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小児科医から伝えたい!2020年大きなイベント目前に向けて注意を!

ビジネスの人々を見本市でぼかす
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「たまひよONLINE」では、乳幼児と家族の健康情報などを発信する「日本外来小児科学会 リーフレット検討会」の先生方による、最新の育児情報を定期的にお届けすることになりました!
今回は、その検討会にお集まりいただいた先生方、おおた小児科(千葉県)院長・太田文夫先生、太田まり子看護師、しまだ小児科(熊本県)院長・島田康先生に、2020年に心配していることにつて聞きました。

今年は大きなイベント目白押し、事前にママやパパは感染症対策を!

先生方が今、心配しているのは、56年ぶりに日本で開催される東京オリンピック・パラリンピック開催に関連しての感染症の輸入・拡大です。
2020年の夏は、各国から多くの方が訪れるため、日本ではほとんど見られないような感染症が広がるリスクもあるようです。

ラグビーワールドカップ開催時は、日本では珍しい感染症が国内で発生!

――2020年の夏は、海外から多くの方が日本を訪れるといわれています。人が多く集まり、移動すると感染症の流行が心配されると思いますが…。

太田文夫先生 ニュースになっている新型コロナウイルスも同じですが、海外から人が集まると、心配されるのが感染症の輸入・拡大です。
昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップのときも、オーストラリア在住の男性が、試合観戦のため来日し、死に至る恐れがある「侵襲性髄膜炎菌感染症」(しんしゅうせいずいまくえんきんかんせんしょう)を帰国後に発症したことがニュースになりました。「侵襲性髄膜炎菌感染症」は、日本ではとても珍しくほとんど見られない感染症ですが、多くの人が集まるとこういう病気になる人も出てしまうのです。

昭和37年~昭和53年度生まれの男性は、風疹の予防接種を!

――ラグビーワールドカップのときも、感染症に注意するように厚生労働省などから警告が出されていましたね。

太田文夫先生 この夏も同様です。開催前に、ママやパパにとくに注意を促したいのは、今でも国内で流行が見られる三日ばしか(以下 風疹(ふうしん))です。
厚生労働省のホームページなどでも呼びかけていますが、昭和37年~昭和53年度生まれの男性は、過去に風疹の定期接種が行われていない世代のため感染のリスクがとくに高まります。この年代の女性は、中学生のときに風疹の定期接種が行われています。

太田まり子看護師 昭和37年~昭和53年度生まれというとパパ世代なので、ひとごととは思わないでほしいですね。

太田文夫先生 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、原則無料で風疹抗体検査と風疹第5期予防接種を全国で実施しているので、まだ予防接種をしていないパパは、ぜひ受けてください。東京オリンピック・パラリンピックの観戦予定がある方やボランティアに参加する方は、予防接種は必須です。

大人が風疹にかかると、おなかの赤ちゃんにも影響が

――大人が風疹にかかると、どのような症状が見られますか?

島田先生 風疹にかかると発熱、発疹(ほっしん)、せき、リンパ節の腫(は)れなどが見られ、小児より重症化することがあります。
また風疹にかかっても軽度や症状が出ない場合は、気づかないうちに感染を広げる危険性があります。風疹は感染力がとても強い感染症です。
もし妊娠中の女性にうつしてしまうと、おなかの赤ちゃんの目、耳、心臓に先天性の障害が出ることがあるので、予防接種は受けてください。

太田まり子看護師 子どもの予防接種は積極的に受けるけれども、自分のこととなると消極的になったり、「自分は大丈夫」と過信しているパパは少なくないので、あらためて予防接種の必要性を考え直してほしいですね。

ママやパパのなかには、風疹の第5期予防接種を知らなかったという方もいるのではないでしょうか。自治体によって助成条件が異なるため、対象者のパパはお住まいの自治体で確認しましょう。ワクチンがある感染症は予防接種が有効です。自身や家族がかからないというだけでなく、うつさない、流行させないためにも社会全体で予防策を取ることが大切です。(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)


■協力/日本外来小児科学会 リーフレット検討会
日本外来小児科学会 リーフレット検討会では、子どもの病気、健康、安全、生活など、子どもを取り巻くすべてのことがらに対してリーフレット制作に取り組んで来ました。この活動の1つとして保護者や子ども自身にぜひしっておいていただきたいことを記載したコンテンツを「たまひよ」と一緒に作成していきます。

日本外来小児科学会は1991年に設立された学術団体です。

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