SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 「死なせない育児」ボンベイさん、家事なんて適当でいいんだにママたちが共感

「死なせない育児」ボンベイさん、家事なんて適当でいいんだにママたちが共感

更新

長女の育児で苦戦した経験から「死なせない」を最重要ミッションに掲げ、ママも幸せになる家事育児の方法を発信しているボンベイさん。育児に悩むママからの支持を得てInstagramは9万8000フォロワーがおり、家事育児メソッドを詰め込んだ著書『家事なんて適当でいい!』(KADOKAWA刊)も出版。5才長女、2才の双子女児の3人をほぼワンオペ状態で育てながらも笑顔でいられる秘訣をうかがいました。

関連:お母さんを頑張りすぎていない?『家事なんて適当でいい!』で話題の著者・ボンベイさんの育児論

慣れない同居、長女の出産でノイローゼ気味に

ドキッとしたメッセージが並ぶボンベイさんの著書『家事なんて適当でいい!』。でも彼女も最初から家事や育児に完璧を求めなくていいと、割り切れていたわけではありません。
ボンベイさんが東京で大学生をしていた時に交際を始めた夫の家族は、実家のある富山で飲食業を営んでおり、夫が継ぐことも決まっていました。

「結婚したら富山に行くことは決まっていて。義両親とは仲がよかったので、軽い気持ちで義実家での同居を始めました。でも義両親と生活ペースが全然違うのに、完璧主義で甘え下手な私は無理に合わせてパンク気味。そんな状態で長女を出産しました。義両親は育児に協力的でしたが、初めての子どもだったから私の独占欲が強くて『娘をとらないで』って悶々として義両親との関係は険悪になりましたね。しかも母乳があまり出ないタイプだったのに母乳育児を推進する産院で、母乳を出さなきゃってプレッシャーもつらかったです」

ストレスフルな環境を変えなければ…義両親との別居を決意

そのイライラが長女に向かい、ベッドに強めに放り投げたことがあったそう。ストレスフルな環境を変えなければ、長女に何をするかわからない、と恐怖を感じたボンベイさんは自身の気持ちを整理。そこで自分のペースで生活ができない義両親との別居を決意しました。

「当時はノイローゼ気味で、離婚覚悟で義両親とも同居を解消したいってむちゃくちゃケンカして。さすがに夫もまずいと気づいてくれ、住まいを分けたことでやっと落ち着けました」

手抜き=悪じゃない! 完璧は目指さなくていい

別居後、間もなく双子の妊娠が判明。自分のペースで育児をしたいから義実家には極力頼りたくない、夫は多忙でワンオペ状態。そこでボンベイさんは開き直ります。

「できないことはできない! そう考えて完璧を目指すのは止めました。でも妊娠中から自分のペースで育児するための準備は始めました。育児において最低限必要なものは食事と洗濯。宅配食事サービスに登録し、乾燥機付きの洗濯機に買い替えました。そのうえで、できないことはあきらめるとか、人に頼ることを考えました。だから妊娠中の人も、産後に無理をしないため、今から準備はしたほうがいいですよ」

子どもが不機嫌なときは、とにかく笑わせる!

「体力0%の日の晩ごはんはお菓子パーティ」、「どうしても子どもが泣き止まないときはイヤホン」。日本の育児の常識を覆す独自メソッドを「死なせない育児」としてSNSで発信したところ、ボンベイさんと同じ子育て世代からの支持を得ることに。

「『死なせない育児』は家族の体も心も死なせない最低ラインは守りつつ、家族が元気で笑っていることが最重要ミッション。お菓子パーティの夕食だって毎日ではなく、どうしても体力がない日は、子どももご機嫌になるお菓子にしてもいいのでは? という提案です。だってイライラしながら毎日完璧を続けるほうが無理でしょう? 手抜き=悪だと刷り込まれているママが、私の発信で肩の力を抜けたらいいな。そうなれば視野が変わるし、情報の取り方も変わってくるし。私の発信する内容を実践してほしいのではなく、自分のやり方を見つけてほしいですね。」

気になったことは相手に伝える。自分を変えれば周囲も変わる

長女の育児では悪戦苦闘。それなのに子どもが3人に増えた今の方が楽と、ボンベイさんは笑います。育児が好転した理由をご自身はこう分析。

「自分を変えるのが一番早いと気づいて、私が変わったから。性格を変えるのは難しいですが、行動は変えられます。自分の性格を認め、言い方ややり方を少しずつ変えていきました。大きなきっかけは、自分がやりたいこと、希望することを口に出したこと。もともとは自分さえ我慢すればいいと思うタイプだったので、以前の自分なら言えなかったでしょうね。夫に預けて2時間くらいふらっと外出するのも最初は怖かったですが、自分の時間が必要って気づいて行動に移しました」

家事なんかよりもっと大事なことがある

さらにママは育児に専念するもの、という固定観念を持つ人を説得する方法も教えてくれました。

「結局言うしかない。夫に直接気持ちが言えなかったときはメールで伝えて、溜め込まないようにしました。義両親にも違うと思ったことは言うように練習したら、今はなんでも話せるようになりました。おかげで今、義両親との関係はめちゃくちゃ良好です」

撮影/柳原久子(water fish) 取材/津島千佳

関連:鈴木あきえ 初対面ママ友にも積極的に。 脱「人見知り」のきっかけは、ある芸能人のひと言から

ボンベイ<プロフィール>
1988年、沖縄生まれ。結婚を機にご主人の実家がある富山に移住。長女の育児で苦戦した経験から「死なせない」を最重要ミッションに掲げ、無理をしない、つらくない、ママも幸せになる家事育児の方法を発信している。育児に悩むママからの支持を得てInstagramは9万8000フォロワーを持つ。家事育児メソッドを詰め込んだ著書『家事なんて適当でいい!』(KADOKAWA刊)が好評発売中。5才長女、2才の双子女児を育てている。

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング
関連記事
赤ちゃん・育児の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。