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【医師監修】保育園・幼稚園の入園・入学をきっかけに、予防接種の受けもれをチェック!

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Choreograph/gettyimages

保育園や幼稚園、そして小学校などに入るタイミングに、ぜひチェックしたいのが、予防接種の受けもれ。もし、受けもれがあると、本来、防げたはずの病気にかかってしまうことも。そこで、定期接種で受けもれしやすいもの、さらには任意接種で受けておきたいものについて、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

定期接種で受けもれしやすいもの

予防接種には定期接種と任意接種の2種類があります。定期接種の場合、予防接種の時期になると、自治体などから各家庭にお知らせが届きますが、1回目を接種後、2回目までに間が空いて忘れてしまうことが。受けもれが多いのは以下のケースです。

水痘ワクチンの2回目

水痘(水ぼうそう)を防ぐための生ワクチンで、2回の接種が基本です。1歳のとき1回目を接種しますが、2回目までは3カ月以上空ける必要があり、忘れてしまいがち。1回接種では77%、2回接種では94%と発症を防ぐ確率が上がるので、必ず2回接種を。2回目は3歳のお誕生日の前日までなら無料で受けられます。

MRワクチンの2回目

麻疹・風疹を防ぐための生ワクチンで、2回接種します。1回目を1歳のとき、2回目は小学校入学前の1年の間に受けます。ずいぶんと間が空くのと、接種できる期間が1年と長いため、受け損ねてしまうことも。無料で受けられるのは小学校に入学する年の3月31日までです。たまに「小学校の入学式の前日まで」と勘違いしているママ・パパがいますので、注意してください。自治体などからの接種のお知らせが来たら、すぐに受けましょう。「まだ1年もあるから大丈夫」と置いておくと、うっかり忘れてしまいます。

任意接種で受けておきたいもの

任意接種は、定期接種以外のものを指します。「お金がかかるワクチンは受けなくてもいいもの」と思っているママ・パパがいますが、任意接種で防げる病気は、必ずしも重症化しない病気というわけではありません。定期接種と区別せず、積極的に受けましょう。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜとは、耳の下やあごの下が腫れて痛みが出る病気で、難聴や髄膜炎などの合併症を起こすことがあります。1回目を1歳のとき、2回目を幼稚園の年長さんのうち(3月31日まで)に接種します。ワクチン接種の金額は、一般的に1回5000円前後です。

インフルエンザワクチン

インフルエンザが流行する時期の前、10~11月に受けておきたいワクチン。2回接種で、2回目は1回目のあと2~4週間空けてから受けます。6ケ月から接種が可能ですが、1歳未満での接種は効果が薄いことがありますが、保育園に通っているなど集団生活をしている子はぜひ接種を。インフルエンザの発症を100%防ぐことはできませんが、重症化を防ぐことができます。

受けもれに気づいたときの対処法

母子健康手帳の予防接種記録を確認し、受けもれを発見したら、まずはかかりつけの小児科に相談を。母子健康手帳を持参し、受けもれている予防接種を受けましょう。ロタ、BCG、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンは、接種できる期間が決まっています。定期接種で無料のものでも、期間が過ぎると有料になる場合もあります。子どもの年齢で接種できるものは何か聞いて、受けていないものは有料でも受けましょう。

予防接種は赤ちゃん、子どもを病気から守るために必要なもの。わが子を守るのはもちろん、まわりのお友だちに病気をうつさないためにも、きちんと受けておくことが大切です。集団生活に入る前の、1つのマナーでもあるという意識を持つといいですね。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子 先生

初回公開日 2019/04/13

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