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小学校にクーラーは必要だと思いますか?【3762人のママに調査!】

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maroke/gettyimages

この夏は、猛暑を越えた酷暑。梅雨明け間もなくから身の危険を感じるような暑さが続いています。クーラーは、もはや日本の夏を乗り越えるための必需品。でも子どもたちが通う学校によっては、クーラーがないところも。小学校へのクーラー設置について、ママたちはどう思っているのでしょうか?

2018年7月26日~2018年7月29日、全国のウィメンズパーク会員3,762名に実施した「小学校にクーラー設置は必要だと思う?」というアンケートを元にしています。

第1位 必要 2916人(77.5%)
第2位 地域による 733人(19.5%)
第3位 わからない 61人(1.6%)

約8割の人が「必要」と回答。2位は「地域による」ですが、その差は歴然です。なお「必要ない」と答えた人は42人(1.1%)でした。

その理由は?

Q1の回答について理由を尋ねると「必要」と答えた人のうち、多かったのが「暑いから」「暑さ対策」というもの。これは言うまでもありませんね。

「最近の夏は暑すぎて命の危険があるから」
「今の時代、この暑さではクーラーは生命維持装置ですよ」
「娘が学校で暑さのため体調を崩した」
「持参した弁当も腐るような暑さだから」

と、このところの暑さをクーラーなしで乗り切るのは、健康上難しいはず。

「熱中症で多くの方々が救急搬送されているので、親としては目の届かない場所での子どもの体調がとても気になります」
「子どもは体温調節機能が未達なので」
「アトピーがあるから」

親が体調管理をしてあげられない場所だからこそ、安心して過ごせるようにしてほしいものです。

「暑いと勉強に集中できないと思う」
「自分が、昔、下敷きでパタパタ仰いでいて勉強に集中できなかった思い出があるので」

そもそも勉強するために通っている場所なのに、暑さで勉強に集中できなければ本末転倒!

「地域」によってはクーラーが必要ない?

「地域による」という答えにまつわるコメントは以下のようなもの。

「北海道では、必要ないかと思います」
「学校があるときに、高温注意報がでるような地域なら必要だとは思う。しかし地域によっては、クーラーを入れなくても涼しいところもあるので、必ずしも必要だとは思わない」

夏でもほとんどクーラーが必要ない地域もありますが、今年は北海道でも連日最高気温が30度近くになっており、「その年による」ところも大きいように感じます。

また「暑さ」と「夏休み」の長さを関連づけたコメントも。

「設置されるなら夏休みは必要ない」
「夏休みを長くすれば必要ない地域が増えると思う」

そもそも暑くてクーラーがないと耐えられないような時期を「夏休み」としていた事情もあるようです。
そのため、北海道など涼しい地域では夏休みが短めなことも。
ただ、現状のカリキュラムなどを考えると「クーラーをつけるから夏休みなし」「クーラーが必要な時期に合わせて夏休みを伸ばす」というのは、あまり現実的ではないでしょうか。

地域、学校によっては冷暖房費は保護者負担な場合も。
これについては、

「保護者負担費が増えるから屋上に太陽光パネルを設置し、電力を賄えばよいと思う」

という画期的なアイデアが出ていました。

クーラーを使うと、暑さに耐えられない体になる?


「子どものうちからクーラーの中にいたら大人になった時に暑さに耐えられなさそう」

「必要ない」と答えた人には、このような理由があるようで。

しかし、この理由に対抗するように

「もう精神論で乗り切れるような暑さではない」

とのコメントも。

「小学校だからとエアコンをつけない理由がない。人が集まる場所で空調がないのはあり得ないから」
「保育園はついている」
「校長室や職員室や事務室には入っているのに、なぜ教室に入れないか分からない。なぜ子どもだけ暑さを我慢しなければならないのか?と思うから」

と、「小学生」に限定して我慢させる理由がわからないとの声が相次いでいます。

また、小学校を利用するのは、小学生やその教員だけとは限りません。先日の水害の際に話題に上がりましたが、災害の際には避難所になるのです。

「避難所としても使用される可能性のある小学校にクーラーがないのはどうかと」

あなたの地域の(子どもが通う)小学校には既にクーラーが設置されていますか?

第1位 設置されている 1695人(45.1%)
第2位 設置されていない 1033人(27.5%)
第3位 わからない 824人(21.9%)

ママたちが小学生だった時代に比べるとずいぶん増えているとは思いますが、それでも実際に設置されている小学校は50%にも満たないという結果に!
なお、「今後、設置される予定」もわずか164人(4.4%)でした。

「設置されている」場合も、単なる「暑さ対策」ではなく事情があるようで。

「飛行機がよく飛ぶので防音上設置されています」
「基地が近く、窓が開けられない為」

「気温が高いと知られてる県なので」
「高い気温になる地域です」

と、ニュースで報道される地域はさすがに設置されているようです。

また、設置されていても「使っていない」という衝撃の事実も!

「設置はされているが、学校の授業がある期間に使用されたことはほとんどない」
「よほど暑い日にしかクーラーは付いてないみたいです」
「クーラーはあるけど授業参観など保護者が来るときしかつけてないようです」
「滅多に使われる事のない、宝の持ち腐れでした。というのも、他の市内の殆どの小学校にはクーラーが設置されていないかったので、他校の保護者なとから『ズルイ!』とクレームを付けられるから」


電気代の節約はわかりますが、せっかく設置されているクーラーが活用されないのはもったいないですね。
しかも、その理由が他校に気を遣ってというのは悲しすぎます……。

あなたの地域の(子どもが通う)小学校ではどんな暑さ対策がされていますか?


「プールや校庭の使用が、気温によって、制限されている」
「外遊び禁止」
「朝の活動(ラジオ体操や運動)の中止」
「終業式は校内放送。夏休みのプール中止」

など、とにかく屋外での活動はしなくなっているようです。
子どもたちにとっては楽しい活動・行事が中止になって残念でもありますが……。

教室内での暑さ対策は、クーラーがあれば万全ですが、そうでない場合は?

「各教室に扇風機がある」
「窓を開ける 扇風機すら無いし」
「市がなにもしてくれないのでPTAが各教室に扇風機を設置した」

扇風機すら設置されないなんて悲しすぎます!

「保冷剤を配る」
「水に濡らして使用するタオル等の使用許可」
「水筒の持参」

などは多くの学校で許可されているようです。


「やっと1週間前に首に巻く保冷剤の許可が出ました」

という学校も。

「運動場脇の通路に、ミストスプレーが設置されている」
「打ち水して、緑のカーテンしていますね」
「南側の窓に緑のカーテンを作っている」
「遊具の上にキャンパス地を張り巡らせて日陰にしている」

学校ごとにさまざまな対策があるようですが
「ミスト設置」「緑のカーテン」「打ち水」は比較的多くコメントにあがっていました。

「学校側が対策をしてくれないなら、暑い日は休ませるしかない」というママの声を聞くことも。子どもが少ない時代だからこそ、子どもたちの健康を第一に考えた世の中になってほしいものです。
(文・古川はる香)

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