モデル・ソンイ 子どもが不得意だたったのに、息子が生まれて真逆に「人に頼ることも覚えました」
SNSでレパートリー豊富な離乳食を披露し、ママたちから「カワイイ!」「参考になる!」と注目を集めているモデルのソンイさん。1才になった息子の育児に奮闘する中で感じたことや、わが子の成長とともに深まる家族の絆(きずな)について語ってくれました。
「まだできない」と決めつけずに、トライすることも大切
多くのママがそうだと思いますが、赤ちゃんの成長や発達には目安となる月齢があるので、「その月齢を迎えるまではできるはずがない」と思いがちです。でも実は、チャレンジしたことがないだけで、早いうちからストローで麦茶を飲めたり、スプーンを自分で持てたりする子も。成長や発達は本当に個人差が大きいんだなと実感しています。
わが家の場合は、息子が朝ごはんをあまり食べてくれなかったのと、就寝中のおしっこもれやうんちもれが多かったので、失敗を覚悟で、1才になる少し前に夜間と寝かしつけのミルクをやめてみることにしたんです。
すると、これが意外とうまくいき、夜中に起きなくなっただけでなく、夜にミルクを飲まないぶん、朝ごはんをモリモリ食べるように。もちろん、無理にやらせるのはダメですが、場合によっては目安の月齢より前にトライしてみることも大切だなと思いました。
パパと息子の2人の世界に、ちょっとジェラシー(!?)
1才を迎えて、赤ちゃんらしい体つきから少しずつ幼児体形になってきたので、息子とのファッションもこれからの楽しみのひとつです。とくに主人は親子コーデをしたいらしく、早くもおそろいのスニーカーを買ったり、いろいろ準備をしています。
そんなパパの愛は息子にもしっかり届いているようで、最近は少しパパっ子に。寝ているときも、自分から転がっていき、いつの間にかパパの腕にうずくまってる…。正直、主人に対してちょっとだけジェラシーを感じています(笑)。
あと、私が出かけている間に2人が新しい遊びを開発したときも…。サークルベッドにブランケットをかけて秘密基地みたいなものを作って遊んでいたことがあったんですが、息子がそれはもう楽しそうで。姉妹で育った私には思いつかない遊びだし、男の子はそういう遊びが好きだとわかっているんですけど、やっぱりママはちょっと寂しかったりもします。
出産前は子どもと接するのが得意ではなかったけど…
そんな私も、実はわが子が産まれるまでは、子どもと接することが得意ではなかったんです。妊娠中の方がおなかの子に話しかける姿を見て気恥ずかしくなってしまったり、飲食店では自分のペースで食事ができないママをかわいそうだと感じたり…。わりと子どもがいることにネガティブなイメージを抱いていました。
でも、いざ自分がママになってみたら、大変さよりもわが子のかわいさが上回る!人に頼ることや、潔くあきらめることも覚えて、周囲の人の手を借りながら、今のところは順調に育児を楽しめている気がします。
先輩ママである双子の姉も、よき相談相手の1人です。ほかの人に聞きにくいことも本音をさらけ出して聞けるし、「これでいいよね?」「大丈夫でしょ!」って、お互いに、日々、励まし合っているので、メンタル面でもすごく助けられています。
取材・文/坂井仁美、ひよこクラブ編集部
パパや双子のおねえさんと協力しながら、1才を迎えた息子さんの子育てを、頑張りすぎずに楽しんでいるソンイさん。
ソンイ
Profile
1989年生まれ。中国大連出身。モデル。雑誌『Popteen』『BLENDA』などで活躍し、テレビやイベントにも多数出演。2019年3月に男の子を出産。ライフスタイルや日々の育児を発信するSNSも人気です。
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『1才2才のひよこクラブ』2020年夏秋号でも、息子さんとの生活や子育ての悩みについて語ってくれました。1才バースデーのステキな写真も掲載。