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認定こども園の入園手続きとは?

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認定こども園の入園手続きは、幼稚園や保育園と同様に「支給認定」を受けます。認定こども園は、子どもの年齢や親の勤務時間、保育の必要性によって異なります。では、どういった手続きが必要なのでしょうか。

認定手続きの基本情報

新制度では、認定こども園を利用するにあたり、認定の区分が3つに分けられています。3歳以上で教育のみ希望する場合は1号、3歳以上で教育と保育を希望する場合は2号、3歳未満で保育を希望する場合は3号です。入園は、0~5歳が対象となります。申し込み条件や申し込み方法は以下です。

1号認定
3歳以上の教育を希望する子ども
働いている、働いていないといった利用できる保護者の制限はありません。パパやママが認定こども園に直接申し込み、園の内定を受けると園が利用のための認定を申請。市区町村から園を通じて認定証が交付されます。
利用できる施設:幼稚園、認定こども園

2号認定
3歳以上の保育を希望する子ども
市区町村に「保育の必要性」の支給認定を申請します。市区町村から認定書の公布後、市区町村に利用を希望する認定子ども園の申し込みをします。申請者の希望や園の状況に応じて、市区町村が利用調整を行います。申請者は利用先の決定後、園と契約をします。
利用できる施設:保育園、認定こども園

3号
3歳未満の保育を希望する子ども
利用できる対象は、共働き世帯や親族の介護などの事情で家庭で保育ができない保護者。市区町村に「保育の必要性」の支給認定を申請。市区町村から認定書の公布後、市区町村に利用を希望する認定子ども園の申し込みをします。申請者の希望や園の状況に応じて、市区町村が利用調整を行います。申請者は利用先の決定後、園と契約をします。
利用できる施設:保育園、認定こども園

4月入園の申し込みなど手続きの流れ

●1号認定の場合
9月~10月
説明会・1号認定願書配布
10月~11月
願書提出後、面接もしくは抽選で入園決定
11月
入園手続き
12月~2月
入園説明会
制服採寸、健康診断
制服引き渡し、入園グッズの準備、用品の購入
2月~3月
体験入園
4月
入園

●2号、3号認定の場合
市区町村に申込書を提出
12月上旬~1月上旬
第1希望の園で面接
2月中旬~3月上旬
入園承諾書、支給認定証を通知
3月上旬~中旬
入園説明会、健康診断
4月
入園

申し込みに必要な主な書類

●1号認定の場合
・入園申込書
・支給認定申請書

●2.3号認定の場合
・入園申込書
・支給認定申請書
・家庭状況届

保育が必要な状況を証明するための書類は以下になります
・会社員:社会保険証の写しまたは、勤務証明書
育休・産休明け:勤務証明書、復職に関する証明書
・出産:母子健康手帳の写し、復職に関する申立書
・自営業:事業(自営業)申告書
・求職中:就労誓約書とハローワークカードの写し
住民税額、または収入額を証明する書類
その他:延長保育を希望する場合は、延長保育申込書が必要

※上記は一例です。必要書類や書類の名称は市区町村によって異なります

認定こども園の保育料は?

保育料は、保護者の所得を基本として決まります。国の基準を上限として、地域の実情に応じて保育料を設定します。ただ園によっては、保育料以外に実費分を別途徴収することがあります。
認定こども園を利用する場合は、施設型給付費が支給されることになるので、幼稚園就園奨励費補助の対象にはなりません。(施設型給付は個人に支給されるものではなく、園に支給されます)。同じこども園でも、1号と2号・3号では、保育料も申し込み方法もが異なります。1号認定の後で保護者が働きはじめたり、働き方が変わったりする場合があります。1号認定のまま預かり保育や延長保育をするよりも、2号認定に変更したほうが保育料が安くなることがあるので園に相談しましょう。

平成28年度における特定教育・保育施設などの利用者負担(月額)

国が定める利用者負担の上限基準は以下になります。ただし、以下は上限で、市区町村によって助成金やきょうだいの人数、年収によって保育料は変わります。

●1号認定
生活保護世帯      0円

市町村民税     3,000円
非課税世帯     (0円)
(所得割非課税世帯含む)

市区町村民税
所得割課税額    16,100円
77,100円以下   (7,550円)

