フォロワー約32万人! 横峰沙弥香さんに育児“ダークサイド”インタビュー
長男“まめちゃん”との日常を描いたインスタグラムが大人気のイラストレーター、横峰沙弥香さん。長男“まめちゃん”は現在2才。そして長女“ゆめこちゃん(仮)”は、2017年7月に生まれたばかり!! そして、17年7月には自身2冊目の著書となる、育児コミックエッセイ『まめ日和』が発売されました。
「きれいごとばかりでは語れない、育児のダークサイドも取り入れた」という『まめ日和』。横峰さんに“まめちゃん”の今までの育児で大変だったことを振り返ってもらいました。また、著書に込めた思いなどをインタビューしました。
0才代はとにかく寝ない子!! 育児が大変すぎて救急車に!?
もうすぐ3才の“まめちゃん”。いつでも元気いっぱいの様子ですが、0才代のころから体力があって、寝ない子だったんだとか。
「とにかく寝ない子で、お昼寝をするにしても一瞬。そしてその一瞬で体力が満タンにチャージされるという燃費のよさ。退屈するたびに大泣きされるので片時も離れることができず、ひたすらおんぶした状態で話しかけながら家事などをしていたので、体力を持っていかれました。
実は、母乳育児で産後体重が約20kg落ち、さらに自分の食事がおろそかになって救急車に運ばれたことも!! とはいえ、このころのかわいさは破壊力抜群で、笑いかけてくれるだけで、私にとってはたいへんなごほうび。このかわいらしさだけで一生分の親孝行をしてくれたレベルなので、今後は恩返しのつもりで生きていきます」と横峰さん。
イヤイヤやいたずらに手を焼いた1才代
“まめちゃん”が1才代の後半になるころ、人づき合いを絶って、引きこもりがちになったという横峰さん。原因は“まめちゃん”の激しいイヤイヤ。
「1才半を過ぎたころから、“まめ”はイヤイヤ期に突入。まだうまく会話ができず、意思の疎通に苦労しました。イヤイヤのピークは2才代だと思われがちなので、少し早めのイヤイヤ期は周囲からの理解が得づらくて、人と会うのがストレスに…」
さらに、成長とともに体力がついた“まめちゃん”のいたずらは、バリエーションが豊富に。「後追い」でトイレに入ろうものなら、トイレットペーパーを引き出しちぎってまきちらし、掃除用の道具をぶちまけるなど、内容もエスカレート。1才代はそんな“まめちゃん”の成長に悩まされることも多かったそうですが、2才に近づくころには言葉の発達とともに、大変なことが少しずつ減ってきたんだとか。
「2才になり、会話ができるようになると、急に楽になりました。このころには“嫌な理由をとりあえず教えてくれる”“交渉を持ちかけてくる”ことをするようになったため、今まで理由もわからず泣かれていたことの謎が解けてすっきり!」
さらにこのころ、第2子“ゆめこちゃん(仮)”の妊娠が判明。“まめちゃん”は、「ままあー、まめあかちゃんヨ。まま…おっぱい♡」など、赤ちゃん返りを言葉で自己申告してくるなど、やりとりがさらに楽しくなったそうです。
育児のダークサイドを面白く漫画化した『まめ日和』
「毎日いろいろなことが起こる中、できるだけ楽しいことを選んで残したい」というインスタグラムの絵日記に対し、『まめ日和』は
「きれいごとばかりでは語れない育児のダークサイドも取り上げた」という一冊だそうです。
「育児の大変な面を、できるだけ楽しく残そうと心がけて続けてきた記録を、漫画として描き下ろしたものが“まめ日和”。育児の大変さに心が折れそうになったときなどに、読んでほしいなと思っています」と横峰さん。
楽しいこともいっぱいあれば、大変なこともたくさんあるのが子育て。どんなママにも心が折れてしまうことがあるでしょう。でも、横峰さんの“大変さを笑いに変えながら、育児絵日記や子育て漫画を描く姿勢”を参考に、ママたちもイライラやモヤモヤをぐっと押さえ「こんな大変なことがあったんだよ! 子育てって予想外で面白いよね!」などと育児のダークサイドなエピソードを笑い話に変換しておしゃべりができると、気持ちが少し楽になるかもしれませんね。(取材・文/ひよこクラブ編集部)
Profile
横峰沙弥香
1984年生まれ。イラストレーター。2015年に長男、17年に長女を出産。第1子の通称“まめちゃん”との日々をインスタグラムに投稿し、 現在フォロワーは約32万人。第2子の通称“ゆめこちゃん(仮)”との日々を、“ゆめこちゃん(仮)”目線で描く新連載が「ひよこクラブ」 2017年11月号(10月15日発売予定)からスタート予定です!!
横峰沙弥香/著
『まめ日和』(光文社)1404円
16年にスタートした「Web女性自身」にて連載していたエピソードを新たに書き下ろした育児コミックエッセイ。「暴れん坊まめ」「まめ語炸裂」「まめ、お兄ちゃんになる」「横峰家に密着!」など、クスッと笑えるエピソードが満載です。