布おむつの種類・素材はどう選ぶ?助産師が解説
布オンリーの赤ちゃんとママは少数派ではありますが、“肌にやさしい”“経済的”などの理由で紙おむつと併用する家庭が多い布おむつ。でも、布おむつは紙と違って、いろいろな形や素材あるって知っていましたか? 布おむつの種類について、助産師の岡本登美子先生に伺いました。
布おむつの形・素材はどう選ぶ?
布おむつは、“布おむつカバー+布おむつ”でワンセット。布おむつ単体では、赤ちゃんに着けることはできません。でも、その形や素材の種類はとても豊富。ここでは、代表的なものを紹介します。
布おむつの形はおもに3種類
[輪形]
布が二重(輪)になっていて、たたんで使用します。薄手で、乾きやすいのが魅力。
[成形]
たたまずそのまま使えて便利。股間に合った形でフィットしますが、乾きにくい一面も。
[反物]
長い布を裁断し、縫って輪形にすることが多いよう。手作り派のママにおすすめ。
布おむつの素材に注目!
[ドビー織り]
多くの布おむつがこのタイプ。綿素材で表面にこまかい凸凹があり、通気性がいいのが特徴。また、乾きやすいのも特徴。
[キルティング]
綿ジャージー素材に、わたなどをはさんで縫い合わせたもの。厚手で吸水性抜群ですが、乾きにくい点も。
[さらし]
平織りの綿素材でさらりとした肌触り。薄手で通気性、速乾性はいいですが、吸水性はやや劣る傾向に。
パッケージから出せばすぐ使える紙おむつと違い、布おむつは事前に縫い合わせが必要なものや、洗濯後の乾き具合に差があるものも。使うときは、店頭などで確認してから購入したほうがよさそうですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)