「ババアうざい」これで乗り越えた!子どもの反抗期対処法【ママの体験談】
大人の階段をのぼる上で、大なり小なり誰もが通る反抗期。子どもの成長過程なのだと広い心とあたたかい目で見守りたいところですが、「うざい」「うるせ~」、そして「くそババア!」と言われて悲しい気持ちになることも…
子どもが反抗的な態度やひどい言葉を放った時の対処方を口コミサイト『ウィメンズパーク』の先輩ママに聞いてきました。
反抗期にはスルー&放置が基本
「高校生と中学生の子がいます。子どもがカッカしてる時は、聞く耳を持たず何を言っても響かないので放っておくに限ります」
「しばらくソッとしておくと自分なりに気持ちを落ち着けて戻ってくるの繰り返し。そのうち嘘のように反抗期が去っていきました」
「基本は放置。状況によってはたしなめたり、叱り飛ばしますが、言い合いになる原因がしょーもない事ならそもそも突っ込まないです」
「高校生の息子ととことんやり合ったこともありますが、やがて“引くこと”を覚えました。これ以上はダメだなと思ったら親が引く。『何にも言い返せないのかよ?』とも言われましたが知らん顔。熱が冷めるまで放置です。そして、熱が冷めても蒸し返さないが鉄則です」
親は常に冷静に、同じ土俵にあがらない
「ガッツリ向き合わねばならない案件ならば、感情的にならず、まず子どもの話を聞き、こちらの意見を伝えます。途中で『クソババア』みたいな事を言われても無表情で対応して本題に戻るかな」
子どもの横柄な態度や言葉に腹がたつこともありますが、時には引き、時には相手にせずスルーするのが効果的なようです。
譲るラインのハードルを下げる
「親の言われるがままに行動するのが嫌になり、自分の考えで行動したいのが反抗期。親はちょっとでも気になることがあると口を出したくなるけれど、そこはぐっと堪えて、譲る&見守るラインのハードルを下げてみて。譲れない部分が多過ぎると、子どもの反抗は強くなって当然です」
「中1ですが、反抗期はぶっちゃけ大したことありません。というのも、私も夫も全然押さえつけていないからです。『うっとうしい』という言葉が出たら、親は『わかった』と、さっと引きます。ただ、身を引く代わりに自分でやるべきことには一切手を出さない。本人が何も言わない限り何もしない」
譲るラインのハードルを下げておくと、子どももストレスを溜めず、円滑な親子関係を築くことができるようです。
締める時にはビシッと言う
「親を舐めるのは自然な反応。舐めさせておいて必要に応じてきゅっと締めます」
「普段は細かい事は放っておきますが、これは許せないという時だけ徹底的に本気で怒ります。高1の息子を涙流すまでとことん叱りました。可愛いわが子ではありますが、こういう時はもう戦い。大声で叱ったわけでもないのに、本気の怒りは子どもには通じるものです」
いつも怒ってばかりでは効果が薄れるので、ここぞという時に叱る。このメリハリが肝心なのですね。
突き放すのも親心
「『ママなんてマジいらね』と言われて『よしわかった。明日から何もしないから1人で生きろ』でした。親として、衣食住は最低限確保してましたが、あとは『自分でやりなさい』で通しました。結局、1日たたないうちに音をあげました(笑)。1人では何もできない子どもだという事を自覚したようです」
「親に暴言吐くような子に、せっせと美味しいご飯作って快適に過ごさせてあげたりはしません。親に反抗しながら、アテにはして甘える、これは正しいことなのか?と、食事はともかく、他のことは『自分でやってごらん』でした。反抗期の息子は意地でやっていました。優しく世話してあげるのは楽ですが、突き放すのも成長に必要かと」
反抗期に過干渉は禁物。失敗を回避させるべく親が先回りしたりせず、細かいことまで頭ごなしに否定せず、徐々に距離をとっていく時期であることを親が認識すべき時でもあります。反抗期は、親も子どもと一緒に成長する時期なのかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。