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運動神経のいい子が、小さいころからしていた3つのこと

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で汗を流しませんか?
DGLimages/gettyimages

「両親ともに運動が苦手だから、わが子もきっと…」と思い込んでいるママ・パパが多いようです。しかし、運動神経は、小さいころにどれだけ体を動かしたか、で決まります。子どもの運動教室「リトルアスリートクラブ」を運営する、遠山健太先生に、子どもの運動神経について話を聞きました。

関連:“悪魔の3歳児”のいたずらの度が過ぎる! みんなはどう対処してる?

運動神経が作られるしくみ

まず、運動神経とは何を指すのか?から、教えてもらいました。

――遠山先生
「人間は、体を動かすために脳から指令を出しますが、その指令は神経細胞を通じて、脳から脊髄(せきずい)、末梢(まっしょう)神経、筋肉に伝わります。この指令を伝える回路のことを『運動神経』と呼ぶのです」

運動神経をよくする方法

次に、運動神経をよくするためには、何をすべきなのでしょうか?

――遠山先生
「生まれたとき、運動神経(運動の指令を伝える回路)は未発達ですが、さまざまな動きを経験することで、新しい回路が発達し、結果、運動神経がよくなります」
では、さまざまな動きとは、どんなことを指すのか、続けて紹介します。この3つの法則が、運動神経がよくなるポイントです!

その1 遊びの中で体を使うこと

遠山先生は、“投げる”“ぶら下がる”“ジャンプする”“引っ張る”など、日常ではなかなか経験するとことのない動きを、遊びの中で行うことをすすめています。

――遠山先生
「公園でボールを投げる、鉄棒にぶら下がる、幅跳びをする、綱引きをする、など、子どもの年齢に合った遊び方を大人が提案してあげましょう」

その2 体の柔軟性を養うこと

体の柔軟性がたりないと、しにくい運動が出てくるそう。とくに、足首、股関節、肩、胸椎(背骨の中の胸付近にある骨)の4つの関節が大切なようです。

――遠山先生
「“坂を上る”“座って脚を広げる”“ボールを投げる”“上半身をひねる”といった、4つの関節を使う動きを日常に取り入れると、柔軟性がでてきます」

その3 いろいろな運動、スポーツにトライすること

小さいころから、1つのスポーツを続けることで、運動神経がよくなると思われがちですが、実は違うようです。遠山先生は、小さいころはさまざまなスポーツを経験することが大事だと言います。

――遠山先生
「たとえば、サッカーしか経験したことがない子は、将来、投げることが苦手になる場合もあります。『運動神経をよくする』ことが目的であれば、小さいころにどれだけ多くの動きを経験したか、が重要なのです。ひとつのスポーツに限らず、子どもが興味を持ったスポーツは、なんでもトライさせてあげましょう」

運動神経には、小さいころにどれだけいろいろな動きを経験したか、が何より重要なことがわかりましたね。今回、遠山先生に教えてもらった、「運動神経をよくするためにできる3つのこと」は、いずれもすぐに試せるものばかり。子どもの年齢に合った運動を、遊びの中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

『1才2才のひよこクラブ2020年冬春号』には、遠山先生考案の室内でできる、運動神経がよくなる遊びを紹介しています。(文・ひよこクラブ編集部)


■参考:『1才2才のひよこクラブ2020年冬春号』「今、スポーツ界は早期スタートが主流です」
■監修/遠山健太先生
「リトルアスリートクラブ」代表トレーナー。子ども運動教室を運営、パーソナルトレーナーの育成など、多方面で活躍中。男の子と女の子の2児のパパ。

1才2才のひよこクラブ2020年冬春号

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