秋になっても赤ちゃんを車内に放置しちゃダメ!
お出かけが楽しくなる季節がやってきました♪ 赤ちゃんと一緒に車でお出かけを計画しているママ・パパも多いのでは? 涼しくなってきたからといって「赤ちゃんを車内にちょっと置いて外に出てもいいかな?」と思ったら大間違い! ちょっとの間違った判断が、悲しい結末になってしまうこともあるのです。
過ごしやすい気候でも車内は50度以上に!
JAF(日本自動車連盟)が秋(10月)に行ったテストによると、秋の過ごしやすい気候(気温22.7度/湿度55%)で、やや雲が多い天候でも、車内温度が37.5度、ダッシュボードは52.3度に達するという結果に。
さらに日が差し始めた場合、車内温度は47.9度、ダッシュボードは65.1度と高温に! エアコンを消し、締め切った状態で1時間放置した車内は、50度以上になるということがわかりました。
JAFユーザーテスト
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail3.htm
日産自動車では、子どもやペットの「車内放置」による事故を未然に防ごうと「#熱駐症ゼロプロジェクト」を発足。気温が急激に上昇する車内で起こるあらゆる変化(破裂する飲料容器、とけるお菓子やクレヨンなど)を実証したムービーを公開中。車内温度が上昇したときに起こる危険を、目で見て感じることができます。
#熱駐症 ゼロプロジェクト by NISSAN No more#CarHeatStroke
さらに、日産公式ツイッターでは、暑くなった車内を早く冷却する方法など、熱中症を防ぐための情報がアップされています。「#熱駐症」で検索を。
日産公式ツイッター
https://twitter.com/NissanJP
車から離れるときは、赤ちゃんも一緒に
赤ちゃんは体温調節が未発達で、汗っかき。車内が50度ともなれば、すぐに脱水になって熱中症を起こします。熱中症から意識障害を起こすまで、さほど時間はかかりません。たった15分、車内に赤ちゃんを残しただけで、取り返しのつかないことになるのです。
秋になっても“車から離れるときは、赤ちゃんも一緒”が、お約束。ドライブ中も赤ちゃんに直射日光が当たらないように、サンシェードをつけるなどして対策を。こまめに休憩をとり、水分補給をすることも忘れずに。乗車時には、車内とチャイルドシートの温度を確認してから乗せましょう。
「すぐに戻るから大丈夫」「気持ちよく寝ているから…」と、赤ちゃんを車内に放置したことがあるママ・パパもいるかもしれません。赤ちゃんとのドライブを楽しい思い出にするためにも、秋になっても赤ちゃんを車内に放置するのは絶対にダメです。エアコンをかけていたとしてもダメ。必ず一緒に行動を。(取材・文/ひよこクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。