市区町村民税
所得割課税額    20,500円
211,200円以下

市区町村民税
所得割課税額     25,700円
211,201円以上

●2号認定:3歳以上
        保育標準時間    保育短時間
生活保護世帯      0円      0円

市区町村民税    6,000円     6.000円
非課税世帯     (0円)   (0円)

所得割課税額    16,500円     16,300円
48,600未満    (7,750円)   (7,650円)

所得割課税額   27,000円      26,600円
97,000円未満   (13,500円)※  (13,300円)※
(77,101円)※

所得割課税額    41,500円     40,900円
169,000円未満

所得割課税額     58,000円     57,100円
301,000円未満

所得割課税額     77,000円     75,800円
397,000円未満

所得割課税額     101,000円     99,400円
397,000円以上


●3号認定:3歳未満
          保育標準時間   保育短時間
生活保護世帯        0円        0円

市区町村民税      9,000円      9,000円
非課税世帯       (0円)     (0円)

所得割課税額     19,500円     19,300円
48,600円未満     (9,250円)    (9,150円)

所得割課税額     30,000円      29,600円
97,000円未満   (15,000円)※   (14,800円)※
(77,101円)※

所得割課税額      44,500円      43,900円
169,000円未満

所得割課税額       61,000円      60,100円
301,000円未満

所得割課税額      80,000円      78,800円
397,000円未満

所得割課税額      104,000円     102,400円
397,000円以上

※( )書きは、ひとり親世帯、在宅障害児(者)のいる世帯、その他の世帯(生活保護法)に定める要保護者など、特に困窮している市区町村長が認めた世帯)の額です。2号・3号認定の階層区分所得割課税97,000円未満については、所得割課税48,601円以上77,101円未満(年収360万円未満相当)である場合に限り、( )書きの額が適用となります
※満3歳に到達した日の属する年度中の2号認定の利用者負担は、3号認定の額を適用します
※1号認定は小学校3年以下の範囲、2号・3号認定は小学校就学前の範囲において、特定教育・保育施設などを同時に利用する最年長の子どもから順に2人目は上記の半額、3人目は移行については0円となります。ただし、年収約360万円未満相当の世帯においては多子のカウントにおける年齢制限を撤廃し、年収約360万円未満相当のひとり親世帯については、2人目以降については0円となります
※給付単価を限度としています
※1号認定においては、平成26年度の保育料などの額が市区町村が定める利用者負担額より低い認定こども園については、現在の水準を基に各施設で定める額とすることも認めています(経過措置)

認定こども園の選考方法は?

1号認定の子どもは園で選考します。選考の方法は園によって異なります。2号・3号認定の子どもについては、保護者の就労形態など家族の状況により、保育を受ける必要性の高い人が優先的に利用できるように市区町村で調整されます。
2号・3号認定は、保育園の選考方法と同じなので、家庭状況届など、保育が必要な状況を正確に記入しましょう。書類に不備があると指数の減点になることがあるので注意してください。

こども園で必要になる入園グッズ

認定こども園でも、幼保連携型や幼稚園型の場合は、1号認定だけでなく、年少に進級した時点で制服や体操服、通園バッグなどが必要になる園があります。そのほか、1、2、3号認定ともに給食で使うものと、タオルや着替えなどは必須。保育園同様に、3号認定の場合は、お昼寝で使う寝具などの準備が必要になるなど、年齢によって持ちものは少しずつ変わります。

1号認定の入園準備に必要なものは?

1号認定の入園に必要な準備リストは以下になります。制服がある園では、制服の採寸などもあります。衣類や道具類などすべての持ち物に名前を書いたり、大小さまざまな袋物をつくったりするなど、幼稚園の準備とほとんど変わりません。説明会で準備リスト一覧が配られたら、早めに準備をスタートしましょう。

1号認定の入園準備
●制服
●制帽
●幼稚園バッグ(リュックサック)
●スモック
●体操服
●上履き
●給食用のエプロン、マスク
●ランチョンマット
●コップ、歯ブラシ
●大小の袋物
うわばき袋や手さげ袋、体操服袋、着替え袋、給食用のエプロン袋など、大小さまざまな袋ものが必要
●ハンドタオル
●着替えの下着
●ハンカチ、ティッシュ、ティッシュ入れ
●レインコート 傘 長ぐつ レインハット
●保育活動グッズ
お道具箱 はさみ のり クレパス 色鉛筆 粘土 楽器(ピアニカ・カスタネット) 体操服

2、3号認定の入園に必要なものは?

