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「子どものけんかは、心の傷をつくらないよう、親のかかわりが必要」ベテラン保育者・柴田愛子先生に聞く!

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撮影/小山志麻

子どものけんかが始まると「どうしたらいいの?」と対応に悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。子どものけんかについて、“子どもの心に寄り添う保育”を理念に、37年間にわたり自主保育・りんごの木(横浜市都筑区)を運営する、代表・柴田愛子先生にお話をうかがいました。

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柴田愛子先生流 けんかのかかわり方★5つのポイント

子どもはけんかを通して相手の想いに気づいたり、「やり過ぎたかな?」「言い過ぎたかな?」と加減を学んだりするなど成長する一面があります。しかし「子どものけんかは、弱肉強食の世界。強い子が勝つので、心の傷をつくらないためも、親のかかわりが必要」と語る柴田先生。柴田愛子先生流“けんかのときのかかわり方のポイント”を紹介します。

子どもがけんかをしたときの、親のかかわり方のポイント

【1】大きなけがにつながりそうなときは間に入る

けがをしそうなときは「もう終わりね!」などと言って仲裁に入りましょう。くれぐれも両者の言い分を聞いたりして、どっちが悪いか白黒つけたりしないで! ママ・パパが助けに来てくれたというだけで、子どもは満足です。これは自分の子がやりすぎた場合も同じです。


【2】かみつく場合は、子どもの様子をよく見て
言葉で自分の気持ちが上手に伝えられないとかみつく子もいますが、かみつきは繰り返すケースも。そのためかみつく子の場合は、子どもの様子をよく見てください。ライオンが獲物をねらうように、じっと相手の子や持っているものを見始めたらかみつく可能性が! そうした様子が見られたら「〇〇くん、××したいね。待っていてね」と気持ちを受け止めて抱きかかえてしまいましょう。

【3】おもちゃは、貸したくなければ断ってOK
わが子が使っているおもちゃを「貸して」と言われた場合は、明るくわが子に「貸してあげる?」と聞いてください。「ヤダ!」と言う場合は、「ごめんね。今、使っているの」と断ってOK。もし大人の都合上、断りにくいならば仕方ありませんが、わが子には「ごめんね。貸したくなかったよね」と謝りましょう。


【4】「自分で“イヤ!”って言いなさい」はNGワード
おもちゃの取り合いなどでもめたとき「ちゃんとイヤって言いなさい」「泣いてないで、返してって言いなさい!」などと強く言うママ・パパもいますが、自分よりも強い相手には言えないもの。ママ・パパだって、自分よりも強そうでこわもての人に逆らったり、正論を諭したりするのはちゅうちょしますよね。子どもも同じなので、ママ・パパが間に入ってあげましょう。


【5】ちょっかいを出すのは、その子に興味がある証し
子どもがちょっかいを出すのは、その子に興味があるサイン。「○○くんに、ちょっかいを出されてばかり」と悩んだときは「お友だちになりたいのね」とプラスに考えてください。

きょうだいげんかは、危険でない限りかかわらなくてOK

きょうだいがいると、けんかが絶えないというおうちもあると思います。「きょうだいげんかは、上の子・下の子の年齢差に関係なく、ママ・パパは危険でない限りはかかわらないで!」と言う柴田先生。

「けんかが始まったら“うるさいから、隣の部屋にいるね!”などと言って、その場から離れるのも一案。子どもは親の愛情を、ちょっとでも自分に向けたいものです。けんかの仲裁が愛情を測るバロメーターにもなるので、ママ・パパが介入して、下の子(上の子)の味方になってばかりいると、仲が本当に悪くなるケースもあります。そのため原因を追究したり、どっちが悪いなど白黒つけたりする必要はありませんよ」

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“子どものけんかに親は口出ししない!”という考えもありますが、柴田先生いわく「口出ししなくてよくなるのは5歳ごろから」。5歳ごろになると、けんかができる間柄の子としかけんかをしなくなり、そこからお友だち関係が発展したりするそうです。それができるようになるまでは、ママ・パパは助け舟を出してあげたいですね!(文・麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

柴田愛子先生
りんごの木子どもクラブ代表。保育者。37年間、「子どもの心に添う」を理念に保育を実践。保育雑誌への寄稿、保護者や保育士向けの講演活動も行う。近著に『今日からしつけをやめてみた』(主婦の友社/1200円)がある。

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