【保健師監修】これじゃ体が悲鳴かも!抱っこひもの使い方“あるある”NG例+正解はコレ!
赤ちゃんとのお出かけの必須アイテムといえば「抱っこひも」。でも正しいつけ方で抱っこをしないと、抱っこする大人の体はしだいに悲鳴を上げることに…。ご自身も赤ちゃんを子育て中の保健師・助産師・看護師・中村真奈美さんに伺いました。
※抱っこひもは中村さんの私物をお借りしました。
【間違ったつけ方①】肩ひもを伸ばして下の位置で抱っこ
「『おしゃれだから』と、リュックサックを下げて腰のあたりで背負う様子をよく見かけます。抱っこひももその感覚で、下のほうで抱っこするママも。この抱っこだと、気づかない間に腰に非常に負担をかけています。また、自然と赤ちゃんとママの間にスペースができるので、ママがかがんだときに、赤ちゃんがすきまから転落してしまう可能性も。横から見て、腰バックルが斜めになっている人は要注意です!」(中村さん・以下同)
【間違ったつけ方②】背中のバックルが上すぎる
こちらもよく見ますが、背中のバックルが首の後ろに来ているパターン。抱っこするときに、腕を上から回してバックルをパチンとつけるためだと思いますが、実は、これだと肩と腰に大変負担がかかってしまいます。できるだけバックルは下につけ、できれば肩ひもの中央くらいに。そうすると、赤ちゃんを背中で支えることができ、大人の体への負担が軽減します。
これが理想の抱っこひものつけ方!
それでは、理想の抱っこひものつけ方を紹介します。
【チェックポイント①】腰のバックルが水平
まず、抱っこした自分の姿を横から見てみてください。腰のバックルが水平につけられているのがわかります。これが、赤ちゃんが正しい位置で抱っこされているということです。
【チェックポイント②】背中のバックルが「H」の形
背中側のバックルは、肩甲骨の下あたりが理想。肩ひもとバックルが「H」の形をしている、これが大人の体に負担がなく、赤ちゃんも苦しくないつけ方です。
赤ちゃんの脚は自然と曲がるように
大人の体形にもよりますが、赤ちゃんのおしりが大人のおへその上あたり、赤ちゃんの頭が大人のデコルテあたりにくるのが目安です。赤ちゃんの足がピーンとなっていると赤ちゃんもつらいので、自然と脚が屈曲するように赤ちゃんのおしりをぐっと大人のほうに押し込むのもコツです。
また、床にあるものを取るときなどは、腰を曲げず、体ごと下げてくださいね。
「肩こりがひどい」
「腰痛がつらい」
などの体の不調は、もしかしたら抱っひものつけ方が原因かも!?
大人の体がつらいと、お出かけもおっくうになってしまうことがあります。ぜひ抱っこひもをつけた姿を、鏡で見てチェックしてみてください。(文・撮影/ひよこクラブ編集部)
初回公開日 2018/9/1
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