入園準備は、0~2歳児の場合は保育園とほとんど同じです。こども園によって多少の違いはありますが、主なグッズをご紹介します。0歳~1歳児の場合は、通園バッグや上履きといってものは必要ありませんが、おむつや下着などは余分に準備します。持ち物に名前をつける、大小さまざまな袋ものをつくる、昼寝用の寝具類など準備するものがたくさんあります。説明会で準備一覧をもらったら、早めに準備しましょう。3歳になると制服を着用する園もあります。制服は、幼稚園と同じように上下ともに決まった制服という場合もあれば、ブレザーだけ着用というように、さまざまです。

0歳~2歳
●通園バッグ
●上履き
●スモック
●着替え(1日2着+ロッカーに1~2着分ストック)
Tシャツとズボン、上下の服と下着、季節によってはトレーナーなどの準備
●ひもつきタオル(2枚)
ハンドタオルくらいの大きさのタオルにひもをループ状につけたもの。食事とトイレ用の2枚
●コップ・歯ブラシ
●給食用のエプロン
●袋物(コップ入れや着替え入れ)
着替え入れやコップ入れ、エブロン入れ、サブバッグなど園によって袋物は大小さまざまな袋が必要になります。
●お昼寝用寝具類
カバーやシーツ、タオルケット、布団バッグなど、昼寝のときの寝具一式を用意します。園によって決まったサイズや寝具の種類があるので確認を。
●パジャマ
●おむつ・トイレトレーニング用のパンツ

名前つけには、秘密兵器を駆使して!

着替えなど、毎日使うものは複数枚準備するので、すべての持ち物に名前をつけるだけでも膨大な作業になりますが、シールや衣類にも使えるスタンプなど便利なものがたくさんあるので活用しましょう。ビニールのものは、防水性の高いラミネートシールなどはがれにくいものを活用。布から、金属、木製のものまで使えるはお名前スタンプのほか、布ものはフロッキーペンや油性のフェルトペンなども使えます。

認定こども園の入園式は

認定こども園は、0~5歳とさまざまな年齢の園児が入園します。赤ちゃんもいますので、幼稚園に比べると入学式も簡素で30分ほどが多いようです。入園式のあとに、各教室で、先生からの説明がある流れは保育園と同じです。
パパやママの入園式の服装は、スーツもしくは、シャツやパンツ、ワンピースなど平服でも清潔感のある服装が多いようです。3歳以上の子どもは、制服がある場合は、それを着用。0~2歳の子どもは、動きやすい普段着でもいいのですが、写真撮影があるので、少しあらたまった感じの、よそいきの服装がいいかもしれません。ただし卒園式は、先生も式服で正装をしています。パパやママもスーツもしくは、アンサンブルなどのフォーマルに近い服装が望ましいですね。

認定こども園の休みは?

1号認定は

日曜祭日。(幼稚園型の場合、土曜日が休みの園もあります)
夏休み 7月21日~8月31日
冬休み 12月20日~1月6日
春休み 3月21日~4月6日
1号認定は、原則、幼稚園と同じで、上記は主な目安です。長期休暇のスケジュールは、登校日やお泊まり保育、プールなどもあり園によって多少、期間は異なります。

2号・3号認定は

日曜祭日
年末年始(例:12月29日~1月3日など)
基本、休日は保育園と同じです。夏休みや冬休み、春休みなどの長期休暇はありません。

まとめ

認定こども園は、0~5歳の幅広い年齢層の子どもが通うだけでなく子どもの保育時間も4時間~11時間とさまざまです。また、利用する家庭は、専業主婦もいれば、働くママもいるなど、親の働き方も違います。ですが、認定こども園はこれからどんどん増えていく施設です。まだ新しい教育施設なので、戸惑うパパやママも多いでしょうが、教育と保育が一緒に受けられるといったことや、親の働き方が変わっても転園しなくてもいいといったようなメリットがたくさんあります。


監修
高尾恵子さん
学校法人 江楠学園にじのはねこども園園長。公益法人全日本私立幼稚園幼児教育機構調査広報委員会副委員長。佐賀県で長きにわたり幼児教育や保育に力を入れている

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