全国2060人のママを調査 家計の主導権は握るも、小遣いはなし!? 新米ママのお金・リアルボイス
妊娠・出産情報誌『たまごクラブ』、育児情報誌『ひよこクラブ』が、育児世代のトレンドを大調査!
生後0ヶ月〜1歳6ヶ月の赤ちゃんを持つ全国の2060人のママが、暮らしのお金や育児、夫婦関係などについて回答しました。調査結果をまとめた「たまひよ赤ちゃん白書」からは、令和のリアルな育児実態が浮き彫りに!一部を抜粋し、2回に分けてご紹介します。
調査概要:インターネットによるアンケート。全国47都道府県に住む、生後0ヶ月〜1歳6ヶ月の赤ちゃんを持つママに実施。有効回答数2060人。調査期間2019年10月19日〜11月9日
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%にならない場合があります。
家計は「ママに主導権」が6割
家計管理の主導権がどちらにあるかの質問では、「ママ」が61.6%と圧倒的。「パパ」は21.1%で、「二人で一緒に」は16.2%でした。家計管理に関するルール、夫婦のとりきめについてはこんな声も。
「クレジットカードは家族カードを作り、夫婦で一元管理。使った金額をお互いに確認できるので、安心です」(宮城県・28歳/子ども7ヶ月)
「夫はあればあるだけ使う人なので、家計は私が預かって、小遣いを渡すスタイルに定着。ただし、大きな買い物をするときは二人で相談」(埼玉県・31歳/子ども1歳2ヶ月)
「ふたりの収入はいったん全部、ひとつの口座に入れてそこからお互いの小遣いを支給。半年ごとに貯蓄額を確認してます」(愛知県・36歳/子ども10ヶ月)
「お互い、毎月定額を共有口座に入れて、そこから住宅ローンや水道光熱費、食費、将来の貯蓄など生活に関するお金を払います。服や飲み会など、個人の支出はそれぞれの残りの給料から」(愛知県・28歳/子ども1歳2ヶ月)
Q 家計管理の主導権はどなたにありますか?
「赤ちゃん費」は月5000円〜1万円未満
1ヶ月に使う、赤ちゃんのための出費は「5000円〜1万円未満」が最も多く、39.5%。続いて、「1万円〜2万円未満」が31.7%で、「2万円〜3万円未満」、「3万円以上」使う世帯は合わせても1割強でした。
Q 1ヶ月間に、赤ちゃんのために使う金額(平均)を教えて下さい。(おむつ代やミルク代など)
ちなみに、赤ちゃんグッズのうち、「中古品を買う」「中古品でもよい」と回答したものは「バウンサー」(35.8%)や「ベビーベッド」(34.2%)などが3割超。「1つもない」は約3割にとどまり、7割のママはなんらかのグッズを中古品での調達を検討していました。
Q 以下のベビーグッズの中で「中古品を買う」または「中古品でもいい」と思う商品があれば、すべてお選びください。
小遣いは、パパ3万円、ママは「なし」も!
気になる小遣いについては、ママ・パパで差が。
最多ゾーンは、パパは「3万円以内」(23.4%)なのに対し、ママは「1万円以内」(19.5%)。続いては、パパは「2万円以内」(19.1%)、ママはなんと「なし」(15.2%)でした。
ただし、共働きの家庭では「夫婦で同額」という声や、決めた小遣いがなくても「欲しいものがあればその都度申請」という声も。
「夫は小遣い制にして、ご飯や飲み会、私服はそこから出してもらってます。仕事のスーツなどは家計から」(埼玉県・24歳/子ども3ヶ月)
「共働きなので、生活費や貯蓄は折半。それ以外は自分のお金にしてます。小遣い制だと精神的に苦しくなるのでしません」(埼玉県・27歳/子ども1歳4ヶ月)
「私の小遣いは特にありませんが、友達とのランチなどに月5000円ぐらいは使ってます」(千葉県・28歳/子ども5ヶ月)
「一気に使い切らないように、夫の小遣いは週給制。飲み会などがあるときは、必要な分だけ渡してます」(兵庫県・32歳/子ども・1歳5ヶ月)
Q 1ヶ月間に自分のために自由に使えるお金(お小遣い)の金額(平均)をそれぞれ教えて下さい。
今どきのママ・パパは家計に協力しあうのが当たり前!?
それぞれの家庭でさまざまなスタイル、ルールがあるとはいえ、自由回答から家計に対する不満の声はあまり見られず。むしろ、子育てを軸に、夫婦で協力しあう様子が感じられました。
子育て世代にとっては、教育費はもちろん、マイホームなど「お金」の話はとても大切。きちんと話し合い、目標に向かって足並みをそろえることで、夫婦の絆も深まっていくのかもしれませんね!
後半では、子育て世代の貯蓄額や目標とするマイホームの金額についてご紹介します!
文/たまひよONLINE事業部
記事内容は今年で11年目を迎える「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」調査に基づいています。今年で11年目を迎える「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」は、2010年にスタートした、年に一度の大人気企画です。
全国の生後0ヶ月~1歳6ヶ月の赤ちゃんがいるママ約2000人を対象に、インターネットによるアンケートを実施。「実際に使ってよかった」というグッズを教えてもらいました。
その結果を集計し、2020年の最新ランキングが決定!
部門ごとに1位となった商品を大賞として、「出産準備ジャンル」「マタニティジャンル」をたまごクラブ3月号で、「赤ちゃんのいる暮らしジャンル」をひよこクラブ3月号で発表します。また「たまひよ赤ちゃん白書」は育児世代のリアルな生活について同調査で回答してもらいました。
このランキングはたまひよのwebサイト(https://st.benesse.ne.jp/babygoods_rank/)でも公開しています。