「こんなに小さいのに保育園に預けるなんて…」働くママが抱える罪悪感
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保育園の内定をもらえて、職場復帰の日が近づいてくると、これまで1日中一緒にいた子どもと離れて、保育園に預けることに不安を感じるママはたくさんいます。
「0歳の子どもを長い時間保育園に預けることに胸が痛みます。職場復帰は自分で選んだことですが、日中長い時間子ども会えないことが寂しく、また子どもに申し訳なく、泣けてきます。」
「7ヶ月の時から復帰し、保育所に預けていたのですごく胸が痛みました。毎朝、私自身が泣いていました。申し訳ない、早く会いたい、泣いてないかな、お昼寝できているかな、具合悪くなっていないかななど、仕事中にも考えてしまっていました。」
※上記のコメントは、口コミサイト『ウィメンズパーク』に寄せられた投稿を再編集したものです。
そんなママたちへ、一足先に仕事復帰した先輩ママが、新たな生活を始めるママたちに不安を乗り切るためのエールを送ります。
保育園=家ではできないことを教えてもらえる場所
「子どもと離れて働きに出るのがつらい」「本当は私がお世話をしなければいけないのに……」と葛藤して、心の整理がつかないママたち。
5歳と1歳の男の子2人のママKさんも、かつてはそんなママの一人でした。上の子を1歳で、下の子を6ヵ月で預けましたが、上の子を預けた当初は「自分がいろいろやらなくちゃいけないのに、子どもに悪いことしちゃっているな…」と、しばらく罪悪感が消えなかったそうです。
「でも、保育園では栄養バランスを考えた離乳食を作ってくれたり、集団生活のルールを教えてくれたりなど、家ではできないことをいろいろとやってもらっていることが分かり、安心しました。
次男の時も、周りからは『こんな小さいのに預けるなんて…』と言われたりもしたのですが、本人は集団生活にも慣れて、おいしい離乳食を食べてすくすく丈夫に育っていて、本当にやってもらってよかったと素直に思えました。これから預けるママは不安もあるかもしれませんが、預けられてラッキー!と思っていいんじゃないかなと思います」。
保育士、お友達、保護者……多くの人が成長を見守ってくれる
1歳の女の子を育てるSさんも、「自分を責めることはしないでくださいね」と言います。
「現代の育児は情報過多。たとえば離乳食のステップアップの時期や食材など、情報がありすぎて調べても全然わからないんですよね。でも、私の場合は保育園にしっかりした指針があって、先生から『この時期が来たら離乳食をステップアップしますね。この食材を食べさせておいてください』などの指示をいただき、その通りに進めることができて助かりました。卒乳もスムーズにできたので、子どもが今、すくすく育っているのは保育園のおかげだと、頼もしく思っています」。
保育園は、先生や同じクラスのお友達、保護者など、多くの人の目があるところ。「○○ちゃん、こんなことができるようになりましたね」と、たくさんの人たちに見守られながら成長できる喜びがありますし、心配事はすぐ保育士さんに相談できる心強さもあります。職場復帰を控えているママやパパは、ぜひ前向きに、お子さんと一緒に新生活を楽しんでくださいね。
この記事では、2018年3月に開催された「たまひよカレッジ 育休復帰準備1Day講座」にて行われた「先輩ママトークセッション」から、役立つ内容をピックアップしてご紹介しました。
「たまひよカレッジ」は、「ママになっても・パパになっても学びたい!」を実現する学びの場です。
今年も3月2日(土)に立教大学 池袋キャンパスで開催決定!
午前は育休復帰準備講座、午後は絵本を通して自己肯定感について考える子育て講座です。ママとパパが赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。興味のある方は、ぜひチェックしてください。
(文・たまひよカレッジ運営事務局)
※先輩ママの子ども年齢は、イベントが開催された2018年3月時点のものです。