるようにします!

1歳未満の赤ちゃんがかかると重症化リスクが高いRSウイルス感染症とは?

長女が1歳のときRSウイルス感染症で入院。つらそうで妻と2人で泣きました(つるの)

つるの:長女が1歳のときRSウイルス感染症にかかりました。長女はもともと肺が弱かったこともあり、入院が必要になってしまって…。
育児を始めたばかりでまだわからないことだらけの時期に突然、入院することになり、妻とともにすごく動揺しました。子どもの入院は初めてだったのですが、親の付き添いができない病院だったので、苦しそうにしている娘をガラス越しに見守ることしかできず、妻と一緒に泣きました。
もう20年近く前のことですが、あのときの怖さや不安は忘れられません。

森戸:つるのさんが経験されたように、RSウイルス感染症は1歳未満の赤ちゃんが感染すると重症化しやすいんです。激しいせきが止まらなくなったり、ゼイゼイして呼吸しづらくなったり、母乳・ミルクを飲めなくなったりしてしまうので、1歳未満の赤ちゃんは入院して治療するケースが多いです。治療といっても特効薬はないので、対症療法で症状をやわらげることしかできないのが特徴ですね。
このようにRSウイルス感染症は怖い病気なのですが、とてもポピュラーな感染症でもあります。2歳までにほぼ全員の赤ちゃんが、少なくとも一度は感染するといわれているんです。昨日も私のクリニックにRSウイルス感染症の子が受診してきました。

RSウイルス感染症の症状と重症度についてもっと読む

RSウイルス感染症から赤ちゃんを守るワクチンと予防薬(抗体薬)。その違いって?

中川:あんな小さな体の赤ちゃんが、呼吸ができないほど苦しい思いをするなんて、想像しただけでかわいそうで、どうしたらいいのかわからなくなります。
RSウイルス感染症の予防策は、手洗いうがいや換気以外にできることはあるのでしょうか? 森戸先生教えてください!

森戸:RSウイルス感染症を予防するために、ワクチンと予防薬(抗体薬)があります。まず、ワクチンは“防災訓練” のようなもの。体内に入ったワクチンは、『こんな怖い病気があるよ』という情報を広めます。その情報に基づいて体の中では病気と闘うための抗体(武器)が作られ、いざ病原(ウイルスや細菌)が体内に侵入してきたときに備えるんです。一方、予防薬(抗体薬)は体内に侵入してきたウイルスや細菌と闘うための“武器”そのものを、直接赤ちゃんに注射します。どちらも感染症から体を守ってくれる強い味方です。

RSウイルス感染症の場合、ワクチンは妊婦さんが接種します。妊婦さんの体の中で作られた抗体がおなかの中の赤ちゃんに移行し、赤ちゃんはRSウイルス感染症の抗体を持って生まれてくるので、低月齢で感染した際に重症化するのを防げます。2026年4月から定期接種になる予定です。

一方、予防薬(抗体薬)も健康な赤ちゃんへの予防効果が臨床試験でわかっているのですが、現在日本では、保険適用で受けられるのは、早産児や基礎疾患などがある赤ちゃんのみなので、健康な赤ちゃんが受ける場合は自費となってしまうんです。
すべての妊婦さんがワクチンを接種できるとは限りませんので、赤ちゃんをRSウイルス感染症から守るには、予防薬(抗体薬)も定期接種になることが望まれます。

すでに海外の多くの国では、予防薬(抗体薬)も予防接種の1つとして使われており、日本でも『健康な赤ちゃんも抗体薬を使えるようにしよう』という動きは出ています。これには多くの課題をクリアする必要がありますが、子どもを守るために必要なものだと多くの方が声を上げることで、妊婦さんへのワクチンと同じように定期接種への道が開けます。日本でもすべての赤ちゃんがRSウイルス感染症から守れるよう、その日が1日でも早く来ることを願っています。

中川:今日は感染症とその予防策について重要なことをたくさん学べてよかったです。感染症も予防接種もネガティブに考えがちでしたが、つねに最新の知識にアップデートして子どもたちを守っていきたいです。

つるの:感染症とその対策について改めて学べたことは、親としても保育者としても貴重な体験でした。ありがとうございました。

森戸:お子さんがこれから集団生活に入るご家庭は、リスクはできるだけ少なくしておくことが大切です。お子さんの予防接種の受けもれがないかチェックするとともに、ママ・パパや家族の接種状況も確認し、感染症への対策をしっかり行ってくださいね。

【座談会にご参加していただいたのはこの3人】
森戸やすみ先生(講師)
日本大学医学部を卒業後、日大病院小児科、都立大塚病院新生児科、さくらが丘小児科クリニックなどに勤務。2020年6月に、台東区に「どうかん山こどもクリニック」を開院。

つるの剛士さん(保育士/パパ代表)
福岡県出身。藤沢市在住。「ウルトラマンダイナ」(TBS系)でアスカ隊員役を演じ、2008年に「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)で「羞恥心」を結成。その後も「俳優」「歌手」「タレント」と多方面で活躍 。2022年春、短大を卒業し幼稚園教諭免許を取得。同年12月保育士免許取得。2男3女のパパ。

中川翔子さん(ママ代表)
東京都出身。歌手・タレント・声優・俳優・イラストレーターと多方面で活躍中。2019年には著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』を出版。父はミュージシャン・俳優の中川勝彦。2023年に結婚。2025年9月末ごろに双子の男の子を出産。


提供/サノフィ
MAT-JP-MAT-JP-2601812-1.0-04/2026


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