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片付けのプロに聞く 3つのカンタン心構えと、5分でできる小掃除術

更新

妊娠・育児中のママからは「とにかく時間がない」という声がよく届きます。部屋の掃除もなかなか思うようにいかない…そんな忙しいママたち向けに、5分で家のなかをキレイに保つコツをライフオーガナイザーの水谷のぶこさんに聞きました。これで、年末の大掃除はもう必要なくなるかも。

教えてくれた人
水谷 のぶこさん
Profile
ライフオーガナイザー。愛媛県の禅寺で住職の妻をしながら、夫、息子、娘、愛犬と暮らす。「丁寧で楽ちんな暮らし」を目指して、めんどうくさがりでもできる時間の片づけ、段取りの工夫を日々研究実践中。ブログ「寺嫁のんさんの願いをかなえる暮らしの時間」も好評。

ラクチン小掃除の3つの心構え

忙しい子育てママに5分でできるラクチン小掃除をすすめる水谷さん。まずは、上手に取り入れるための心構えを聞きました。水谷さん自身も普段から、以下の3つを意識しているそうです。


心構え1 「ながら掃除」
何かをしながら、ちょっとしたスキマ時間に掃除

心構え2 「ついで掃除」
身支度など毎日の流れ(ルーティン)のなかでついでに掃除

心構え3 「目についたらすぐ掃除」
気づいたときに時間があればササッと掃除

まずはどれか1つを意識するだけでもOK。できそうなものから取り入れて、だんだんと習慣化できるようにしていくのがポイントだそう。

忙しいママ向け、5分でパパッとできる小掃除術

3つの心構えをふまえ、水谷さんがいつも実践している小掃除術を教えてもらいました。

便利グッズをつかって家事し「ながら掃除」

汚れがたまりやすい箇所を、料理や家事をしながら、サッと掃除をしておけば、いつもキレイな状態を保てると水谷さん。

スキマブラシでながら掃除

お料理しながら、すき間をブラシとヘラでピカピカにしているという水谷さん。
「隙間掃除用に開発された無印良品のブラシ3種とヘラを愛用しています。鍋を火にかけ『ながら』、IH調理器や食洗機の溝、シンクの蛇口の付け根部分などをピカピカにします」(水谷)

テレビを見ながらコロコロ掃除

「カーペットや畳の掃除は、コロコロ(粘着カーペットクリーナー)で。手で持つタイプならテレビを見『ながら』掃除できるのでラクチンです。面積の大きなカーペットなら、長い柄のついたタイプがおすすめ。腰をかがめなくても、手早く掃除ができます」(水谷)

さらに、お風呂の湯を抜いた後、乾いたバスタブの髪の毛を取るのにもコロコロを愛用中とのこと。水回りは髪の毛が詰まると大変なので、こまめにやっておくと後がラクそうです。

古タオルをいつもポケットにいれて「ついで」掃除

使い古しのタオルハンカチや、タオルをカットしたものを雑巾がわりにして、家事をするときはエプロンのポケットにいつも入れているという水谷さん。

古タオルを常にポケットに

「洗濯機を使った後、『ついで』に気になる汚れを古タオルで拭いたり、洗面台を使った後、『ついで』に洗面ボウルや蛇口を拭いたり。料理をしながらIHコンロや冷蔵庫を拭くのにも重宝します」(水谷)

使った古タオルは、1〜2日で使い捨てているとのこと。洗う手間も省けてラクチンです。

エプロンに小掃除道具を

水谷さんは、家事タイムにつけるエプロンのポケットの1つに、無印良品の隙間掃除シリーズを、もう1つのポケットに古タオルをスタンバイ。何かをしながら、何かのついでに、いつでもサッと掃除をしているそうです。

目についたら後回しにせず「すぐ掃除」

ちょっとした汚れをみつけたら、その場で手を動かすのが結局ラクと水谷さん。

メラミンスポンジで水垢退治

「洗面所にはメラミンスポンジを置いておいて、洗面台のボウルや鏡などをいつでも拭けるようにしています」(水谷)

インテリアになじむケースに入れて、隠しながらもすぐに使えるように置いておくのが習慣化するポイントとのこと。

クイックルワイパーで拭き掃除

「掃除機や雑巾がけ代わりに、目についた汚れをさっと拭けるようにクイックルワイパーをすぐ取り出せるところに置いています。私が好きなのはウエットタイプのシート、特に強力タイプの『クイックル ストロング』は水分量が多くて、キッチンの油汚れもよく取れるので便利。玄関のたたきも拭いています。収納場所も取らないし、見た目もシンプル。子どものこぼした飲み物などの掃除も簡単にできますね」(水谷)


さらに、床掃除をした後、シートを外して、そのシートでお風呂場のドアの桟の溝を拭いているという水谷さん。床掃除の流れで溝もキレイになって、一石二鳥です。

掃除の手間を減らす工夫も大切!

「5分程度の短い掃除時間の積み重ねで、大掃除が不要になるくらいきれいになる」という水谷さん。そのために普段の掃除の手間を減らす工夫も大切だと言います。では、水谷さんはどんな工夫をしているのでしょうか。

「例えば、冷蔵庫の上にラップを敷いておけば、油や埃の汚れもラップを交換するだけでOK。見た目も悪くならないし、大掃除もしなくてよくなりました」(水谷)

冷蔵庫の上にラップ掃除の手間をカット

「できるだけ床に直接モノを置かないようにする、家具やモノをシンプルにすることも大切です。子どもが小さいと、おもちゃの片付けが大変ですが、最近はプレイマットが巾着型の収納袋になって、サッと片付けられる便利グッズもあります。100円均一ショップにもあるのでチェックしてみてください」(水谷)


「掃除しなきゃ」「片付けなきゃ」と思えば思うほど、できないとイライラしがち。「そんなときは、スキマ時間での小掃除がおすすめ。家中をピカピカにしなくても、目の前の1つがキレイになれば、達成感が持ててイライラもきっと減るはずです」と水谷さん。

今回紹介した小掃除の3つの心構えと技を参考に、ぜひ、今日から試してみてください。


写真提供/水谷のぶこ 
取材・文/武田明子 

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