毎日脱走!しつけの妖怪で万事解決![夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#81]
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります!
【第81回】毎日脱走!しつけの妖怪で万事解決!
最近、保育園へお迎えに行くと、ダッシュで逃げていく息子。
廊下を走って、他のクラスの方まで行ってしまったりと、とにかく走りまくります。
誰かにぶつかったら危ないよ、走っちゃダメだよ、と優しく言っても聞く耳を持ちません。
とにかく走ることが大好きで、まだまだ体力があり余っているのか、すぐ走っていってしまいます。
旦那が迎えに行くと、息子が走り出そうとする瞬間に止められてしまい、その後も走ってはいけないということを言葉で聞かせているのですが、とにかく走れなかったという嫌な気持ちが爆発してしまい、いつも号泣しながら帰ってきます。
結果的に走らなかったことは良いことなのですが、毎回毎回号泣しながら帰ってくるのも…と、少し気になってはいました。
私がお迎えに行くと、すぐに走り出してしまって、止められないことが多いのです。
というのも、私と先生が話しているときなど、ちょっとした隙間をうまく見つけて走って行ってしまうため、引き止めることがなかなか至難の業なのです。
それでも旦那は食い止めているため、私が少しぼーっとし過ぎているというのもあるのですが…。
しかし、これではダメだと思い、最近は何とか逃亡するのを食い止めています。
すると走れなかったイライラで、泣きだしてしまうというのがお決まりのパターンなのですが、ここを何とかしなければいけません。
そこで思いついたのが、「ギョロロ」です。
ギョロロというのは、徳島県の妖怪で、子どもをしつけてくれるという少し変わった特徴があります。
旦那が徳島出身ということもあり、以前ネットの記事で気になって読んでみたことをきっかけに存在を知りました。
このギョロロというのは見た目が派手な鬼と妖怪の中間のような感じなのですが、息子も、怖いような見たいようなという感じで何とも惹きつけられているのです。
息子が走って行ってしまいそうになると、「あ!ギョロロだ!」と、保育園の廊下の窓から外を指さしました。
「あそこあそこ!あそこにギョロロがいるよ!」と、迫真の演技で息子に話しかけます。
すると、キョロキョロと窓の方を見渡す息子。
その瞬間、息子を抱っこし、「あそこだよ!見える?」と、窓の外を見せるのです。
当然ギョロロはいないのですが、「あれ?いないなー…あそこかなー?」と、窓の外を息子を抱っこしながら見てまわります。
その頃には、走りたい気持ちよりギョロロを見つけたい気持ちが強まっているため、今度はそのまま靴を履かせて、「おうちにいたかも!おうちに帰って探してみよう!」と言ってフィニッシュです!
しつけの妖怪のお陰で、なんとか逃亡を阻止できました。
徳島県に足を向けて寝られない日々が続きそうです…。
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夫婦のじかん大貫さん プロフィール
吉本興業所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。
・「夫婦のじかん」YouTubeチャンネル