毎日、作らなくたってOK!「フリージング離乳食」 のコツ4
赤ちゃんの離乳食作り。毎日手作りは大変!という人も多いのでは? ベビーフードも便利だけれど、毎食だと家計に響くことも…。
そこでおすすめしたいのが、“フリージング離乳食”。調理、または下ごしらえした離乳食を、冷凍庫に入れて凍らせて保存しておく方法です。
フリージング=凍らせておけば1~2週間の保存が可能で、食べさせたいときは電子レンジでチンするだけ!
育児雑誌「ひよこクラブ」で紹介しているとっても便利で簡単な、フリージング離乳食の基本についてお伝えします。
新鮮なうちに調理し、手早く冷凍がポイント!
離乳食で食べさせるものは、なるべく新鮮で、衛生的であることが原則。フリージング離乳食も同様です。
用意した食材は新鮮なうちにできるだけ早く、衛生的な調理器具で調理を。調理後は、冷めたら早めに冷凍します。
【冷凍のコツ①】1回分に小分けして冷凍
一度、解凍したものを、再び冷凍するのはNGです。1回に使う量に分けて冷凍しましょう。小分け保存容器のほかに、製氷皿やシリコーンカップを使って冷凍しても。小分け保存容器のフタをしっかり閉める、製氷皿にラップをかけるなどして、乾燥やにおいうつりを防いで。
【冷凍のコツ②】冷凍速度を速める
冷凍速度を上げると、風味や食感を保てます。小分けをしたら、金属製トレーに置いて凍らせる方法がおすすめ。
【冷凍のコツ③】汁けのあるものは容器の半量を目安に
汁けのある煮ものなどを冷凍するときは、容器の半分を目安に入れて。多すぎると、解凍するときにふきこぼれる恐れが。
【冷凍のコツ④】薄く、平らにして包む
ごはんやうどんなどをラップで保存するときは、速く凍らせるため中身を薄く、平らにしてしっかり包みます。ふんわり包むと、ラップのまま解凍する際に中身が出てしまうことがあるので注意を。
フリージングした離乳食は電子レンジで中までしっかり加熱を
フリージングした離乳食を赤ちゃんに食べさせるときは、必ず加熱してから食べさせます。常温や冷蔵庫での自然解凍は絶対にNG! 雑菌が増殖する恐れがあります。しっかり凍った状態のものを、電子レンジや鍋、フライパンで手早く加熱し、解凍するようにします。
【解凍のコツ①】電子レンジにかけるときは空気の通り道を作る
耐熱容器に凍った食材を入れて電子レンジで解凍するときは、ラップをふんわりとかけます。ぴったり密封した状態で加熱すると、ラップが破裂する原因に。
ラップで包んだものをそのまま加熱するときは、耐熱皿にのせてラップを少し開いて。
【解凍のコツ②】電子レンジでは少しずつ加熱を
加熱時間を短めに設定し、食材の様子を見ながら少しずつ加熱します。電子レンジは水分がなくなりやすいので、途中で水をたしてもOK。
【解凍のコツ③】中まで加熱できているか確認し、十分に冷ます
加熱むらがないよう、加熱後は混ぜて温度の確認をします。冷たい部分があったら、10秒ずつ再加熱して様子をみましょう。
加熱後の器は熱くなっているので、赤ちゃんの前に出すときは、別の器に移し、食材をよく冷ましてからにしましょう。
週に1回、離乳食をまとめて調理してフリージングしておけば、あとは毎日、毎食、それを組み合わせるだけでOK!
『ひよこクラブ』2020年7・8月特別合併号(6月15日発売予定)の別冊付録「カレンダー式離乳食 フリージング離乳食レシピ」では、フリージング離乳食を組み合わせたレシピ&献立をたくさん紹介しています。
離乳初期、離乳中期、離乳後期、離乳完了期、それぞれの時期に合った方法が載っているので、ぜひチェックしてみてください。これ1冊で、夏の離乳食を乗りきりましょう!
監修/中村美穂先生(管理栄養士) 撮影/武井メグミ 取材・文/ひよこクラブ編集部
参考/『ひよこクラブ』2020年7・8月特別合併号 別冊付録「カレンダー式離乳食 フリージング離乳食レシピ」
ひよこクラブ7・8月合併号
ひよこクラブ7・8月号ではママやパパのためのSDGs記事を掲載。ほかにもムーミンベビーのBIG保冷マグバッグや、カレンダー式離乳食フリージング別冊などの付録がついています。