部屋の隅でひとり涙…義実家への「#帰省ブルー」乗り越える方法はあるの?
この時期、SNSで増えてくるハッシュタグが “#帰省ブルー”。
せっかくのお正月休みに義実家への帰省が憂うつ…といった妻たちの声です。
まだまだ帰省自粛ムードがあるものの、口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、帰省シーズンになるとブルーな投稿が増えているようです。
ストレスが溜まる帰省ブルー
「親戚の集まりでは、家政婦のよう。休む暇もなく料理に、酔っ払いへのお酌に、山積みの皿洗い。正月休みは、休みではなく過酷な労働です」
「夫は酔っぱらって爆睡。残された私は義両親の話し相手。話すこともなく気まずい時間。1分が1時間に感じます」
「まだ離乳食の娘に、義母はお菓子や刺身を食べさせようとするから困る。あまり強くも言えないし…。夫も何も言わず、帰省後は決まって夫婦仲が悪くなります」
「親戚の集まりで目立つ意地悪はされませんが、空気のように扱われるため毎回ぼっちでつらいです。夫は、夫が側にいなくても上手くやれる嫁を期待されています」
「年末年始は必ず義父兄家と義母実家に強制連行。いつでもお手伝いできる気の利いた嫁をせねばならず、特に義母の実家では『エプロン持参が当たり前よ』と、釘をさされてます。そして、夫は酒飲んでひたすら妻を無視」
義実家への帰省を「楽しみ」という声はあるものの、「休んだ気がしない」「気を遣う」「ストレスが溜まる」「疲れる」という人も少なくありません。
帰省ブルーの嫁、その時夫は…
「親戚の集まりで、かいがいしく働く嫁をしないと夫の機嫌が悪くなります。いい嫁もらった自分を演出する材料でしかない」
「親戚は、私のわからない話題ばかりで半ば仲間はずれ的。いつも会の途中で悲しくなって、目が痛いとか、下痢のフリをして何度もトイレで涙をふいては部屋に戻るを繰り返してます。夫に虚しさを伝えたところ『お前が輪に入ろうとしてないだけ』と、一蹴です」
「大皿料理だと、嫁が手を伸ばしにくく、結局ほとんど食べられずに終わっています。新婚の義弟は、遠慮しているお嫁さんに取り分けてあげてるのに! うちの夫は1人でバク食いです!」
「義実家に行くと、夫も見栄が出るのか、偉そうな態度に急変。亭主関白気取りです」
夫も実家に帰るとリラックスするのはわかります。でも、アウェイな中に放り込まれる妻をもう少しだけ気遣って欲しいところ。悔しくて陰ながら涙する妻がたくさんいるようです。
帰省ブルーを乗り切る方法
「仮病です。コロナもあって、何日か咳を続けたところ『今年は、俺だけ行ってくるよ』と、帰省クリア! 自分に主演女優賞をあげたい」
「親戚の話し相手が憂うつ。なので、料理を出すだけ出し、後片付けさえすれば、嫁がいてもいなくても誰も気にも留めないことを逆手に、そっと抜け出して本読んでます」
「集まりの中に、まだ手のかかる小さい子がいたら、そのママに『私みててあげるから、ゆっくり食べてていいよ』ってシッター役を引き受けます。『大丈夫、私は後でゆっくり食べられるから』なんていい人を演じるのです。相手のママは助かるし、私は会を抜け出して赤ちゃんとお散歩で脱出成功!」
「夫が、私の親族の集まりに参加した時、夫にとっても義実家は少なからず気を遣うだろうから、夫を気遣う振りをして、私にどんな時に、どうして欲しい? 不満や不快に思ったことは?と、聞きました。そして、その不満は、あなた以上に帰省で感じるのよ!とも。やっと義実家の苦しみを理解できたみたい」
“いい嫁”になろうと肩に力を入れ過ぎず、少し割り切ってしまうのもありかもしれません。
夫にもしっかりと伝えて、理解してもらうことも大事ですよね。みなさんの帰省ブルーが少しでも解消されますように。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。