子連れで登る富士山。ツアーがいい? 個人で登る?
富士山頂の観測所が完成!【8月30日は富士山測候所記念日】
1895年(明治28年)8月30日、大日本気象学会員の野中至氏が、私財を投じて富士山頂の測候所を完成させたのを記念して、8月30日が「富士山測候所記念日」となりました。
当時、世界最高所に作られたこの測候所は、その後、自動観測技術の発達によりレーダー観測は1999年に廃止、 現在は無人化され、気温・湿度・気圧・地震の自動観測が続けられています。
『ウィメンズパーク』にも子連れで富士山を制覇したママがいっぱい!
日本一の山、富士山!みなさんは富士山に登られたことはありますか?
登った人の話によると、「人生観が変わった!」とか「この先、どんな困難も乗り越えられる気がする」など、貴重な体験をされているようです。
この富士登山、子どもにも体験させてあげたい。頂上までの辛い道のり、頂上まで登り切った達成感!その先には、ひと回り成長した姿を見せてくれるかもしれません。
そんなことから、子どもが小学生くらいになると、子連れで富士山に登るファミリーが多くなっているようです。
でも、大人でも大変な富士登山、子連れとなると細心の注意が必要に。
今後、富士登山を検討中の方、万全の安全のために子連れで富士登山を経験した『ウィメンズパーク』のママたちのアドバイスも参考のひとつに。
まず、大切なのは登山道具。
「持ち物で絶対に忘れてはいけないのが懐中電灯。去年、早朝に登って夕方下山したところ日が暮れて足元が見えず、命からがら下りてきました。途中で知らない人が懐中電灯をかしてくれたからいいものの、子どもの足では無理でした」
「道具を揃えると何万もしてしまうけど、シューズからストックまで富士登山用具のフルセットをレンタルしているショップがたくさんありますよ。サイトで見つかります」
富士山に、個人で登るケースと、もうひとつはツアーで参加するケースがあります。子連れだと添乗員のいるツアーの方が安心?
「ツアーは楽でしたが、途中で誰かが高山病で登れなくなったら全員そこまで。それ以上登れませんでした。子どもは納得できず泣いていました。そこのところは申し込み前にツアー会社に要確認ですね」
「ツアーのいいところは確実に山小屋に泊まれる。繁忙期は自家用車は下の方の駐車場に停め、5合目までシャトルバスでの移動になりますが、ツアーは5合目までバスでそのまま行けます。そして、添乗員がいるので、何よりも安心!」
「小2から親に連れられて毎年登頂しています。遅れがちになる子連れだと、他の参加者に迷惑をかけることに。少人数でゆっくりしたプランのツアーがあるといいですが、個人のほうが自分のペースで登れていいんじゃないかな」
コメントを集めると、子連れならツアーより個人での参加を勧めるママが多かったのは意外でした。マイペースを取るか、添乗員付きの安心を取るか、登山未経験者ならなおのこと迷うこところでね。
このほか、
「吉田口から登るコースが一番ポピュラーで登る人も多くお店も多いのでお勧めです。万が一ご来光に間に合わなくても山の東側にいるので日の出が拝めますよ」
「7合目に泊まるのは、お勧めできず。というのも結構低いんですよ(笑)。歩き始めて1~2時間で着いちゃうんじゃないかな」
「夏の週末やお盆の時期は、連休中のディズニーランドのような混み具合です。調整できるなら絶対に平日に登ってください」
日本一の山、富士山を登り切った自信は、きっと子どもたちのこれからの人生に、少なからず影響を与えてくれることでしょう。思い切って富士登山、トライしてみてはいかがでしょう。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。