ベビー用グッズに変化の波が!?今、選ばれているのはコレ
ミニマリストや断捨離の流行から、物を厳選して購入する人が増えてきています。
そのようなママたちの声を反映するように育児用品を収納する家具にも変化が見られます。実はあるニーズが隠されていたのです。
■収納家具「処分しやすい」点が人気
「今、注目されているのが『段ボール製家具やクラフト製家具』と呼ばれる、処分しやすい家具」です。と語るのは、妊婦やベビーキッズ向け商品を扱う『たまひよSHOP』の商品開発担当者(伊藤悠紀)
「素材が『紙』なので資源ごみとして気軽に処分できる点が人気の理由です。本格的な家具を買う前のつなぎ家具として使える点や、価格も木製家具に比べてかなりリーズナブルなため、買い足し、買い替えもしやすいコスパのよさも支持されています」(伊藤)
その背景にはママたちのあるニーズがあるとのこと。
■リビングで育児したい!シンプルデザインが好評
「『リビングでお世話したい』という方が増えたことです。そこでどこに置いても邪魔しないシンプルなデザインのものを作りました。さらに、必要なものをすべてまとめたいとの声をうけて、育児グッズのサイズや量にあわせて容量も約140%にUP(同シリーズ当社比)させたところ、大変好評をいただいています」(伊藤)
「お子さんが生まれたばかりの方は衣類の収納にピッタリの左の『ベビーチェスト』(画像下)、1歳くらいのお子さんをお持ちの方は絵本やおもちゃの収納に役立つ『ブックシェルフ』を選ぶ方が多いです」(伊藤)
■コンパクト&どこにでも持ち運べるのが◎
『リビングで育児をしたい!』、そんなニーズを象徴するもうひとつの売れ筋商品も教えてもらいました。
「クラフト製家具のほかには、赤ちゃんのお世話グッズを入れる布製の収納ケースが人気です。布製なので軽くて、持ち運びも簡単。リビングでの育児を後押しする収納ケースです。蓋がガバッと開くから一目見て何が入っているかわかり、お世話に不慣れなパパでも使いやすいように工夫しています」(伊藤)
「普段はリビングに置いておくけれど、子ども部屋や、寝室など赤ちゃんと一緒に移動できる点が人気です。外出時はこのケースを車に積んで移動しているという声もいただきます」(伊藤)
赤ちゃんのお世話グッズで最低限必要なものをまとめて収納すると、赤ちゃんのお世話がしやすいだけではなく、どこに何があるかわかるので探すストレスもないのが嬉しいですね。赤ちゃんはどんどん成長し、必要なものも変化していきます。その時々にあわせた家具やグッズで、快適な部屋作りをしたいですね。
ここで、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた「お部屋作り・収納」に関するママたちの声を紹介します。
物は極力少なく…
「ズボラなので、掃除が楽な家が理想なので、物は極力少なくしています。『どうすれば物をきちんと収納して掃除が楽な家になるか』と、真剣に勉強して、時間をかけて工夫しました」
「家を建てる際に、インテリアコーディネーターさんと相談し揃えた物はオシャレですが、住み始めて私が増やした物は『…』です。ハウスメーカーの担当者のかたに『収納は多い方が良いと言えません。死蔵が増えるだけです』と言われて、収納は少なくしました」
物が捨てられない…
「一時期断捨離がブームになった時、本に影響されて頑張っていた時期があります。スッキリすることで快感を得られたりもしたものの、ある日捨ててしまったとあるモノが後々すごく高値で取引されているものと知り大後悔!情けないですが、それ以来とりあえず取っておく癖がついてしまい、不用品だけど今度フリマアプリに出品しようかなーなんて考えてしまい溜まる一方です。(結局めんどくさくて出品しない…)」
「部屋が汚い…というか物が多いです。物が減れば片付けも掃除もしやすいということは分かっています。が、夫はとにかく物をためるタイプ。私は私で、また出産するかもとベビーグッズ全部とってあります。マタニティ服も、子ども用品も。とりあえず、4人目産むかもととっておいたベビーグッズは処分しようかな。あぁ…すっきりした家で暮らしたい…」
今、何を買えばいいか迷う…
「0歳と2歳の娘がいます。戸建てを新築し、家具を探していますが、値段もモノもピンキリで、今の自分たちに合った家具選びが分からなくなってきてしまいました。(悩むのが楽しくもありますが…)子どもがまだ小さいので、良いものを高く買ったとして、落書きや傷をつけられてしまわないか心配。子どもの成長のタイミングで買い替えることを前提に、価格帯を抑えたものを購入するか、長く使うことを前提に品質値段共に良いものを購入するかで迷っています…」
最大の敵は不要な大物家具
「部屋にはゴチャゴチャした小物も多いです。必要なような不要なような…っていう微妙なものの片付け場所が定まってないのが部屋の見栄えの悪さに繋がってる気がします。そして最大の難敵は不要になった大物家具。粗大ゴミは有料なので簡単には捨てられず…。転勤族なので転勤のタイミングが断捨離のチャンスなのですが、幸か不幸かなかなか転勤せず(笑)断捨離のチャンスを逃しつつあります」
みなさん、お部屋作り、収納にはいろいろとお悩みのよう。家具を増やしたくない、いやいや物自体を増やしたくない、そんなニーズは口コミからも見て取れました。家族のライフスタイルの変化にあわせてぴったりの家具・方法を探してみてくださいね。
(文・たまひよONLINE編集部)
※文中のエピソードは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。