黒歴史放出…!子どもと住むお部屋の準備~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#15
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」第15回です。
黒歴史放出…!子どもと住むお部屋の準備
妊娠中、出産へ向けていろいろと準備することが多いと思いますが、赤ちゃんを迎える部屋作りには結構苦労しました。
ベビーベッドは必要なのか、下着や服はどれくらいそろえるべきか、ベビーグッズを調べては購入し、どんどん物が増えていきました。
断捨離をし、いらない物はどんどん捨てたつもりでいましたが、結局それだけでは追い付かず、息子が1歳になった現在では、部屋が物で溢れ返っています。
そして、物が増えてごちゃごちゃした部屋を、縦横無尽に駆け回る息子…。
そろそろまた大幅な断捨離をしなければと思う日々です。
最近息子は、本棚から漫画の本を勝手に持ち出し、ペラペラと眺めていることがあります。
いろんな物に興味を持つようになったことはとても嬉しいのですが、ちょっと困ることも…。
それは、私の漫画好きが災いし、子ども向けではない漫画がたくさんあるということです。
先日も、息子のチョイスした本は『復讐鬼人』、『アル中ワンダーランド』。
1歳の息子には早すぎます。
まだ字も絵も理解できないので内容はわかりませんが、もう少し成長したら…と思うと、早くどうにか処理しなければと思う気持ちでいっぱいになります。
断捨離をしなければならない、子どもに見せるのははばかられるものが我が家にはたくさんあるのです。
何故今まで「断捨離」=「使わなくなったものを捨てて空きスペースを作ること」としか気が回らなかったのだろうと後悔しました。
使わなくなったものを片付けるのではなく、今後は「息子の目に触れさせたくないもの」を基準に断捨離していこうと決意しました。
本や漫画も勿論ですが、説明のしづらいアニメグッズも断捨離しなければ…。
将来「何のアニメ?」と聞かれて、『アンパンマン』や『ONE PIECE』ならば説明しやすいですが、「鉄道の駅を男性キャラに擬人化したアニメだよ」と言ってもなかなか理解しにくいと思います。
また、「森山」という名前の印鑑も捨てなければなりません。
これは、森山未來さんが好きすぎるあまり、学生時代に使う当てもないのに購入してしまった黒歴史の最たる代物です。
息子に聞かれても説明できません。
自分でもよくわからずに購入してしまっているのですから…。
ロールプレイングゲームの主人公の名前も「もりやま」にしているものが多く、その辺りも変更しておかなければなりません。
主人公が二人登場するものに関しては、「もりやま」と「みらい」に丁寧に分けて登録していました。
素直に自分の名前でプレイしていれば…と後悔の嵐です。
しかし、本気で断捨離を考えると、家にある大半のものを捨てなければならないことに気付きました…。
廃棄か共存か…限りなく廃棄の方向へ傾いていますが、息子が成長するまでもう少し悩むことになりそうです…。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。