おたくマンガ家・ガーデニングに挑戦!?【御手洗直子のコマダム日記】
今回は直子がコマダムらしいことをした話。
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコマ&エッセイでお送りします。「つっこみが止まらないコマダム日記」#34
コマダムらしきこととは?
コマダムというテーマをいただいておきながらロクにコマダム的なテーマを扱うことがありませんでしたが、今回久々にコマダムっぽいテーマを引きずり出すことができました!家庭菜園です!造園です!いやガーデニングです!って言っても娘の教材のアサガオの鉢を増やしただけですけど…ガーデニング…?
教材としてもらったアサガオの種は7粒であった。そのうちの貴重な1粒をさっそく紛失し、実際植えたのは6粒だったのだがそのうち5粒から発芽し、丈夫そうな双葉が5本生えた。すごい発芽率である。自然界ではありえない確率な気がする。品種改良ってすごい。そのくらいの生命力がないともらってきたその日に種を紛失する小学生のもとでは生きていられないのであろう。そしてそんな生命力をもってしても埋めてもらえなければ発芽できないのである。(あたりまえ)運命とは残酷なものなのである。
それほど広くもない教材用の鉢のなかにでかい双葉が5本生えたので、園芸ドシロウトのわたしでさえ『この密度は大丈夫なのか…?』という距離感になった。ノットソーシャルディスタンスである。密です!(密ギャグ3週ぶり2度目)
そんなわけで先生にも相談し、鉢を分けることにした。新しい鉢と、毎朝毎朝『わたしもおみずあげたい!!』と叫び姉と乱闘にもつれこむ2号のためになにか他の植物も買ってこようということになった。というわけでホームセンターへ行き、新しい鉢とトマトとバジルを買ってきた。食う気マンマンである。加えて土と受け皿と添え木と肥料とハエトリグサを買ってきて合計3780円である。ハエトリグサがとても余計。しかし幼児がハエトリグサを欲する気持ちはとてもわかるので700円もするハエトリグサも購入した。すでにある程度立派に育っているトマトの苗の2倍の価格である。トマトがならない分本気で虫をとってほしい。どっちかと言えばハエトリグサよりとなりで大量のコバエを捕獲しているモウセンゴケがほしい。しかしコレグロいくらいにコバエの死骸が付着しているうえにおそらく(確実に)動かない。幼児がなぜハエトリグサが欲しいかというとグロく動くからであある。加えてコバエが大量に粘液に付着している類のグロいものがおそらく夫は嫌いである。チッ…じゃあしょうがねえ諦めるか…観葉植物に殺虫の本気を求めてはいけない。
まあとりあえず4000円弱かかったので大きめのミニトマトパック10個分のトマトがなってほしい。(無理)完全初心者なのに強欲がひどい。
アッ、あとアサガオが無事に咲いてほしいです!(忘れがちな今回の本題)おわり。
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko
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